ゼノン編集部の感想・レビュー78件フランス革命って、複雑なんですね。断頭のアルカンジュ メイジメロウ 花林ソラstarstarstarstarstar_borderゆゆゆいろいろな人物が登場する。 上の人の首をちょん切って終わりというイメージでした。 国家を転覆させるんだから、そんなシンプルなものじゃないんですね。 世界史を学校で学んだことがないので、ヨーロッパの歴史はあまりよく知りません。 史実に基づくことと、基づかないことが混ざったヒストリカルファンタジーとはいえ、この漫画をきっかけにサン=ジュストについて調べたので、歴史の勉強になっているのだと思います。 さて、本作を読んだ感想は、民衆を動かすメディアの力はすごいなあということです。 女装したり、言葉を用いたり、策を練ったり、サン=ジュストはあの手この手で、人々を焚き付けます。 その中で印刷物?を使うシーンがあるのです。 「メディアリテラシー」なんて概念がない当時のこと、書かれた言葉は嘘か誠か真実が明らかになる前に瞬く間に広まり、読み手にとって真実となってしまっていく。ペンの力は強いです。 ラストは情報で戦っていたサン=ジュストが、情報がなかったからこそ迎えた結末という感じがしました。猿ごときにそんな…と思ったけどさるまね 吉田薫名無し広告につられてまんまと読んじゃった。 猿ごときに…と思うんだけど、これだったら人間も苦労するわな、という設定が面白い。 にしても正直6巻まで続けるほどの内容か!?でも読んじゃう。午後のロードショー的な人食いモグラパニックホラー×因習村?モグランド 水ポテト吉川きっちょむ(芸人)リゾートバイトで島へ行ったら、そこのモグラが異常で、地中から人間に襲い掛かってくるというモンスター(モグラ)パニックホラーって感じで面白かったです!! なにやら怪しい村人たち、一癖も二癖もある他のリゾートバイトの人たちも分かりやすくてよいです。 なによりモグラですよね。噛む力が尋常じゃない!ピラニアかってくらいの噛みちぎり方、そして水中かってくらいの掘るスピードの速さ! 映画『トレマーズ』を思い出す良さです。 あの映画の舞台はたしかアメリカの山間の荒野で障害物の少なさもまさに大海原でサメに襲われるような面白い恐怖で、谷になってるから無線も届かないみたいな陸の孤島状態がよかったんですよね。 この話もまさに離島でスマホの電波的な制限もバッチリですし、島には建物が少なため足場も心もとない。なんか企んでそうな村人たちの因習村的な雰囲気。そして人の味を覚えた異様に狂暴なモグラをたくさん配置されているので超楽しいです。 1巻が7/20に発売するみたいなのであらためて読み返そうかと思います。読んで見つめ直そう19番目のカルテ 徳重晃の問診 富士屋カツヒト 川下剛史starstarstarstarstar_border野愛体調が悪くなると医療漫画が読みたくなることないですか? とは言え重たいともっと具合悪くなるので、できれば前向きだといい。さらに言うと1話完結で読みたい分だけ読めるといい。 というわけで19番目のカルテがぴったりなんです。 どこかが痛い辛いときってもちろん治したいのは当たり前だけど、まずは安心したい気持ちが強い気がします。 原因がよくわからず「ストレスですね」とか「体質ですかね」とか言われると、どうしていいか途方に暮れてしまいます。病気じゃないのに仕事や学校休めないし……。 その一方でなんとなく「ストレスかなあ」「疲れかなあ」と不調をやり過ごしてしまうこともあります。病院行くの怖いし……。 という気持ちが自分にはあるので、この作品に出てくる患者さんたちも相当悩んで苦しんで怯えて病院にたどり着いたんだろうなあ、そういう人たちに寄り添う徳重先生、滝野先生は本当に素晴らしいなあとしみじみ思います。 そしてもうひとつ、自分のことを正しく大事にしないとなあとも思います。これくらい大丈夫と思わずに、休むときは休んで健康診断も受けて病院ちゃんと行こうと誓いました。実写ドラマ版北斗の拳(1983版)撮影漫画北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝 原哲夫 武論尊 倉尾宏starstarstarstarstarゆゆゆ漫画「北斗の拳」が存在しないパラレルワールド。 