※本作は、「首斬り朝」(全12巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。公儀御様(おため)し役という死刑執行人(首斬り人)を務める三代目・山田朝右衛門。山田流試刀術の印可を受けた通称“首斬り朝”の過酷な生き様を原作・小池一夫、作画・小島剛夕の巨匠コンビが鮮やかに描く! 清貧と非情の中に生きる朝右衛門の秘めたる優しさが感動を呼ぶ!!
※本作は、「拳神 海渡勇次郎伝」(全14巻・小池書院刊)を底本とした合冊版になります。時は明治。アメリカで注目された日本人ボクサーを描く熱い物語!──1906年、アラスカ北部。16歳の少年・海渡勇次郎は、ジムという男からボクシングを教わるが続ける気はなかった。そんなある日、ジムは鯨捕りの最中に命を落とす。彼は死に際に、勇次郎にボクシングを本格的にやるよう言い遺し…。
※本作は、「ケイの凄春」(全14巻・双葉社刊)を底本とした合冊版になります。春まだ浅き北国街道松代通り須坂に近く、畑の肥料にするための腐ったわらの中で野宿している謎の青年を新太郎少年が見つける。証刑一郎を名乗る青年は身体を洗うため裸になるが、そこで背中の傷を見られ、新太郎から「ひきょうもの」と呼ばれる。うしろきずはひきょうもののしるしだったのだ。用も済み、再び旅に出ようとする刑一郎だが、小夜さんの目前で倒れてしまい…。小池一夫・小島剛夕の黄金タッグが紡ぎ出す、異色の時代劇長編!!
※本作は、「涙弾」(全21巻・集英社刊)を底本とした合冊版になります。経営コンサルタントの野中久雄が変死体で見つかった。現場に向かった特別捜査官・切葉弾(きりは だん)は、野中の死因等々を鮮やかに推理して見せ、他の刑事たちを驚かせる。この凄腕捜査官、切葉は、元はフランスの秘密警察官で、テロリストを追う活動に従事していた。そんな彼がなぜ日本にやって来たのか。その背景には、テロリストとは知らずに愛してしまった女にまつわる哀しい過去が…。
※本作は、「I・餓男」(全6巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。写真を職業とする広瀬未来は偶然、大物政治家のスキャンダル写真を撮ってしまったため口封じに強姦されて自殺してしまう。それを知り復讐を誓う恋人の暮海猛夫。巨大組織との、あらゆる手段を使用した壮絶な戦いがはじまる。収録作「日本編<その1> 白地に黒く死の丸染めて」ほか「日本編<その2> 戦いの序幕(エフエー)」「日本編<その3> ギャンブラー夏子」「日本編<その4> 殺愛」「アメリカ編 兇殺行」の長編5話を収録。
※本作は、「少年の町ZF」(全9巻・小学館刊)を底本とした合冊版になります。ある夜、東京郊外の空に突如『ラボック光(ライト)』と呼ばれる発光体群のUFOが現れた。そのうちの一つが下降し、多摩市の東北東にそびえる高陣山(こうじんやま)の樹海に消えた。翌日、それを目撃した真庭典明(まにわてんめい)をはじめとする11人は、光の正体を確認するために高陣山へ向かった…。だが、森の中からは不気味な笑い声が……。
※本作は、「サハラ」(全9巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。アンゴラ独立戦争のさなか、とある戦場では、政府軍部隊が、解放戦線主力部隊に包囲され猛攻撃を受けていた。隊長チュチュ・ヒステリーカ率いるサハラ女外人部隊総勢13名は、政府軍救援の命令を受け出動。戦場に到着した彼女達がとった非情な行動とは…。──『魔女』の異名で恐れられる、女だけの外人部隊の生き様と死に様を描いた衝撃のドラマ!
※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。知略に長けた伊賀の忍者・半蔵正成は、後の家康、松平次郎三郎元信へ闇仕えするために駿府へ行けとの命を受けた。だがその仕える主君は今川の人質であるにもかかわらずのんびりしているように見えた。そんなとき、主君から男女の密事について眼のあたりに見せよと命じられ、村に火をつけて騒ぎにまぎれて目についた水姫を犯しだすが、そこに領内見廻りの担猿が…。
※本作は、「御用牙」(全15巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。庶民泣かせの不当な権力やアコギな輩は絶対許さねえ。“北のかみそり”と恐れられ、“かみそり半蔵”の異名をとる北町奉行所隠密廻り同心・板見半蔵。反骨同心半蔵の必殺責め技<坐禅ころがし>とは!?
時は天明の大飢饉―― 凶作に苦しむ農民たちはただ同然で娘を人買いに売り、飢餓に苦しむ者たちは死者までを食らったといわれる暗黒の時代に、自らを「過去を葬り今日を流れる葬流者(ソールジャー)」と名乗る流れ者の剣客がいた…。旅の途中、伊勢の近くの瀬田川で川に流された女を助けたことから、そのおきみという女と、女衒の源次と知り合った「葬流者」こと刑(おさか)波之進。源次は、遊郭におきみを売って金を受け取ってはその直後に足抜けさせ、また別の遊郭に売っては足抜けを繰り返し金を稼いでいた。ただの女衒と売られた女の関係に見えたふたりだが、その身の上には余人には語れない飢饉の悲惨な現実があった…。そして荒涼とした世を流れるままに剣を振るう波之進にも追っ手が迫っていた――。小池一夫、ケン月影のコンビによる、ハード時代劇!
