デビルズライン

ツボすぎて一気読み…

デビルズライン
nyae
nyae
1年以上前

今連載中のブラックガルドが好きなので、こちらも読んでみようと思ってとりあえず試し読みしたら、あまりにツボすぎて一気読みしてしまった。 血に反応して変異する体質をもつ「鬼」が、現代社会でどう生きていくかというような話なので、そんなにファンタジーを進んで読まない私にもハマりました。 各キャラの恋愛の部分にも惜しみなくページを使って描いているのが特徴的で、とくに安斎とつかさの揺るぎない愛を存分に見せつけられました。良かった。

愛すべき娘たち

母との関係に悩む娘におすすめです

愛すべき娘たち
名無し
1年以上前

子供って親に対して何かしら思うところがあるじゃないですか。そうやって大人になっていくんだと思いますが。特に同性の親にはそうだと思うんですよね。母と娘の間柄を描いたものでこんなに自分にしっくりくるものは他にありません。親だからこそ許せたり許せなかったりすることってあると思います。主人公と母の関係は自分にとって理想かもしれません。冒頭に「親だって人間だもの!機嫌の悪い時くらいあるわよ!」というセリフがあるんですが、これって自分が未熟だったら逆に言えない言葉だと思うんですよね。自分が親になったらそう言えるようになりたいです。

伴走者

熱いです

伴走者
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

原作小説は未読ですが、一巻でスッキリまとまっていて読みやすかったです。盲目のランナーの併走者って選手ではないけどアスリートというユニークな存在ですね。単に一緒に走っているわけではなく、相当な技術と信頼関係を持ってレースを共に戦う特別な存在なのだと理解できます。この作品のように現実のランナー達にもきっとそれぞれドラマがあるのだろうと思うと熱くなりますね。マラソン競技は好きですけど、恥ずかしながらブラインドマラソンについて何も知識がなかったので、健常者のレースには無いような駆け引きの仕方を見ると純粋に面白い!と感じます。人間ドラマのみならず白熱のレース描写も素晴らしかったです。

ハヴ・ア・グレイト・サンデー

何曜日に読んでも良い

ハヴ・ア・グレイト・サンデー
かしこ
かしこ
1年以上前

あまりにも面白くて読み終わるのがさみしく、1巻を読んで二日あけて2巻を読みました。 明日からまた頑張るぞ〜!と思えるような充実した3人の日曜日。 大人になっても子供でいさせてくれる懐の深いリンジさんは、チャーミングなところも魅力的で、私もマックスのようにダッドに憧れます。もちろんヤスもいいキャラしてる。 オノ・ナツメさんの作品もっと読みたい!と思いました。

骨の音

岩明均のデビュー作も収録されている短編集

骨の音
名無し
1年以上前

岩明均のデビュー作「ゴミの海」も収録されている短編集。普通は何編か読んだ後に忘れてしまうような話もあるんだけど、これはどの短編も印象に残るのですごいなと思った。面白い面白くないというよりも読んじゃう覚えちゃうって感じです。荒削りなところはありますが手に取ってみて損はないんじゃないでしょうか。 個人的には「和田山」が好きですね。男女問わず油性ペンで顔に落書きをしてくる男、和田山。誘ってないのに同窓会に現れて次々と元クラスメイト達を襲っていく話。驚くようなオチがないのが逆に新鮮でした。あと上村一夫先生のアシスタントをしていた頃のエッセイ「アシスタントで覚えた事」が面白かった。