もちろん、アニメも存在しない世界。 時は1983年。 実写で、あの演出を行ってしまった!! という設定。 いやはや、なかなかステキです。 我々が生きているこちらの世界では、スパイダーマンすらCGなし特撮で再現していたんですから、北斗の拳を再現した世界線もあるのかもしれません。 映画の監督や出演者による音声コメントを見ているような気持ちで、北斗の拳を再度読み直している気持ちになれます。 また、昭和を感じる、様々な演出もたまりません。 お茶の間のテレビに映る、全裸の女性。 うまいこと手で全部隠してくれています。 昭和が舞台でも令和です。 あの時代は、2時間サスペンスドラマで無駄に温泉シーン(上半身ハダカの女性が映る)とかありましたね。 登場する出演者たちが、どこか吹っ切れた人たちなのも良いです。 ケンシロウ役の橘くんの、モミを撒いた理由が独特すぎて笑ってしまいました。彼はビッグなりそうです。 原作を知らなくても楽しく読めます。そのあと原作を読めば、もっと楽しくなると思います。 おもしろいです。あいつに恨みはあっても、その家族には恨みはないハッピーファミリー 復讐のレンタルお母さん 船木涼介starstarstarstarstar_borderゆゆゆ「ハッピーファミリー」なのに、ちっともハッピーでないし、ファミリーは壊れている。 タイトルにファミリーとか、マイホームがつくとサスペンスやホラーになりやすいのはなんでだろう。 「姉妹のような親子」を望む母親でありインフルエンサーのマリちゃんに振り回される、高校生の愛理。 彼女の前に、レンタルお母さんとして現れたアイダ。 アイダさんはゆっくりゆっくり、愛理や父親を籠絡し、マリちゃんを孤立させ、母親の座を奪い取っていく。 どうやら、アイダさんの過去と、マリちゃんの過去に接点があるようで…。 アイダさんは、あの家庭の壊れ具合を認識していたんだろうか。 愛理の担当になるかわからないのに、復讐を考えていたんだろうか。 良き母親を復讐が終わっても続けられるんだろうか。 アイダさん、不明すぎて、少し怖い。 母親のマリちゃんは、我が子が親族からもらった小遣いを自分のものとしてせびる姿が衝撃的。 夫はお金を家に入れていると言っているのに、どれだけお金がかかる人なんだろう。 実家の事情が描かれたので、ああなってしまったマリちゃんを同情できるかなと思ったものの、ちっとも同情できなくて、「あるぇー??」と思ってしまった。決して見られてはいけない…目ざとい猿たちが人間に襲い掛かってくる恐怖さるまね 吉田薫starstarstarstarstarウマタロまだ1巻の段階だけど面白い。目がバキバキのおかしな猿たちが現れる→人間が武器で撃退する→猿たちが武器の使い方を学習して襲ってくるという話の流れなのだけど、「さるまね」の力によって、コチラがやることなすことをそっくり真似してくる行為に得体のしれない恐怖を覚える。人間の残虐さがそのまま自分たちに跳ね返ってきているということでもある。いかに猿たちに知恵を与えずに倒していくかという駆け引きが戦いのキモになるだろうか。動物系のホラーやモンキーピークとか好きな人におすすめ。突然のもみじ饅頭ミカコ72歳 新久千映starstarstarstarstarゆゆゆ広島?!と思った直後に発せられる、典型的な広島弁。 あの玄関、古い家に多いよな。 ベランダから想像すると、海の方なんだろうか。 突然、病院の待合室の光景すら、鷹揚とした雰囲気を感じてしまう。カープの野球中継が放送されていそう。 好きなところは作品のメインでもある、ミカコさんがスマホを孫に教わり、メッセージを亡くなった夫に送るところ。 仏壇や墓に手を合わせて話しかける代わりと言われたら、たしかにそういうものかもしれないと思ってしまった。そういう偲び方も、言葉に仕方もありだよね。 私も、整理したい気持ちがあれば、メッセージアプリへ壁打ちするのも、良いかもしれない。 そっか、そういう考え方もあるんだなと一話一話なんだかためになる。 後期高齢者だらけで、72歳はまだ若いと言われる世の中。70代なんてすぐなんだろうな。夢という呪い君は武道館に立てない 多田基生六文銭「夢なし先生の進路指導」も、そうだったのですが、やりたいことや夢を追うこと美化しすぎる昨今に、現実を突きつける作品です。 