サイコドクター楷恭介

サイコドクターの続編なのか?

サイコドクター楷恭介
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

亜樹直 的場健の「サイコドクター」の続編らしいが、主人公の姿や性格がだいぶ変わってるので完璧な続編という感じがしない。なんか急激終わった感じがするので調べたら同じコンビでやってた「神の雫」を始めるために終わらしたそうだ。 最近の精神科医マンガと違いサスペンス色が強い

千年狐

高い画力とボケまくる古代中国妖怪譚

千年狐
さいろく
さいろく
12ヶ月前

狐を主軸に展開される妖怪ファンタジー古代中国編。 小噺が詰まった本作はめちゃくちゃいっぱいモブが出てくるが、それぞれちゃんと特徴があるのでなんとか憶えられる。 絵も上手いが話もフザケてるとことシリアスなとこと書き分けがしっかりしていて意外な角度で繋がっていく物語が面白い。

日曜日はマルシェでボンボン

かわかみじゅんこ入門としてもオススメ

日曜日はマルシェでボンボン
名無し子
1年以上前

かわかみじゅんこ先生の作品に登場する少年少女はガラスのようにナイーブな心を持っている人が多いですが、この作品のマシュマロみたいにふっくらした主人公・ジュリエッタちゃんは真逆なタイプのおませな女の子です。でもフランスの女の子って小さな頃からすでにパリジェンヌって感じですね。なんかちょっと言動が哲学的です。かわかみ先生のパリ暮らしエッセイ漫画「パリパリ伝説」を読むと、ジュリエッタちゃんってもしかしてこの子がモデルかな?やら、このエピソードを描いてる時ってもしかしてこの時?など、裏エピソード的なことも分かって面白いです。主人公はいますが群像劇なのでフランスの大人達のアンニュイな恋の話もあります!誰が読んでも気軽に楽しめる作品でありながら作家性も十分にあるので入門作としてもオススメです。

跳んで 火に入る夏の虫

陸上アスリートが持つ美しさみたいなのはあると思うけど

跳んで 火に入る夏の虫
336
9ヶ月前

1ページ目からインパクトがあって、絵も上手くてヒロインのキャラも良いのだけど、フェチズムを隠すことのない主人公がキモすぎたのがちょっと…。陸上選手やってた私にはややキツいものがあった。女神のスプリンターみたいにエロ全開でやりきってる漫画なら笑えてたかも。

開国おでん

どこか懐かしさすら感じる

開国おでん
336
1年以上前

月マガの読切。ヤマトの国、開国、おでん…と超有名海賊マンガの影響があるのは一目瞭然とはいえ、堂々とした王道バトル漫画をやってくれてるので応援したくなる作品。やっぱり少年マンガらしさは大事というか、こういうのが良いんだよな…。昔の初期ワンピの良さっていうの?一周回って懐かしさすら感じてしまう。ちょうどジャンプでワノ国編が激アツなのでタイミングも良い

昏倒少女

一本背負いをくらったかのような清々しさ!

昏倒少女
影絵が趣味
影絵が趣味
1年以上前

『町田くんの世界』でお馴染みの安藤ゆきワールドがこの短編集にも活き活きと迸っています! ―まずクラッときて ―一瞬にして左右上下 ―感覚がなくなって ―それはつまり ―受け身も取れない いきなり、こんなふうに昏倒してしまう表題作の『昏倒少女』は安藤ゆきの安藤ゆきらしさというか、安藤ゆきワールドを存分に体現しているように思います。とくにこの「いきなり」というあたりがいかにも。何はともあれ、いきなり昏倒してしまうことで『昏倒少女』は安藤ゆきワールドの台風の目のなかにすでにいる。昏倒した当の本人は、まさしく台風の目の静けさのごとく気を失っているのかもしれませんが、まあ、周囲は振りまわされるわで大騒ぎになる。 町田くんという人がまさにそうでしたけど、安藤ゆきワールドでは発端がいつもこちら側にあるんです。たとえば、町田くんという人はちょっとすっとこどっこいなところはあるんですけど、その行動はいつだって何かの理由を受けて後手後手にまわるのではなく、つまり、周囲に振りまわされるのではなく、あくまでも町田くんという人がひとつの台風の目になって周りの人たちを巻き込んでいくようなところがある。町田くんはちょっとすさんだようなところがある猪原さんという人に出会う。でも、猪原さんが何か困っていそうという理由から猪原さんにアプローチするのではなくて、あくまでも町田くんがどうも気になったから猪原さんに接近していくんです。 『昏倒少女』では、頻りに「口実」ということが言われる。わざわざ保健室にプリントを持ってきてくれた橘くんに小日向さんは「そこはかとない口実感」を感じ、保健室の先生にドギマギする橘くんに「口実はわたしか」と納得する。ちょっと安藤ゆきワールドらしからぬ口実ありきの世界。でも、後にプリントを口実にやってきたことが橘くんの口から明かされる「ふつうにクラスメートなら心配だろ」と。すぐさま小日向さんの心の中で「それってそんなにふつうじゃない気がするけど」とツッコミが入ることからも明らかな、このふつうのふつうじゃなさ。 こんなセリフをすんなり受け入れてしまうほど、私たちは物語を読むうえでも、日々の生活でも、理由というものを非常に重んじていると思います。でも、安藤ゆきワールドに接していると、何だかいかにも重要そうな理由というものが副次的なものに思えてくる。理由を受けての受け身にまわった後手後手の行動ではなくて、なんかもっと積極的で直接的なものを見てみたいと思う。それこそ、唐突に一本背負いをくらったような清々しさを!

