アルバイトで塾の講師として働く大学生のゆきは、ある光景をきっかけに幼かったころを思い出す。母親はおらず父親と祖母に育てられたが、家庭のぬくもりなどない家の中で、いつもひとり孤独だった。そして、中学3年生になったゆきは、初潮を迎えたことで徐々に母親に想いを馳せるようになる。しかし、ある日、祖母の勘違いから母に関する衝撃の事実を知らされて……。母親というよすがを失い、家庭の中で宙ぶらりんのまま愛情を知らずに育った子どもの、葛藤と成長を描いたコミックエッセイ。【目次】プロローグ/1話 三者面談/2話 救いの言葉/3話 初潮/4話 真実/5話 捨て子/6話 死と現実/7話 生きる意思/8話 決別/9話 祖母の手/10話 箱の外/11話 父の回想(前後編)/12話 祖母の告白/エピローグ
【特別描き下ろしのおまけ付き!】「妻にバレた。妻が君に会いたがってる」人生はじめての彼氏は既婚者だった――交際相手・神栖から衝撃の告白をされた蓉子。妻・怜に謝罪のため会いに行くと、怜は蓉子に「史幸と浮気し続けてくれませんか」と告げ…。※本作品は「水曜日、私の夫に抱かれてください【分冊版】1~7」と同内容を収録しています。重複購入にご注意ください。
不思議な石により異世界召喚された、コミュ障で引きこもり女子のあさ。落ち着くため、彼女が無意識に作った土人形が動きだしたことで その場に居合わせた美青年に質問責めに! お城に連れてこられて受けた説明は 女神としてあさは召喚されたということ、そして、その美青年・シャルマ王子の妃になるよう言われて!? あさに対して失礼な態度のシャルマ王子に 始めは全力で嫌がる彼女だったが、過ごしていくうちに王子の事情を知っていき……? 喧嘩するほど仲がいい!? コミュ障引きこもり女子と無礼な冷酷王子の 口下手な二人がおりなすラブコメファンタジー!
【描き下ろし番外編3Pを新たに収録 】『別にもうどうでも――。』バイト先でケンカをふっかけられ、顔中にアザができるほど殴られても無感動な遊(あそび)。すべてを諦めて何も期待しないようなその眼差しに映ったのは、一人の男だった。ケンカの仲裁に入るも、鈍器でやられそうになるその男を、遊は思わず身体を張って庇う。気を失って目を覚ますと、そこは助けた男の家だった…?【本作品は「なつかないネコみたい」第1~5巻を収録した電子特装版です】【フィカス】
「妻にバレた。妻が君に会いたがってる」人生はじめての彼氏は既婚者だった――交際相手・神栖から衝撃の告白をされた蓉子。妻・怜に謝罪のため会いに行くと、怜は蓉子に「史幸と浮気し続けてくれませんか」と告げ…。
『別にもうどうでも――。』バイト先でケンカをふっかけられ、顔中にアザができるほど殴られても無感動な主人公・遊(あそび)。すべてを諦めて何も期待しないようなその眼差しに映ったのは、一人の男だった。ケンカの仲裁に入るも、鈍器でやられそうになるその男を、遊は思わず身体を張って庇う。気を失って目を覚ますと、そこは助けた男の家だった…?【フィカス】
抵抗しないでキスさせて――極甘の彼氏が私(の足)に沼ってます!溺愛が過ぎる執着系ピュアラブストーリー!天才とヘンタイは紙一重!?生い立ちのせいで自分に自信のない大森郁果は、祖母の残した生花店をひとりで切り盛りしつつ、平凡な毎日を送っていた。ある日、バケツにつまずきズブ濡れになった郁果の前に若いイケメンが現れ、突然足に口づけられてしまう。快感のあまり気を失った郁果だったが、見知らぬ部屋で目覚めるとそばにはなんとその男が!石神椿と名乗った靴職人は、郁果の靴を作らせてほしいと懇願する。しぶしぶ承諾するものの、石神の手で足に触れられると、どうしても気持ちよくなってしまい――!?優しくエロい足フェチ靴職人とウブで内気な純情女子の、一途な恋の行方は……。
あんな告白の仕方は詐欺だろ――!?どこか冷めたところがあり、人に振りまわされることを面倒に思う阿見は、本音や感情を隠して人と付き合うようになっていた。しかし、同じゼミの“人たらし”と言われる河内に何故か好かれ付きまとわれてしまう。性格は正反対で苦手意識しかもてないのに、河内の詐欺的な告白により付き合うことになってしまい……!?★収録作品「ないものねだり」〈義理の兄×弟〉の描き下ろし「おたのしみ?」を収録★※本コンテンツは【単行本版】を分冊したものです。分冊版や単行本との重複購入にお気をつけください。
29歳のOL・上野薫は、ワクチン接種の副反応で老化が加速し40歳の体に。元の体に戻る方法はなんと、好きな相手と恋をしてセックスすること!?気になる年下の同僚、米沢誠二と結ばれたいと思う薫だったが、彼もまた副反応が出た患者で、実年齢はまさかの64歳!年の差を超越したふたりのエイジング・ラブコメディー!
