読切マンガの感想・レビュー4451件<<100101102103104>>妖しくて優しいアトリエの少年きのうのアトリエ 尾花せいごぺそなんだか不思議なお話でした。絵のタッチも、森の中のアトリエという設定も絵本のように優しいのに、アトリエの少年・つづみはすごく色っぽくて妖しくて…会社で人の陰口を言って言われての関係に疲れたおもとに魔性のようにしながれかかってくる。 おもとの気持ちが救われているのでいいお話だとは思うのですが、なんとなく心配してしって不安な読後感のお話でした。最後の展開が自分はすごく好き #読切応援ヘブンフレイム 憂名無し※ネタバレを含むクチコミです。画力・演出・物語全部が良すぎる江戸解剖サスペンス! #読切応援解体真処 伊原圜たかこれはすごい…!!2022下半期読んだ読切の中で一番好きです。 序盤の「すべて僕がてずから開いて書き写したものだ」という、シンプルなのに立体感を感じるコマでもう痺れてしまいました。 とにかくをどのコマも構図が魅力的。コマ割り自体があっさりシンプルな一方で、キャラデザや影の付け方には個性が強い。 本当に自分の好みドンピシャの作品すぎる…。 クライマックスの万内による解剖シーンの見開きは2022年ベスト見開き賞じゃないでしょうか。未読の方には絶対に読んでほしい読切です。 https://tonarinoyj.jp/episode/316112896906054279結局信じられるものは大好きなお兄ちゃん、ではなく…マイお兄ちゃん 鳥トマトnyae※ネタバレを含むクチコミです。 まくらちゃん俺のところにも来てくれ!!枕返しのまくらちゃん 澤田コウ天沢聖司妖怪・枕返しのまくらちゃん!!!かわい〜〜。6ページでこんなにほっこりすることあるか?というくらいほっこりしました。本当にかわいい。 https://pocket.shonenmagazine.com/episode/316112896905795287セガイ君のセカイセガイ君のセカイ 花林ソラ 森本淳士名無し「相貌失認の症状は自分が興味を持てるものなら覚えられる」というような書き方がなされてますが、フィクションに混ぜ込むには質の悪い誤解を招く内容だなと思いました。絵はうまかったです。呪われた双子と森の魔女双子の死神 音呼たまき天沢聖司す〜〜ごいおもしろい!!「呪い・迫害・家族愛」とテーマとしては全然珍しくない、というかメチャクチャありふれてるテーマなのにものすごく面白かった!ド直球に孤独と愛情を描いた、読者の胸に真っ直ぐ届くお話でした。 (ここの見開きのコマの配置による演出好きです) 毒舌ではないだからちゃんと言って! 三波冬和名無し男の方面倒くさくて草 あらすじで女の子の方毒舌って呼ばれてるけどこれは毒舌じゃなくて正論だろこんなのいい意味で詐欺すぎる現代ファンタジー!サギ オクショウ 田中ててて天沢聖司なんとな〜く目に入ったので読んだだけだったのですが、もうメチャクチャ良くてビビりました!現代おとぎ話とでもいうような素敵なファンタジーが、超美麗な絵で描かれるのが最高! 愛する人の正体は実は……のあと。 ヒロインと主人公の姿が、複雑にイラストが配置された少女マンガのようなコマ割り、コラージュのように大胆な見開きで描かれていて素晴らしい! なんだこの作品…!?と思ったら絵は『転生しまして、現在は侍女でございます。』の田中ててて先生!それは上手いに決まってる。そして原作は『リアルアカウント』のオクショウ先生。 がっつりベテランコンビの作品で貫禄を感じました。面白い…! 今年読んだ読切の上位5位に入るかもしれない素敵な作品でした! https://shonenjumpplus.com/episode/316112896912357017タイトル通りの良ホラー!!冥土ビル 浦野ウララ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。 グラジャンの袋とじ漫画アイ言葉をもう一度 稲葉みのり名無し読んだ感じ、袋とじにするほどかな?とは思いましたが、わざわざ紙を切って開けて読むのと、電子でいつもどおり読むのとでは違うのかもしれませんね10年後の私たち何してる?