HGに恋するふたり

好きなものを好きと言える世界 #1巻応援

HGに恋するふたり
sogor25
sogor25
1年以上前

14歳の頃に初めて見た「機動戦士ガンダムSEED」に心を奪われた主人公の神崎さやか。しかし、周囲の友人がキャラクターの話で盛り上がるなか、彼女が惹かれたのはモビルスーツ。そんな気持ちを同級生にも話せないまま時間は過ぎ気付けば30歳。そんな彼女がある日、ガンプラ好きの女子高生、高宮宇宙(そら)と出会う。 まず心惹かれるのは、30歳のOLであるさやかと16歳の女子高生である宇宙が年齢を超えてて"好き"の気持ちで繋がっていること。「メタモルフォーゼの縁側」にも近い設定ではありますが、作中でも触れられてる通り、"16歳"というのはちょうど「ガンダムSEED」が放送されていた年に生まれた子ということ。つまり、相手が生まれる前から好きだったものを通して生まれる交流、これこそが本当の意味での"世代を超えた交流"なのではないでしょうか。 また、"世代を超えた"という意味でもう1点重要だと思っているのが、2人の"好きなもの=ガンダム"に対する接し方。好きな気持ちの強さは変わらないのですが、周囲にガンダム・モビルスーツが好きなことを話すことを躊躇っていたさやかに対し、宇宙のほうは初対面のさやか相手にさえ『お姉さんもガンプラ好きなんですかっ!?』と臆面もなく言い放ちます。好きなものが少数派だったときにそれを周囲に堂々といえないという気持ちは「トクサツガガガ」などでも描かれていますが、特に30代以上の人なら誰しもが経験しているものだと思います。それが、もちろん人に依るところもありますが、時代が令和に移ってマイノリティでも好きなものを好きと堂々と言えるようになった、そんな世代間の見えないギャップも描いているのではないかと思います。 作者の工藤マコトさんも「ガンダムSEED」から入ってガンダムが好きになった経緯があるとのことで、もしかしたら作者の実体験も多少なりとも入っているのかもしれません。そしてそんな作品をガンダムシリーズの専門誌であるガンダムエースで連載している、そんな奇跡的な繋がりにも感謝しつつ、ガンダム好きだけではなく、幅広く楽しんでもらえる作品だと思います。 1巻まで読了

ダンジョン&デリバリー

超強配達人は友達が欲しい #1巻応援

ダンジョン&デリバリー
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

ダンジョン内に弁当お届け!配達人・カイエン君は冒険者・怪物の区別無く配達するが、邪魔する奴には容赦無し!超強い配達人だが、彼は友達が欲しい! 決してコミュ障では無いのに、友達に異様に拘るカイエン君。彼の望みは次第にいい様に利用され始め、「トモダチ」を餌に頑張らされるカイエン君、なかなか可笑しな事になっていく。矢鱈強いので可哀想では無く、笑えるコメディになっている。 ダンジョンのボスも冒険者も、分け隔てなく付き合うカイエン君の、気持ち良さとアホっぽさが可愛い! 食漫画としては食材がよく分からないので見所は無いが、和風な世界観とペンのタッチがとてもマッチして、不思議かつ勢いのある、楽しい冒険譚になっている。 (連載時は「ダンジョンデリバリー」となっていたのかな?) ◉◉◉◉◉ 巻末の読み切りは、主人公が自分で描いた異世界モノ漫画の主人公に転生してしまう話。自分の描いた話の駄目さにウンザリしながら、創作に盛り込んだ現実がリンクし、切実になっていく。この作品を傑作にするには……?