HUMANITAS ヒューマニタス

人や国や時代によって違う生死や闘いの意味

HUMANITAS ヒューマニタス
名無し
1年以上前

日本人なら何度かは 「武士道とは死ぬこととみつけたり」 という言葉を聴いたことはあるだろう。 武士道の心得を記述した書「葉隠」の一節だ。 武士とは何か、生きるとは死ぬとは何か。 死を覚悟して生きるのが武士道。 生きるために闘うがそれだけではない。 もしも今の時代の日本人に「葉隠」を漫画化して 読ませたらどう感じるだろうか? (実際に、そういう漫画はあるみたいだが) 日本人の魂を見出す人も居れば、 単なる精神論の一つとみなしたり、 ただの武家社会の建前論と評する人もいるだろう。 どちらかというと現代日本ではありえない、 ある種の異文化・異世界の話と感じる人が多いと思う。 「HUMANITASU」は 世界各地で似て異なるように存在した 葉隠的な文化を描いていると思う。 人類は過去から現代まで連綿と、 地球上の世界各地で生き抜いてきた。 そして生き抜くために戦ってきた。 それぞれ独特なコミュニティを作り、 独特な文化・風習を産み育て、 それらを作るため守るために闘い、 ときに己の意思に従い、 ときに意思に反しながらも闘い、 自身や他者の生殺与奪すらも行ってきた。 それぞれの独自な文化や価値感のもとに。 「HUMANITASU」ではそれぞれ3つの短編で、 アメリカやソ連や北極圏など地球上の各所での 色々な時代での人や国家体制や大自然を相手にしての 生きるための闘いを描き、意味を問うている。 もしかしたらそれらは外国人が日本の時代劇を見て 「ワオ!ホワッツ、ハラキーリ!」 と驚いているような種類なだけの話なのかもしれない。 結局は今ではなくなった時代の話に過ぎないのかもしれないし、 もしかしたら誤解や虚構も混じっているかもしれない。 だが自分は読んで胸を撃たれたし、 日本にある「葉隠」のような文化や風習、 生きるための戦いを、人類は それぞれの異文化の中でそれぞれの形で 行っていたのだろうな、と思わせてくれた。 その闘いという行為の意味や価値については、 読む人それぞれに違う思いを感じるだろうけれど。

サバンナ

神話伝説シリーズの1作目

サバンナ
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

『カムイ伝』第1部終了後の作品、『神話伝説シリーズ』(1974〜1980年)の1作目。表題作「サバンナ」ほか、2編の短編が収録されています。太古のサバンナを舞台に、原始の人類の営みを神話的に描いた異色作です。 まだ人類が言葉すら持たない時代であるため、セリフは一切ありません。しかしセリフが無くとも読めてしまうのが白土漫画。目の前の出来事だけでなく、何を考えているか、細かい心理まで伝わってくるから凄い。といっても、第3部で壮大なスケールの神話物語に変化し、全く別の漫画のようになってしまい、細かい意味までは理解できなかったですが…。第2部あたりから思想っぽい部分があるので、純粋に表題作のイメージ通りの漫画だったのは第1部だけでしたね。序盤はサバンナの動物たちも沢山登場します。

葬送のフリーレン

1巻出てるから1巻読んでくれ

葬送のフリーレン
名無し
1年以上前

アマゾンで高評価っぽくて「フーン」ろ思いながら読み始めました。 なるほど…そういう話ね! これまた普通の異世界ものとは一味違った感じで淡々と進んで行きます。 別に主人公が窮地から這い上がったりすごい力で世界を救おうとしたりしません。 でもじわじわと面白い! ので、読んで欲しいです!

マカロニほうれん荘

知らない間に「マカロニほうれん荘」のLINEスタンプ出てた

マカロニほうれん荘
名無し
1年以上前

先日「王様ランキング」のLINEスタンプが発売されて話題になってたけど、しれっと「マカロニほうれん荘」のスタンプも出てた。 https://store.line.me/stickershop/product/4696330/ja こういうのって好きなシーンがスタンプになってると嬉しいけど、 コレスタンプになってほしい!みたいなコマとかシーンってありますか?