主人公は25歳でアイドルを目指している女性。 弱冠アイドルとしての旬は過ぎている感は否めないが、それでも過去、地下アイドルだった時の高揚感が忘れられずズルズルと夢を追い続けていまに至る感じ。 そして、さるオーディションで、主人公のアイドルを諦めない姿勢 「どこまでもしがみつく根性」 の点が、プロデューサーの目にひっかかり再デビューを果たす。 が、現実はそんな甘くなく、業界人や財界人とギャラ飲みやら枕営業などを強いられるという展開。 プロデューサーが目をつけた「しがみつく根性」には「何をしてでも」という枕詞が隠されていたってオチ。 まぁ、タイトルからしてそんな予感はしてましたが、それを知った上でもなかなかエグい。 プロデューサーのセリフも、わかった上でやっているんだから鬼畜そのもの(添付参照) また主人公のバイト先に、夢を追う主人公を現実路線で冷ややかな目でみる男子大学生の対比も良い感じです。 1巻の最後がなかなかのヒキなので、続きが気になる。 そして、この枕を強要された事実を武器に文◯砲をもって裁判で闘う元アイドル的な(現代風刺的な)展開になったら、歓喜します。可愛くてちょっと不思議な日常この終末に恋をした 芦谷國一2024年1月刊自分を殺しに来た相手に恋してしまった主人公のお話。基本は日常を描いたラブコメで、主人公もヒロインも純粋で可愛い!推せます。 主人公が狙われる原因らしい「侵略者」のことやそれぞれのバックボーンも気になります。苦労を抱えたふたりが手に入れる青春 #1巻応援青と恋のアトリビュート えむけいstarstarstarstarstar_border兎来栄寿「こんな青春ストーリー、なんぼあっても良いですからね!」 と、心の中のミルクボーイが笑顔で拍手喝采でした。 美大を舞台にした青春群像劇ですが、創作面での葛藤などというよりは、各人物感の関係性に大きくウェイトが置かれた物語です。 中心となるのは会食恐怖症の主人公・蔵江。 そして、とある悩みを抱えるヒロイン・有地(ありぢ)さん。 蔵江は想いを寄せる有地に近付こうとしますが、その過程で有地の秘密を知ることになります。 友人はいたものの一緒に食事ができないことで困難を抱えていた蔵江と、ある事情により子供のころから人付き合いが苦手である有地さんの、違うものの似ている部分が重なり合って交わっていく構図がとても良いです。 有地さんは絵に描いたような食いしん坊キャラなのも高感度が高いです。美味しそうにたくさん食べる女子、良いですよね。蔵江が人とご飯を食べるのが苦手であることと対照的ですが、それを克服する一助となっていきそうです。 蔵江に好意を抱きアプローチする佐藤さんや、飄々とした良き友人キャラポジションの山本らサブキャラも立っており、青春を織りなす良き仲間たちとしてそれぞれを愛せます。家族以外にスマホに連絡先が入っていなかった有地さんが、少しずつ周囲の人と強く関わり合っていく姿を見ると心が和みます。 互いに心にわだかまりを抱えながらも、生まれた関係性から光の方へ寄り添い歩んでいくような青春を浴びたい方にお薦めです。残忍なヴァイキングへの復讐譚 #1巻応援オーディンの舟葬 よしおかちひろstarstarstarstarstar_border兎来栄寿今でこそ「北欧」というと福祉が充実している幸福度の高い国であったり、サウナであったり、ヒュッケであったり、オシャレな雑貨であったりの穏やかなイメージが強いかもしれません。しかし、かつての北欧は圧倒的な「暴」の支配する土地でした。北欧神話などにもその影響は色濃く受け継がれています。 本作は『ヴィンランドサガ』と同じ11世紀初頭を舞台に、ヴァイキングの脅威に晒される側であったイングランド王国はロンドン北の小村から物語は始まります。 「狼の子」と呼ばれる狼に育てられた少年と、心優しい神父・クロウリーの出逢い。クロウリーによってルークという人間の名前を与えられた少年は少しずつ人間としての暮らしや知恵を教えられていきます。しかし、そこでヴァイキングによる悲劇がもたらされ、ルークは「戦狼(ヒルドルヴ)オーディン」と呼ばれる復讐鬼へと変貌していきます。 