世界観がなんかすごい。1話だけだとなかなか理解が及びづらいけど割と大事な部分は「子供を産まない動物に価値はあるのか」なのかなと漠然とだけど思いました。1話の最後のコマが石だったけどどうなるんだ。
人によって、時によって、様々な読み方ができると思う
きみの絶滅する前に 後谷戸隆 我孫子楽人
環境問題的な話かと思って読み始めたら、そうシンプルな話じゃないように感じました。 ラッコの回で人間による乱獲の話も出てきましたが、テロリズム、文化、生きる意味、生物としての生産性、輪廻、色んな読み方ができました。きっと読み手のその時のアンテナがどこにあるかで感じ方変わると思います。 一話ごとに登場する動物も異なり、テーマも異なりますが、それらをまたいで繋がっていくモチーフがあり、ミステリアスな雰囲気を出しているのとともに先の展開がとっても気になります。おすすめです。