「だめ、 抵抗しないで」彼の舌が私の身体を這う度、まっしろになるような蕩ける感覚が――早くに両親を亡くし祖母に育てられた大森郁果は、その祖母が営んでいた生花店をひとり切り盛りしている。ある日、店先でバケツに躓いてずぶ濡れになっていたところ、急に見知らぬ若い男が近づいてきて…。「見つけた、僕のシンデレラ!」郁果の足をつかんで愛撫し始めた男の手に、なぜか感じてそのまま気を失ってしまう。そして、目覚めるとそばにはその変態男が!石神椿と名乗る新進気鋭の靴職人は、靴を作らせてほしいと郁果に懇願する。しぶしぶ承諾するものの、石神のマッサージにまたまた快感を憶えて――!?イケメン変態王子の溺愛に翻弄される、恋に不慣れな平凡女子の恋の行方は……。
壁の向こうでどのような生活をしているか、誰もわからない。 当たり前のことなんだけど、そうだよなあと気付かされた。 さらに、ちゃんと生活はできているけど足りていない状態は、なかなか外部には分かりづらい。 主人公は衣食住足りていたけど、愛情が足りていなかった。 かけ違いになってしまったボタンは戻されることなく、途中からやり直した形になるんだろう。 この漫画がフィクション混じりのノンフィクションなのか、ノンフィクション混じりのフィクションなのか、どちらかはわからない。 ただ、老い先短いという年齢にはまだ遠そうな祖母が救われていない気がして、やるせない。
どんなに酷いことをされても、血のつながった親と縁を切れなくてつらい思いをしている人もいるなかで、この主人公はよく自分の力で家を出ることを決断できて偉いなと。大人になってからではなく、あの年齢でというのが大きかったと思います。 父親に無視されて、三者面談の約束も破られて、祖母にも暴言、暴力を受けて…はたからみれば立派な虐待なんだけど、食事を与えないとか、教育を受けさせないとかはないので最低限の権利?は(ギリギリアウトだとも思うけど)侵害してないところが難しいところだなと思いました。
いかなる理由があったとしても、自立できない子供に「自分はいらない子だ」「死んだほうがまし」と思わせることは罪深い。 自分に無関心な父親と、自分に異様に厳しい祖母と3人ぐらしの主人公、ゆきはなぜ自分に母親がいないか知らない。しかしある時に実は自分は「捨てられた」という事実を知ることで、今まで押し殺してきたものが一気に爆発してしまう。 それをきっかけに、ゆきが今まで父親と祖母から受けた仕打ちをちゃんと怨み、怒り、この人達から離れようと強く思えたことは読み手としては非常に救われた。強いものに押さえつけられながらそれがおかしいことだと気づかない子供を見るのはつらいので。。 そして更に興味深いのは、父親目線と祖母目線の話も描かれていること。一方向だけから語られる話は、受け取り方に偏りが出てしまうこともあるので。とくに父親がどうして娘に無関心に仕事に没頭していたのか知ると、彼は決して娘が憎かったわけではないんだと知ることができた。ただやり方が極端だっただけ(しかし責任は重い)。 老人ホームに入居してから祖母には会ってないということだけど、どうやって祖母目線の話を描けたかというのが気になった。父親づてに聞いたか、想像かはわかりません。いずれにしても、それぞれの事情を考えると他人事ではない身近にわりと起こっていそうな話。 この話でよかったのは、主人公のゆきが自分で考えて行動できる強さと賢さを持っていたこと。実際はもっと大人になるまで自分が置かれている状況がおかしいと気づけない人のほうが多いのではないかと思います。 ただいちばん恨むべき母親が、顔も知らなければ連絡先も今生きてるかどうかも知らないという状況はしんどいなと。
壁の向こうでどのような生活をしているか、誰もわからない。 当たり前のことなんだけど、そうだよなあと気付かされた。 さらに、ちゃんと生活はできているけど足りていない状態は、なかなか外部には分かりづらい。 主人公は衣食住足りていたけど、愛情が足りていなかった。 かけ違いになってしまったボタンは戻されることなく、途中からやり直した形になるんだろう。 この漫画がフィクション混じりのノンフィクションなのか、ノンフィクション混じりのフィクションなのか、どちらかはわからない。 ただ、老い先短いという年齢にはまだ遠そうな祖母が救われていない気がして、やるせない。