ルークの仇敵である白髪のエイナルは、笑いながら人を殺し村を焼きながら生首の山の前でダンスを踊る凄惨さを見せます。現代日本とはあまりに倫理観や死生観が違いすぎる過酷な世界ですが、だからこそ見知っておく価値もあります。人類がこういった歴史を歩んできた上で、今という時代があるということを。 本作で特に面白いのは、仇敵であるエイナルというキャラクターの掘り下げです。エイナルがいかにしてそのような人物となっていったのかという部分を読むと、人類の業の深さを感じずにはいられません。 よしおかちひろさんの勢いのある画風も、そんな峻厳な時代を描くのに非常にマッチしています。筆ペン的なもので描かれた部分の線の迫力など非常に際立っています。 北欧神話ではオーディンは最後にフェンリルに喰われますが、血に塗れた神話の神の名を冠したルークは本懐を遂げることができるのか。 帯コメントが幸村誠さんから寄せられているのは圧倒的な納得感です。『ヴィンランドサガ』を好きな方、歴史マンガが好きな方は特に、そうでない方にもお薦めです。縫製職人の転生お仕事モノ異世界仕立て屋ソフィア 貧乏令嬢、現代知識で服を作ってみんなの暮らしを豊かにします 今仲華月starstarstarstarstar天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。極論しか言えなくなっちゃうお母さんの正体 ハルカママの言えない本音 あさのゆきこ野愛こういう漫画読むたびに思う。解決策は子どもを産まないことでは??? もしくは男女共に子どもを産めるようにするか……。 という極論はさておき、お母さんの小言の理由が事細かに書かれているので学びになります。 なんでこんなことわかんないの?と旦那さんを見ていて思うけど、私自身子どものときに母親の気持ちなんてわかってあげられなかったもんなあ…と反省。 お母さんになることはこの先もないけれど、人の話をまともに聞ける人でありたいなあと改めて思いました。 でもこの作中に出てくる旦那さんはよく気づく方なんだろうな。愛もあるし。 子育てしてる人みんなえらいです。すごいです。壮絶なステージへの道君は武道館に立てない 多田基生starstarstarstarstar_borderNano私はステージでキラキラ輝くアイドルが好きなんですが…この作品は私たち目線では見えない裏の、闇の部分がかなり色濃く描かれています。読んでてハラハラするし、主人公咲也加のことを考えると辛いです。タイトルからもきつそうな内容だと思ってはいたんですが、想像以上でした…。 とにかく咲也加のこれまでの努力が報われてほしいし、幸せになってほしいと願わずにはいられません。アイドルで有り続けるため「努力」とは?君は武道館に立てない 多田基生starstarstarstarstar天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。癒し系ギャル、爆誕喫茶店にギャルがいる 田丸鴇彦六文銭ギャル漫画が好きなんです。 なんというか、ギャル漫画に出てくるギャルのコミュ力やテンションの高さが元気の象徴みたいで、読んでいてエネルギーを貰える感じなんですね。 (実際のギャルとは接点皆無なので、実態は知らない。) そして、本作は、そんなギャルの中でも、癒し系とも言えるギャル。 主人公は仕事に疲れきったサラリーマンなのですが、ひょんなことで出会った個人店の喫茶店でバイトするギャル・瑠衣加(るいか)と交流していく流れ。 仕事で疲れたメンタルに、瑠衣加が栄養補給してくれる感じ。 もーう、すばらしい! とにかく、瑠衣加が良い子すぎて、ハゲる。 どんなことでも一生懸命だし、一生懸命な人をバカにしないし、ギャルに対する偏見や誹謗中傷に負けないし、自分が働いている喫茶店のことを凄く大事にしているところもあって、めちゃくちゃいい子なんです。 こんな子がいるなら、週5で通いたいくらい良い! 読む心の清涼剤としておすすめしたい作品です。 また新たな魅力的なギャルを発見した気分です。 メインキャラみんな好きじゃない。夜分に吸血失礼します。 あみだむく名無し吸血鬼の設定は大好きなのにコレは苦手。 他サイトのレビューは結構良いのだけど、良さが分からなかった。