ココタタ 勝田文名無し子ココハナ10周年記念の読切なので「10年」というキーワードがたくさん出てくるお茶目な演出が素敵だなと思いました。 姪っ子のココが作文に「10年後は、地球がめつぼうしているから、わたしは、ない。」と書いているのを発見して叔母のタタはショックを受けます。親でもない自分がこんなに心配してもしょうがないんだけど…と言いながらモンモンと考え込んでしまいますが、そんなタタをお出かけに誘ってココは元気づけようとします。2人のお互いに対する優しさにほっこりするお話です。 行きつけの喫茶店のおばさんに「あたしなんか60で結婚したのよ〜人生何があるかわからないよ〜」と言われて、タタが心の中で「何かあった人はムジャキにそういう」と返していたのにはハッとしました。でも無邪気さとか無責任さも時には必要ですよね。うわぁぁぁぁぁぁぁ😭アンドロイドも夢をみる 津田沼篤名無し全俺が泣いた。これわまぢで泣くレベル。 斬新な構成のラブコメ佐倉と澄晴 海乃エル 夢花咲みのりチャンピオンスキーオチで意表を突かれた!読切らしい潔さが良かった。この短さが合ってる気もするので連載になったらどうなるか興味津々。どっちかというとふし研みたいに1話で完結する話を読んでみたい気持ち。朝倉渉先生の新作読切!!ビスケットフライト 朝倉渉たか『かぜとすなの城』の人の新作だ〜!!と期待しながら読んだのですが、今作もまた絵もストーリーも繊細でエモーショナルで素敵なお話でした。 軍基地で働く純真なコックさんと、故郷の記憶がほとんどないエース・パイロット。 過酷な環境で食事を通じて友情を深めていく姿を見守ってからの、あの結末。 最後のアレは今際の際に見た幸せな夢だったのかと思うと切ないです。 前作もそうでしたが、朝倉先生は息苦しい世界(国や学校)の中に閉じ込められて、その窮屈さに気づくことすらできないピュアな人間を描くのが本当に上手いですね。読みながらいつも胸が切なくなります。 次回作、そしていつか短編集出るのを楽しみにしてます! https://comic-days.com/episode/316112896866758879 【追記】 超クライマックスのシーンでものすごい誤植があって驚きました。マンガの誤植は何度か見たことありますが、こんな重要なシーンでミスってるのは初めてだったのでびっくりしましたし残念。「ら」と「ち」かぁ…。 https://i.imgur.com/clTmfgN.png「業界の異端児」に導かれ、日本画の学生がタブーの富士山を描く朱鷺絵の“NIHONGA” ヨシカゲ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 スターのスターの感想 スターのスター 千葉侑生名無し一言でいえば泣けた。ゼロから何かを作り出す人を「天才」というがその天才を復活(リペア)させるのはより天才。これはいいスポーツ漫画BIG AND GHOST 工藤篤大 伏見航介名無し絵が上手いし面白かったけどジャンプってかマガジンぽいなと思った https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496380509927ザ・少女マンガで趣深い薄明オレンジグロー 尚騎ユウ天沢聖司2人関係性と主人公の感情の動きだけで読ませる少女マンガド真ん中の話で、特に何かメチャクチャ面白い!という感じではないんだけど、主人公の何事にも真面目で好意をドストレートに伝えるところだとか、よっちゃんの素直で天真爛漫なところだとかピュアで味わい深い。絵がメチャクチャ綺麗なので作中の雰囲気がすごくよかったです。 29年ぶりの赤塚賞入選作、実力の程は如何かな?だるまさんがころんだ時空伝 おぎぬまXnyae参りました。まさかここまでとは…既視感はあるが意外に読ませる親愛なる贄たちへ 八町智大名無しまずプラスやスクエア、増刊誌を含むジャンプの読み切りには、スタイリッシュな絵柄の系譜というのがあると勝手に思ってて、もちろん本作だけじゃなく、少し前の「檻の中のソリスト」だったり最近話題を呼んでいる「宇宙の卵」や今日発売のWJ44号に載ったばかりの「根暗闇蔵」など、挙げればきりがないよなー そんでこの読み切りも、西洋風スタイリッシュの系譜だと言っていい。