武蔵県警の猪熊夕貴と里見偲はあらゆる事件の初動捜査を行う機動捜査隊(通称:キソウ)の刑事。二人は”相棒”として一緒に仕事をしているが、実は恋人同士でもある(もちろん、職場ではヒミツ)。そんな二人がある変死体発見現場で出会ったのが、橘カラ。以来この美しい女性、なぜか猪熊と里見の周辺をウロウロしはじめた。橘カラとは何者か?彼女の目的は?キソウ天外物語、開幕!!
男4女1、私たちの仕事……添い寝屋。女の人は、ただ男の人にそばにいてほしい夜だってあるから――。アロマエステ「グリーン」のオーナー・箒木汐(ほうきぎシオ)。彼女にはもう1つの顔がある。それは、眠れない女性たちに“添い寝”相手の男を派遣する“添い寝屋”「ストライプ・シープ」の店長。そして彼女も眠れない側の人間(オンナ)――。『はるか17』の作者が、今度は女性の本音と、理想の男を突き詰める。
宮前遥・22歳。小さな芸能事務所・童夢企画(どうむきかく)にマネージャーとして入社。その後、社長・福原に説得され、1年間の期限付きで17歳のタレント・“はるか”として活動することになった。エッチな水着グラビアから始まったタレント活動も、映画のオーディションや地方CMの撮影など、少しずつではあるが、タレントとして“はるか”は、前に進み始めた。
私は漫画のために恋をする……!?――久遠(くおん)あいこ、葬儀屋に勤める23歳。彼女は昔大好きだった男の葬儀で、その兄、他人を見下す男・清美(きよみ)と、愛想のない子供・レンと出会う。あいこはお節介で、レンの叔父にあたる清美に身寄りのなくなってしまったレンを引き取ってほしい、とお願いした。すると、清美はとんでもない条件を突きつけてきた――「オレの下僕になれ!」
泣いて斬るーーー故に斬泣(ざんきゅう)! アメリカ帰りの女子高生・桃花が、日本人、いや日本の不可思議を斬って斬って斬りまくる!! 桃花の高校生活は、腑に落ちないことばかり。周りの人間の行動、心情がさっぱり理解できない。それは文化の違い? 心の壁? わけのわからぬまま、それでも突き進む!
原田壮、38歳、ベストセラー作家。彼の元に昔の女たちが子供を連れて現れた。引き取った子供の数は6人。父親初体験の荘が家族のために大奮闘!今まで他人同然で暮らしていた6人の子供達が父親の元に集まり、手探りの共同生活(家族生活)を始める。シングルファーザーになってしまった父親の話を、面白おかしく、心温まる物語に作り上げた作品。
火田七瀬は精神感応能力者。乗っていた列車の中で、自分以外の超能力者と出合う。一人は同じ精神感応能力者であるノリオ。もう一人は予知能力者の恒夫。恒夫は列車の脱線転覆事故を予知し、その思考が七瀬に流れ込む。わかっていながら誰も助けられないことに悩む七瀬。3人だけが列車を降りる‥という恒夫に対して、七瀬の判断は!? 冒頭には故郷をあとにする七瀬を描くエピソード0「七瀬、故郷に帰る」を収録。
「マイナス」「フローズン」で男性読者の度肝を抜いた、天才女性作家が描く傑作短編の数々。瑞々しいタッチの初期の代表作「リアル・サマー」やホラーコメディ「HOUSE」など。
『フローズン』の山崎さやかが、沖さやか名義で発表した幻のデビュー作を含めた衝撃の短篇集。純愛からエロティシズムまで、女の真実を描く新感覚エンターテインメント!