ほのぼのの夫婦漫画なのかホラーなのかよくわからない長い道 こうの史代starstarstarstarstarマンガトリツカレ男ほのぼのの夫婦漫画なのかホラーなのかよくわからない ダメ人間の「壮介」にいきなり「道」が妻になるんだけど、その経緯が「親に決められた」というところから始まる。 金がないとかの生活感のホラーや壮介のブラックジョークもあるのだけど、ちょこちょこ「道」の言動に怖い部分が多い。 優しく都合よく染み渡る喫茶店にギャルがいる 田丸鴇彦starstarstarstarstar野愛みなさんこれは読む栄養です! 疲れた心と体に優しく都合よく染み渡り、癒されるし元気出るしとにかく最高です! サラリーマンとギャルのラブコメだと思うと抵抗感ある方もいるでしょうが、主人公が男性だからギャルに元気もらったんじゃなくてギャルは誰にでも元気を届けてくれる存在なんです。 限界サラリーマンがフラフラしてたら喫茶店に連れて行かれてなんか知らないけどギャルに気に入られてギャルが全肯定してくれてギャルが励ましてくれた!最高! というお話です。 そりゃ最高です。るいかちゃんめちゃくちゃかわいいしめちゃくちゃいい子。ギャルって嘘つかないしいい子が多いですよね(ギャル好きの偏見)ギャルっていいですよね。 ギャルって最高っていうかるいかちゃんが最高なんです。それ以外語るべきことはないんです。 ギャルに優しくされたり頼られたり元気もらったりしたい!という人類の根源的欲望を満たしてくれる作品です。言葉と思いの伝え方綿谷さんの友だち 大島千春ママ子言葉選びを考えさせられる内容でドキッとします。本音と建て前を考えながらコミュニケーションをとるのは改めて大変。シャーペンの芯「ちょっと、もらえない?」「ちょっとって具体的にどのくらい?」のくだりは「?」になってしまう人が多数な気がする。気持ちを言葉で表現するのはいくつになっても難しいなーと思ってしまいます。一話完結なので読みやすい19番目のカルテ 徳重晃の問診 富士屋カツヒト 川下剛史starstarstarstarstarママ子医療マンガは沢山あるけど、「総合診療医」という言葉は 初めて目にしました。体調が悪いけど何科にいけばいいのかわからない事って自分も経験したことがあるので、こんなに親身になって対応してくれる先生が実際にも増えるといいなと思いました。「一歩間違えればたらい回し」同じような経験したことあるなと、共感できた作品でした。 つまらない紅茶の魔女の優雅なる宮廷生活 チートをひた隠す最弱魔導師の窓際ライフ 蛙田アメコ ヨリフジ名無し退屈な作品モブ子ちゃん♡心温まるモブ子の恋 田村茜starstarstarstarstarこめつぶこれはかわいすぎる。好き!!モブ子も入江くんも目立たないタイプだけど丁寧に重ねていく日々とその関係性がいい。 普通の大人しくて地味めな女の子でも恋をするととっても可愛くなるしそこがまたよくて身近にありそうな恋物語だけに、とってもきゅんきゅんします 不安なこともちゃんと言葉にして伝え合う二人が素敵だと思いました。 スーパーという身近な場所での何気ない日常の中で、私の中にも思い当たるような場面たちにドキドキしました、面白かった。<<1234>>
いろいろな人物が登場する。 上の人の首をちょん切って終わりというイメージでした。 国家を転覆させるんだから、そんなシンプルなものじゃないんですね。 世界史を学校で学んだことがないので、ヨーロッパの歴史はあまりよく知りません。 史実に基づくことと、基づかないことが混ざったヒストリカルファンタジーとはいえ、この漫画をきっかけにサン=ジュストについて調べたので、歴史の勉強になっているのだと思います。 さて、本作を読んだ感想は、民衆を動かすメディアの力はすごいなあということです。 女装したり、言葉を用いたり、策を練ったり、サン=ジュストはあの手この手で、人々を焚き付けます。 その中で印刷物?を使うシーンがあるのです。 「メディアリテラシー」なんて概念がない当時のこと、書かれた言葉は嘘か誠か真実が明らかになる前に瞬く間に広まり、読み手にとって真実となってしまっていく。ペンの力は強いです。 ラストは情報で戦っていたサン=ジュストが、情報がなかったからこそ迎えた結末という感じがしました。