SHOP自分

変わるものと変わらないもの

SHOP自分
野愛
野愛
1年以上前

いいところも悪いところも納得できないところも含めてこの漫画がとても好きです。 どの側面も全部大好きな人間なんていないし、何を選んでも苦しみや痛みがなくなることなんてきっとない。 会社が倒産し恋人に振られ全てを失った青年・チョクがとある出会いから古着屋を経営し、出会いやわかれを繰り返し成長していく物語。 このチョクという青年がなかなか憎めないヤツなんですね。 愚直だけど優柔不断、優しすぎるけど妙にドライなところもあるし、流されやすいし小心者。でもいいヤツすぎるくらいにいいヤツなんです。心の隙間を抱えてる人たちが、チョクに集まってくる理由はなんとなくわかる気がします。 そしてこの漫画の1番好きなところは、チョクが古着屋をやりたいわけじゃないというところ!! 「古着屋だったらできるかも」と周囲の人から服を集めたりアドバイスを受けてなんとか店を開き、様々な困難を乗り越えてもなお、チョクは別に服を好きにならないのです。ギターをはじめたり、ビールの美味しさに目覚めたり、魅力的な女性と出会ったりしながら自分のやりたいことを探していくのです。 脱サラしてお店を経営するだなんて、夢でしかない憧れでしかないと思うけれど、そりゃ悩みは尽きないよね…って現実を見せてくれます。 悩んで流されて苦しんで、そんな日々の中で自分を突き詰めていくのが人生なのかもしれません。 最終話はめちゃくちゃ駆け足すぎるし、チョクの仕事や恋愛のその後が知りたくて仕方がないけど…人生死ぬまでどうなるかわかんないもんね、と自分を納得させています。 そして大市民シリーズと同じくブレないギャル批判がすげえ。とんでもねえ。 茶髪ガングロ厚底厚化粧へのヘイトスピーチがとんでもないですけどこれは柳沢きみお先生の一貫した主張なので、もうなんとも思わなくなりました。 そういう個人的な主義主張を抜いたらとても好きな漫画です。そういう主義主張がやばいなと思える世の中になったのはよかったと思います。 時代は変わったなあ と 時代が変わっても変わらないなあ 両方を味わえる作品だと思いました。わたしは好きです。

メタモルフォーシ人

キャラから、設定、オチまで最高でした。

メタモルフォーシ人
名無し
1年以上前

変態遺伝子が覚醒すると、ヒトはサナギになって成虫になり、今までとは別人に生まれ変わる。 ある日サナギから美男子が孵化するところに遭遇した主人公の花井さんは、地味で何もない自分から生まれ変わるために、美男子の村崎さんの抜け殻を食べ続けると… 誰も予想できないオチが待っています。 主人公がこれでもかと地味に描かれているところも良いですし、なによりこの設定がよく思いついたな〜と感心する突飛さ。突飛なのにすんなりストーリーに馴染み、読者は置き去りにならない。 もうこの作家さんのファンになったので、次回作を首を長くして待っています!よろしくおねがいします!!

はたらく細胞LADY

生きとし生けるすべてのLadyへ...

はたらく細胞LADY
名無し
1年以上前

はたらく細胞シリーズ最新作は「女性の体内」が舞台。 見た目はまるきり眼鏡執事のマクロファージさんを中心に、免疫細胞たちが毎日身体を張って女性特有の身体の変化や不調から守ってくれているようです。 第一話は「冷え性」によって免疫力が低下したところに侵入してきたウィルスから守ってくれました。 というより生姜ドリンクの即効性がすごい。 個人的には中性的なヘルパーT細胞さんが好きです。 https://twitter.com/saibou_lady/status/1219915929464651776

今日から未来

心理誘導テクとエモい恋心 #1巻応援

今日から未来
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

幼馴染女子から告白された女子が、恋心と共に告げられるのは「私を貴方の好きにして」という言葉だった。 思いもよらない同性の、幼馴染との恋愛という選択肢に戸惑う主人公。それに対して幼馴染は、「こんなことしてもいいんだよ」という具体的提示をして、主人公に想像させ、恋愛の実現可能性に誘導していく。 自分と恋愛することのメリットと、しないことの損失を選ばせようとする、見事な誘導テクニックで幼馴染は「自分との恋愛」を主人公の心に植え付ける。 しかしそれは、単なるテクニックではない。長年の恋心、いつも共にいながらずっと秘めてきた想いや欲望が、選択肢の中に重く込められつつ、時に我慢できないという風に行動に出る。どこまで計算で、どこまで衝動なのか……分かる様で分からない。 幼馴染の明るさと、内に秘めた重い恋情のギャップが……エモいとしか言いようがない!主人公には是非応えてやってくれよ、と言いたくなるが、まだ受け止め切れていない彼女に、幼馴染は1巻の最後でさらに仕掛ける。次は……当て馬!?(それあかん奴や、一歩間違えれば壊れる劇薬やでぇ〜)

