ペンギン絶滅を企てるマールと、卵ではなく石を温め続けるマール。共に暮らす二羽のペンギンを待ち受ける運命はいかに。愛とは何か?生きるとは何か?子供を作らない動物に価値はないのか?絶滅前夜の動物たちの“世界への抗議”を描く令和の寓話。一つの石が繋ぐ令和の寓話に、ライター・武田砂鉄氏、絶賛!!「ずっと誰かと比較してしまう私たちに、とても大切な話が書かれています」
【モーニング・ツー読み切り】呪い殺されるまで1週間。僕はお化けと暮らす。
【モーニング&イブニング月例賞2021年12月期】入選受賞作品(モーニング2022年13号)
面白かった。 呪いのビデオのお化けがとにかく純粋で、素晴らしいセリフを言ってくれる。生きるのがめんどくさくなってる人はこのマンガを読むといい。
「きみの絶滅する前に」が面白かったのでこの読切を読んだが良い読切だった。 最初主人公の心情がわからなく、お化けとの会話と楽しむ系統のマンガなのかと思っていたが全然違った。途中で俺の好きな映画が出てきたなぜこの映画なのかなと思ったら最後の流れの伏線になっていた。
最後のセリフで全てが腑に落ちました。 謎の設定で始まり、そのまま淡々と続いていくのだけれど、最後のセリフで全て氷解していく感覚になりました。 待ってること自体が生活ということなのかもしれないとか、当然来るだろうと思っているものけど実は来るのは当たり前じゃないかもしれないとか、来なくても来ると期待して待っている今が楽しいのかもしれないとか、来たら来たでうろたえるかもしれないとか、来ないもんだって割り切った方が楽かもしれないとか、そんなことを考えました。 面白かったです。
環境問題的な話かと思って読み始めたら、そうシンプルな話じゃないように感じました。 ラッコの回で人間による乱獲の話も出てきましたが、テロリズム、文化、生きる意味、生物としての生産性、輪廻、色んな読み方ができました。きっと読み手のその時のアンテナがどこにあるかで感じ方変わると思います。 一話ごとに登場する動物も異なり、テーマも異なりますが、それらをまたいで繋がっていくモチーフがあり、ミステリアスな雰囲気を出しているのとともに先の展開がとっても気になります。おすすめです。
※ネタバレを含むクチコミです。
面白かった。 呪いのビデオのお化けがとにかく純粋で、素晴らしいセリフを言ってくれる。生きるのがめんどくさくなってる人はこのマンガを読むといい。