『ブラック・エンジェルズ』に登場した松田のスピンオフ作品です。 決めセリフは「いんだよ! 細けえ事は!!」ですが、ネット上のミームでは「細けえ事は良いんだよ!」で有名です。 松田は脳天を銃で撃ち抜かれ死んだはずなのに、何の説明も無く上記のセリフと共に生き返って再登場したと言う経歴を持ちますが、その無茶な超人ぶりを逆手にとった作品がこのザ・松田です。 内容的には社会を風刺するというまあ青年コミックでありがちな物ですが、その手段がまたぶっ飛んでいるので、風刺とかどうでも良くなり楽しく読めるでしょう。 ジャンボジェット機を生身で押し返すシーン等、もう超人とか言うレベルじゃねえな?とは思いますが、それこそ細けえ事は良いんだよ!です。 作者氏も彼の人気要素を分かっていらっしゃるようで、松田は細かいことが嫌いらしい、と言うキャラ付けが為されているので、期待通りの活躍を見せてくれます。
このところ揺れ続けている角界ですが、こっちの方のスキャンダルだったら、あまり大ゴトにならなかったかもしれません。「男芸者」の異名を持つ関脇・恋吹雪の活躍を描く物語…、といってもその異名通り、半分は夜の取組のお話です。一夜を共にした女性は艶と運を手にするという噂があり、彼はもちろんモテモテ。しかしおごることなく、土俵でもベッドでも手を抜かない、という信条に従い必ず四股を踏んでからコトに及ぶという、かなりぶっ飛んだ内容です。ただ、これがよくありがちな破天荒力士という方向へいかず、男としての色気、という道を突き進んでいくのがいいですね。土俵上の技でお客に喜んでもらい、さらに女性も満足させて幸福に、という異色のコラボを見事に実現させています。さりげなく”相撲最強”伝説を匂わせてくれるのもたまりません。さらにあのリッキー大和もゲスト出演してるなど、ニクイ演出もありオールドファンには感激ものです。
一般的に「現代版仕置き人」という認識の本作。第一部にあたるパートはまさにそうで、ヤクザにチンピラ、汚職刑事に悪徳政治家、金持ちのバカ息子に結婚サギ野郎と、わかりやすい悪党を黒き天使たちが打ち倒す、という日本人が大好きな勧善懲悪ストーリー。法で裁けぬ悪に天誅をくらわす、しかもその手段が暗殺、という昨今の少年漫画ではまず見られない内容です。またこの悪党が、まるで改心のかけらも見せない”ド外道”なんですよね。なので死んで当然と割り切ってしまえる痛快さがこのころにはあります。この第一部の印象が強くて以降のストーリーは忘れられがちですが、この後、革命をもくろむ竜牙会との死闘を経て大震災後の日本へと舞台は移り内容は一変。少年ジャンプの王道パターンともいえる力のインフレ化を起こし、やがては超能力バトルにまで発展してしまいます。ここまで無茶苦茶しなくてもとも思いますが、やはり漫画の本質はよくできたウソですものね。延々と暗殺を繰り返す内容でも、ちゃんと虚構とわかって読まれていた、良い時代に存在した奇跡的な名作だと思っています。
※ネタバレを含むクチコミです。
偏ったジャンルばかり読んでいると損しているかもしれない!と思い立ち、新規開拓すべく電子書籍サイトをうろついて目に留まったのがこちらです。 こんなに美形の相撲取り、います? 最近ポジションを確立してきた相撲漫画ですが、ここまで女受け狙いの容姿をした人は見たことありません。 内容的には「あ~ゴラクっぽい~^^」って印象はありますが面白いです。相撲好き女性には絶対薦めたい。
この平松伸二の真田幸村とは違うよね...
『ブラック・エンジェルズ』に登場した松田のスピンオフ作品です。 決めセリフは「いんだよ! 細けえ事は!!」ですが、ネット上のミームでは「細けえ事は良いんだよ!」で有名です。 松田は脳天を銃で撃ち抜かれ死んだはずなのに、何の説明も無く上記のセリフと共に生き返って再登場したと言う経歴を持ちますが、その無茶な超人ぶりを逆手にとった作品がこのザ・松田です。 内容的には社会を風刺するというまあ青年コミックでありがちな物ですが、その手段がまたぶっ飛んでいるので、風刺とかどうでも良くなり楽しく読めるでしょう。 ジャンボジェット機を生身で押し返すシーン等、もう超人とか言うレベルじゃねえな?とは思いますが、それこそ細けえ事は良いんだよ!です。 作者氏も彼の人気要素を分かっていらっしゃるようで、松田は細かいことが嫌いらしい、と言うキャラ付けが為されているので、期待通りの活躍を見せてくれます。