ハッピーファミリー」なのに、ちっともハッピーでないし、ファミリーは壊れている。
タイトルにファミリーとか、マイホームがつくとサスペンスやホラーになりやすいのはなんでだろう。

「姉妹のような親子」を望む母親でありインフルエンサーのマリちゃんに振り回される、高校生の愛理。
彼女の前に、レンタルお母さんとして現れたアイダ。
アイダさんはゆっくりゆっくり、愛理や父親を籠絡し、マリちゃんを孤立させ、母親の座を奪い取っていく。
どうやら、アイダさんの過去と、マリちゃんの過去に接点があるようで…。

アイダさんは、あの家庭の壊れ具合を認識していたんだろうか。
愛理の担当になるかわからないのに、復讐を考えていたんだろうか。
良き母親を復讐が終わっても続けられるんだろうか。
アイダさん、不明すぎて、少し怖い。

母親のマリちゃんは、我が子が親族からもらった小遣いを自分のものとしてせびる姿が衝撃的。
夫はお金を家に入れていると言っているのに、どれだけお金がかかる人なんだろう。

実家の事情が描かれたので、ああなってしまったマリちゃんを同情できるかなと思ったものの、ちっとも同情できなくて、「あるぇー??」と思ってしまった。

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ヤンキー君と白杖ガール

目からの情報過多な世の中

ヤンキー君と白杖ガール
ゆゆゆ
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登場するヤンキーは顔の傷がなくて、服の趣味が良ければ、ものすごく人が良くて純愛している好青年。 弱視の女の子に「ポエマー」と言われるほど、大好きなユキコさんの前では好青年。 一線を越えると黒豹に戻るようだけど、ユキコさん第一なので基本は好青年。 コミュニケーションお化けのようなユキコさんも、見えないからそう変わらざるを得なかったとあって、相当な苦労の上であの人となりができていて、結果が一話冒頭の白杖ケツアタックなんだなぁと思った。 コメディになる部分は、NHKの番組バリバラでみた、障害者コントを思い出させた。 障害は触れるのを避けるべきことでもなく、彼女たちには当たり前なことで、その中でのからかいや日常の楽しみ、苦労が興味深く描かれている。 もちろんコメディ要素だけでなく、しれっとヤングケアラーとなっているきょうだい児の話や、人は年を取ればいずれ見えなくなることが描かれていて、でも重たい話のはずがドロドロしておらず、あっという間に読み終えてしまった。 視力がオレサマはなるほどなと思ってしまった。 かき氷シロップはオレサマを感じさせてくれる食べ物。食品に絞ると、嗅覚が2番手のオレサマ。 ちなみに登場キャラクターのなかでは、高校生男子らしくムラムラ大好きな青野くんがとても好きだ。

ワタシってサバサバしてるから

広告で見たことがあるやつだ

ワタシってサバサバしてるから
ゆゆゆ
ゆゆゆ

主人公が「私ってサバサバしてるから〜」っていうタイプの人間でした。 「みんな私のこと「かわいい」って言ってくれるけど本命にはしてくれないね?」で知ったのですが、主人公を「うわー何こいつ」って言いたくなるキャラクター(悪役)にして、当人が落ちていくさまを眺めるジャンルっていうのがあるんですね。 身近にいたら、さりげなくフェードアウトしたくなるタイプの性格ですが、「女の敵は女」というあたりはリアルです。 そして、男の中で生きようとしているわけでなく、同性と仲良くするわけでなく、人がいっぱいいるところに飛び込んでいるのに、孤高です。 読んでいて、どうしてそういう考えに?と思ってしまい、主人公なのについていけません。 本編を悪役サイドで見ている気持ちです。 とはいえ、ライバル視されている本田さんが主人公だと、「私ってメンタル強めだから〜」と、メンタルの強さを過剰に見せつけてくるキャラクターに改変されてしまいそうで、そんな本田さんは見たくないなと思ってしまいます。 よくよく考えれば、周囲がこれほどひいた反応を取っていてもへこたれず、ゴーイングマイウェイでいられる主人公の網浜奈美は非常にメンタルが強いです。 ビジュアルが本田さんと主人公が入れ替わっていたら、どんな感想になっていたんでしょう。

