あらすじ極太のたらば蟹の脚肉をほうばる『たらば寿し』。ワインで漬けた肉厚の十勝牛を堪能する『十勝牛のワイン漬ステーキ辨當』。脂ののったサーモンに舌鼓を打つ『サーモン寿司』。広大な釧路湿原や冬の北海道ならではの流氷も登場する『駅弁ひとり旅冬の極上駅弁編』いざ、出発進行!!
鉄道による日本一周で、各地域の駅弁を食べて弁当作りに活かすという、壮大なのか矮小なのか分からない理由で旅をする。そしてひとり旅と言いつつ何故か行く先々で同行者が出現して、だいたい2人旅になっている(弁当の種類を多く紹介できるからだろうが)。でもこういう突っ込みがいのある作品はいい作品が多い。溢れ出る熱量が天然の面白みを生む。 電車にも弁当にもその土地の歴史や文化が反映されていて勉強になるし、地元民は少し誇らしい気持ちにもなると思う。廃線になってしまったり、終売してしまった弁当もあるが、こういう形で記録に残るのは非常に素晴らしいことではないだろうか。 自分の地元の駅弁も出てくるが、住んでいた頃はそれほど電車に乗らなかったし、最寄りでもなくわざわざ行くところでもなかったので、全く知らなかった。次に帰省する時は寄ってみたい。