あらすじ膨大な気を取り入れ、多くの魔を孕み、その裡に父・宗魄を取り込んだ宗一郎が姿を消した。必ず戻ると約束を残して…。統道に入学した時に咲き誇っていた桜が、季節外れの花をつけた時、宗一郎と雅孝の約束の日が訪れる。迷い、惑い、悩み、まっすぐな道などないと判ってなお、進み続ける。振り返ればそこに、あの頃の僕らがいて、立ち止まれば今、隣に友がいる。だから、この拳に希望を握りしめ戦場へ向かう。天上天下最終巻、遂に完結。力強く打ち放たれる渾身の一撃を見よ!
腕っ節が強い奴が学園の支配者となる統道学園で最強を目指す凪宗一郎とボブ牧原の話。 当初はそんな学校あるか!と思う程度で、格闘シーンは現実の範疇にギリギリ収まる程度だったが、生徒会執行部と凪たちが所属する柔剣部の因縁、そして凪一族の宿命などが折り重なって話がどんどん壮大になっていき、それに伴いチャクラの解放や魔術的な技、最新兵器などがどんどん投入された結果、終盤はもはや格闘漫画という枠では語りきれないほどの激しさ。 戦闘の派手さ・激しさ・魅せは大暮維人の持ち味だし、そういう大暮維人が好きなので天上天下は結構好き。