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか

殴るためのお肉

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
ゆゆゆ
ゆゆゆ

このタイトルで、この絵柄で、いわば北斗の拳。 いや、くにおくんかもしれません。 陰湿なイジメが繰り広げられる恋愛モノかと思えば、メリケンサックが出てくるタイプの恋愛モノでした。 メリケンサックと恋愛モノって、同時に存在しうるんですね。 「パワー・アントワネット」と違い、ムキムキでもなく、筋肉でもなく。 公爵令嬢として腐った世の中を正すため、いや殴りたいから主人公は暴力をふるいます。 ストッパーが無くなった彼女は強いです。 ターゲットの名前がいつの間にか「肉」呼ばわりになっていて、こうやって人でないから殴ってよしと正当化するのかなとチラと思えば、その肉がことごとく、言い訳できないレベルの悪役たちで、世直しのためには、殴っとこうかという気持ちを読者に湧き立てさせます。 そして、時の女神の力を借りて、倍速やらなんやらブーストさせて、「ボンボコボンボコ」殴って蹴って。 暴力シーン(連続)もこのきれいな絵柄のママ繰り広げられ、「創竜伝」の龍堂兄弟のようなめちゃくちゃな振る舞いも、このきれいな絵柄のママ繰り広げられます。 とりあえず公爵令嬢なので、一線は越えていないそうです。不殺です。 すべて峰打ちなので大丈夫らしいです。さすがです。 暴力で解決はよくないけれど、早いんだということはよくわかります。

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ハッピーファミリー 復讐のレンタルお母さん 分冊版

ハッピーファミリー 復讐のレンタルお母さん 分冊版

過剰な愛の押し付け、セックスチェック、自分優先で娘をアクセサリー扱いする毒親。毒親のわがままに振り回されて疲労困憊の娘が頼った先は、「レンタルお母さん」というサービスだった。派遣されてきた`アイダ’さんは美人で優しくて有能な理想のお母さん!しかし、あの彼女はだんだんと家庭に入り込んできて…!?あぁ、私の家族が乗っ取られていく。

こんな人生は絶対嫌だ

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【電子コミックス限定おまけ「丸山ゴンザレス特別解説&船木涼介あとがきマンガ」計3ページ収録あり!】 このマンガの中には【最悪】があります。【自己責任】でどうぞ……。平凡な女子高生の紗希は勉強をがんばる地味な毎日を送っていた。悩みは親との関係がうまくいっていないこと。両親が不仲でその八つ当たりを紗希が受けていた。ある日、高校の不良集団に目をつけられた紗希は恐怖するが、たった1本のタバコの喫煙を受け入れたことで、なぜだか不良たちと紗希は居心地のいい関係を築いていく。親との関係に悩む紗希の心は、不良たちとの時間にときめいた。それが惨劇のはじまりだった。紗希の人生はどうなってしまうのか!? ありふれた日常から一挙に転落する惨劇サスペンス!(このコミックスには「こんな人生は絶対嫌だ[ばら売り][黒蜜]第1~5話」を収録しております)

覆面の羊

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もう一度会いたい人はいますか?狂おしい悩みを抱える人々が、その地下室に訪れる――。迷える訪問者たちを待ち受けるのは覆面姿の「案内人」その「案内人」は語る――「ここで見聞きしたことは絶対に誰にも言ってはいけない」と。悪魔の実験の果てに創造された、人類の軌跡。一人一人の願いの形が、今ここに実現する――!!★単行本カバー下画像収録★

あいつに恨みはあっても、その家族には恨みはないにコメントする
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