ジャンルはダーク・ファンタジー、ストーリーは大まかに言うと世界観が前面に出て来るタイプで、生命を左右する過酷な状況のさなか、主人公は運命に翻弄されながらも大切な人を守るために行動し、世界の秘密にも触れたりする、まあ王道なあれだ。世界観はさておき、その画風に初期の進撃の巨人を思い出す向きも多そうだが、もう一つ、重要な影響を見てとるのは難しくないようにおもう。他でもない、藤本タツキだ 割と真面目な話なんだけど、そこを緩和させるかのようなシリアスな笑いがところどころに現れてくる。冒頭のセックスがどうこうというくだりは笑っちゃいけない場面なのに盛大に草が生えた、訴訟。この緊張と緩和、間の取り方など、まさにタツキ作品の特徴のそれをリスペクトしたように思えてならない。加えて、途中からファイアパンチのトガタっぽいキャラクターまで出てくるのですよ。 タツキチルドレンの鑑や・・・(適当) 世界観でも正直既視感はあった。巨人要素では進撃がそれだが、封建的な村が舞台であり、神への生贄が定期的に捧げられ、巨人が聳え立つ。お気づきでしょう、山下和美のランドっぽいぞと。影響受けてそうだぞと。 しかしじゃあこの読み切りが先行作のエピゴーネンにすぎないのかというとそうとも言い切れないのがまた興味深い。絵は、上手かは意見が分かれるところだろうが、丁寧に描かれているし、世界観、ストーリー、キャラクターにしても既視感や稚拙さがそこかしこに見え隠れするが、その奥に不透明な、何か芯のようなものが一本通ってる感じがして、不思議と読ませる。捻ったようでいて、よく考えると、実は行きて帰りし物語の王道には忠実に沿っているのが助けになっているのだろうか。 昔、インターネットには何の見返りもないのに発想が独特で、クールな漫画があきれるほどたくさん公開されていた、という趣旨のあとがきを以前書いたのは新都社出身の詩野うら先生だっただろうか。週刊少年ワロス、個人サイトにそれらの漫画は載っていた。たぶん、多くはいまもそのまま読める。そういう漫画たちを思い出させてくれたのが、本作の「不思議と読ませる」の正体かもしれない。 哲学者ロラン・バルトはかつて「テクストは引用の織物である」と有名な言葉を残した。ぼくらが「オリジナリティ」だと思っている発想も、実のところこれまで培われた歴史の上に成立しているのだ。バルトが語ったのは広義の文章全般についてだったけど、漫画にもそれは当てはまるのではないだろうか。つまり、どんな漫画であっても、ほぼ例外なく何かしらの先行作の影響下の元に成立している、と。 そうした先行作の影響から抜け出して、独自の何かを見つけられた時が、真の勝負どころなのかもしれないな。あ、そっちの話?!宗教的プログラムの構造と解釈 佐武原starstarstarstarstar_borderママ子冒頭で「神にならないか?」って、昨今の宗教の怖い方の話かと思ったら、全然違った。 人の心理をよくついている(笑) 信仰と推しに対する気持ちって確かに似ている。心のよりどころのよりどころにしたり、お金出してしまうところと、妄信的なところとか。 中の人から、手を離れて成長していく「神様」は果たしてよい神様となるのでしょうか?悪い神様になるのでしょうか? 現代の心の弱ってる方はこれを読んで神(推し)に散財しないよう対策できるかな? 読んだ感想帰ってきた殺し屋 けいぞー名無し戦闘シーンいいね!これからの活躍に期待。「ぼくらの葬列」感想ぼくらの葬列(読切) 朝霧ユウキニーナ※ネタバレを含むクチコミです。<<100101102103104>>
なんだか不思議なお話でした。絵のタッチも、森の中のアトリエという設定も絵本のように優しいのに、アトリエの少年・つづみはすごく色っぽくて妖しくて…会社で人の陰口を言って言われての関係に疲れたおもとに魔性のようにしながれかかってくる。 おもとの気持ちが救われているのでいいお話だとは思うのですが、なんとなく心配してしって不安な読後感のお話でした。