24区の花子さん

杉並廃墟と不思議女子SF #1巻応援

24区の花子さん
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

『地球の放課後』吉富昭仁先生が描く「廃墟SF」が再び! 東京都杉並区で起こった超常災害。膨大な犠牲を出した地域は封鎖され、「24区」と呼ばれるように……。24区で弟を見失った高校生は、密かに24区に立ち入り、弟を探していたが、そこで同じ高校の女子を見かける、というお話。 崩壊と自然の浸食の激しい都市が細かく描かれ、そこで起こる超常現象と相まってちょっと重い世界観になっている。実際の地名が出てくるところもあり、もしかしたら杉並に土地勘のある方は、分かる箇所もあるのかなぁ……ちょっと崩壊が激しいけど。 学校で24区での事を問い質しても、はっきりしない女子。24区の彼女と学校の彼女は同一人物なのか……。さらに思考が現実に反映される24区では、自分でも気付かない本心、深層心理が試され、読み応えのあるストーリーに発展しそうな期待感がある。 割と命懸けの異界冒険と、不思議女子の謎解きの、続きが気になる!

未来人カオス

ふたりの男の友情の行く末を描くスペースオペラ

未来人カオス
一日一手塚
1年以上前

近未来。須波光二と大郷錠は互いに銀河総合アカデミーへの入学を志す親友でした。しかし優秀な須波へ密かな嫉妬心を抱く大郷はとある陰謀に利用され、なんと須波を殺害する計画に加担します。謎の存在オパスの力によって姿を変えて蘇生した須波は、宇宙移民局の局長となっていた大郷に見つかり流刑星へ放逐され、カオスと名を変えて新たな人生を送る…という怒涛の冒頭部が読み応え抜群でした。 物語は宇宙の果てでさまざまな異星人と交流しながら生き延びるカオスと、地球で陰謀に巻き込まれながら立身を図る大郷の視点で進んでいきます。 大郷も一見救いようのない邪悪に思えますが、決して強い人間ではなく、心の弱さから人を恐れ、悪事に手を染めています。生き返った須波を殺さず流刑にしたことからも、彼がどんな男なのかよくわかります。きっと2度は親友を殺せなかったからでしょう。常に後悔・不安・罪の意識に苛まれながらも、生きていくためにギリギリの選択として悪を為しているのが大郷なのです。 須波との友情を手放し、他人を拒絶し続けた孤独な大郷。広大な宇宙に放逐されながらも生に執着し、多様な宇宙人と信頼関係を築き上げたカオス。 ふたりのあいだにあった友情と信頼は一見消え失せてしまったように見えます。互いに憎しみ合い、スキあらば殺そうとする中盤の展開は壮絶そのもの。 だからこそクライマックスでカオスと大郷が最後に見せる表情には目頭が熱くなります。最終ページには「第一部完」とありますが、その後続編などは描かれなかったよう。 友情とは何なのか。ふたりの関係性がどこに着地するのか。壮大なテーマと世界観、もっと見ていたかったと思わされました。

アキはハルとごはんを食べたい

ご飯×男子大学生はズルいってばよ

アキはハルとごはんを食べたい
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前

2人でルームシェアをしているアキとハルという大学生が主人公。絵がとにかくお洒落で可愛くてご飯がキラキラしてる…! BLのLの部分はあんまりなくて、本当にただ「男子大学生が2人暮らししているだけ」って感じでそこが最高ですね。 恋愛要素を抜いて主人公の年を若くしてキラキラさせた「何食べ」って感じって感じで読んでて癒やされました。 https://twitter.com/taji_makoto/status/1153983757243650049?s=20 https://comic.pixiv.net/works/5876 たじまことって水曜日のトリップランチの方だったんですね。そっちも読んでみたくなりました。

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