「俺たち無職渡世はびっき(蛙)の渡世だ。びっきはお天道さまの照るところには出てこねえ。日陰の雨土砂のなかを這いつくばって生きる渡世なんだ」 腕っぷしと度胸ひとつで面白おかしく生きるやくざに憧れて国を飛び出したものの、どこへ行ってもお門前払いで三下の子分にさえなれずにいた貧乏馬借の倅小鉄。だが、旅の途中偶然知り合い情を交わした盲目の美女お仙に惚れられた小鉄は、お仙の導きによってやくざの世界に飛び込み、あっという間に黒馬一家をつぶして縄張りを乗っ取り「小鉄一家」を立ち上げ勢力を拡大していく――。後に「びっき(蛙)の小鉄」として関八州に悪名をはせるやくざ者の破天荒な成り上がり物語!
※本作は、「魔物語 愛しのベティ」(全17巻・小学館刊)を底本とした合冊版になります。親分の仇討ちに向かう途中、下っ端ヤクザの肝川坦平は、怪我をしてうずくまる異様なマント姿のぽっちゃり美少女に出会う。怪我の手当てをする坦平だが、なんと美少女のマントの下は全裸!? ちょっと間抜けだが心は真っすぐな人間、坦平と、復讐のため魔物を追って魔界からやって来た魔女ベティ・バレンタインの不思議な愛の物語!
※本作は、「新々 上ってなンボ!!~太一よ泣くな~」(全12巻・小池書院刊)を底本とした合冊版になります。「上ってなンボ!!」シリーズ第3弾! プロテストに合格した川端太一は、寿司店で不思議な男に出会う。彼の名は真田幸雄。かつて「裏」の世界のプロゴルファーだった。そしてパットの名手だという。彼が所有するパターと練習用具には驚くべき秘密があり、それを狙う極道も現れ…。
※本作は、「新 上ってなンボ!!~太一よ泣くな~」(全36巻・小池書院刊)を底本とした合冊版になります。「上ってなンボ!!」シリーズ第2弾! 今回の主人公は『キンゾーの上ってなンボ!!』の第6巻からゴルフ場の従業員として登場した川端太一。太一は、かつて日本の公式タイトルの四冠王となり世界に羽ばたき活躍した伝説的プロゴルファー、川端留吉の忘れ形見でもある。ある日、人気の新人プロ、藤波大成とコースを回ることになった太一は…。
中学三年生の三人組・昭如、森夫、重信は女の事で頭がいっぱい。悪戯ばかりして女子達に嫌われている問題児だ。ある日の事、昭如はスーパーで、見ず知らずの大人の女性に一目惚れした。偶然チラ見えしたスカートの奥が彼を興奮させた。悶々とする彼は、卵に愛のメッセージを書いて女性に渡す、という作戦を思い付き…。──エネルギーを持て余したヤリたい盛りの少年達を描く青春ギャグ!
百文もらえばどんな人助けでもやる。 人呼んで牙走り百文。 弱きを助け強きを挫く、江戸時代ヒーロー活劇!
京都の六角牢屋敷(現在の刑務所)で看守として働く苦兵衛(くへい)には不思議な能力がある。亡くなった妻の幽霊「澪(みお)」から身のまわりで起こる様々な危険を教えてもらえるのだ。その能力を使い、苦兵衛は看守の仲間達と度重なる危機を乗り越えていく! そんなある日、金貸しの「お紺(こん)」と出会う。ドケチだが未だ処女でもある彼女と肉体関係をもつことに…!?
プロゴルフトーナメントを撮っていたカメラマン・日下猛は、プレイ中の女子プロゴルファー・日向萠との会話がもとで日本中の注目を集めてしまう。カメラマンをクビになった猛は「2年以内にプロゴルファーになり、その後一年以内に優勝する」というとんでもない条件を突きつけられる。プライドと意地をかけて、猛の挑戦が始まった!
保阪春介はカメラマンのタマゴ。弟思いの兄・秋夫と二人暮らし。ある日、友人と夜の公園のアベックを盗撮に行ったところ、とんでもないスキャンダルを撮ってしまう。前総理や暴力団もからんだこの事件で、春介は命を狙われることになった…!春介を助けるべく、決意を固める兄の秋夫。その意外な正体とは…?
男の一生は仕事にあらず、働くことにあらず、金儲けにあらず、成功にあらず。ただ、女と寝ることにある。福笑いの人形を使い、あの手この手で次から次へと女を口説く男・天下上(あまくだってのぼる)。バケツに入れたカニのようにうるさく喋る、通称女ごろしの「カニバケツ」、次なる獲物は?
時は戦国時代、武田晴信(信玄)のもとに一人の男がやってきた。男の名は山本勘介。片目、片足の不自由な醜い男である…。しかし、その男は底知れぬ知恵と力量を備え持っていた。このとき晴信22歳、勘介26歳、二人の物語がここから始まる!小池一夫×伊賀和洋が贈る、三人の主人公が織り成す壮大なドラマ!
特捜刑事・切葉弾。パリからやってきたこの男の目的は、東京に潜入した女テロリストを探し出して殺すこと!その女・クリスチーヌはかつて弾が愛した女。お互いに今でも愛しているからこそ、自分自身の手で彼女を葬りたい…。そしてクリスチーヌもまた、弾を求めるかのように殺害現場に二人にしかわからないサインを残していた…。
昭和11年2月、青年将校らのクーデターに遅参した猪野矢一郎少尉は、死に場所を求めて彷徨するうち、スペイン公使館に保護された。そして時あたかも共和政府とフランコ軍との間で内乱たけなわのスペインへとおもむく…!!
お小十人組とは!将軍の御側に陰のように添い従い、常にそのお命を守るべく体を張る重要な職務である。もちろん精鋭中の精鋭しか抜擢されることはない。厳しい科挙(試験)に合格した者のみ、その任に就ける名誉のある職務なのだ。しかし何故か、やる気も無く女の事しか考えていない大久保永遠が合格してしまい、一大事!!