とんがらし

とんがらし…花言葉「旧友」

とんがらし
かしこ
かしこ
1年以上前

表紙を見て「あ、これは自分の好きそうな漫画だな…」と、ピンと来たので買ってみたら大当たりでした。表紙の印象を超える作品に出会えるってそれほど多くないのですごく嬉しかったです。作者の桐村海丸さんについて調べたら、最近ではさらみという別名義で「ピカエル」という作品を描かれていたようです。え!全然雰囲気が違う!! あらすじにある通り「とんがらし」は【新撰組になる前の、まだ何者でもない彼らの物語】です。沖田総司、近藤勇、土方歳三などの歴史に名を残した面々の、誰の記憶にも残らないような何気なくて尊い日々、例えば、どしゃ降りの日や月が綺麗な夜などが描かれています。あまり多くを語らないからこそ生まれる余韻がとても心地よかったです。脇役が子供から大人まで魅力のある顔立ちをしているのも楽しかった。ひとことで言えば「漫画が上手い!」です。

脳兎サミット

わかりみが深い

脳兎サミット
野愛
野愛
1年以上前

脳内に天使と悪魔があらわれて葛藤するのはよくある設定だけど、これは兎と兎なのでとてもかわいい。しかも天使の兎もそんなに天使じゃない、割とみんなネガティブで現実的。 主人公の鰻田さんがめちゃくちゃネガティブでコミュ障なのがよい。わかりみが深い。誰とも会わずに帰りたいし、デパートで店員さんに声かけられるのこわいけど声かけられないとわたしのようなものがこんなとこに来てすいませんみたいな気分になるし、わかる。 気持ちがわかる故にゆるく楽しく読めました。 鰻田さんは目しか描かれてないのにご飯食べるし口紅塗るからふしぎ。かわいい。

私季、折々と

度肝抜く愛の形

私季、折々と
名無し
1年以上前

イーグルス、ホテルカルフォルニアからきているのであろう、バーカルフォルニアが舞台。(台詞が歌詞とリンクしている)これは世代としてはとても面白く、新しい解釈を見せられたなと圧巻。 絵のタッチや、ぱっとした流れは綺麗なのに 『この作品を読み続けたら自分の中のなにかが変わりそう』というなんともいえない不安感すら感じる。バーカルフォルニアの常識をすっと理解し受け入れてる自分がいたりする。不思議の国のアリス的な空気を放つ異質な作品でした。作者は過去にどんな作品を描いたのか?と見たらドコメディで「いやっええええ!?」感のギャップも良かった笑 万人受けしないであろうテーマに、強くせめた作品でした。ぜひ連載してほしい。

あなたへの日記

日記から始まる自由の話

あなたへの日記
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
1年以上前

週刊ヤングジャンプ1億円40漫画賞受賞作 歴史 大賞+審査員特別賞 https://tonarinoyj.jp/episode/13933686331728670472 歴史部門の大賞にふさわしい素晴らしい読切。 過酷な状況下で、自由と尊厳と友人を守り抜いた女性の気持ちが、現代によみがえり意志が繋がっていく。 これは泣いちゃうよ…。 現代で感じるちょっとした不自由と幼い抵抗、そして思いを馳せる過去の不自由苛烈さと抵抗の強い意志が対比されるうえで同じ見た目の少年少女として描かれるのもよかった。まさか海で手紙入りの瓶を拾ったことからこんなことになるなんて思いもしなかった。 日常的な「部活に入らなきゃいけない」という身近で小さい入り口からだったからこそより話に広がりを感じた。 読んでて、途中で読切だったことを忘れてしまうくらい濃くて強い話だった。 いまの自由を噛みしめて先人たちに敬意を表す。

トナリはなにを食う人ぞ ほろよい

香川男子×長野女子の同棲、割と幸せ進行

トナリはなにを食う人ぞ ほろよい
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

前作『トナリはなにを食う人ぞ』で、見事恋を成就した元ズボラ女子・稲葉さん。社会人になり、料理男子の瀬戸君と同棲を始める本作、なかなか甘々です。 前作と比べ、お酒をがっつり飲んだり、エッチな攻防が繰り広げられたりと、オトナな内容多め。レシピも酒のつまみが増えつつ、作り置き・弁当・副菜等豊か。 何がいいって、稲葉さん一人頑張るわけじゃないところ。瀬戸君も自分の細かい性格を自覚して直し、お互いに生活をすり合わせ、感謝しあったりして、共に楽しく生活する。そんな二人を、素直に見習いたくなります。 一番盛り上がるイベントは、お互いの実家への帰省。食を含め互いの基盤を知ったり、親に認めてもらおうと頑張ったり。特に瀬戸君の実家・香川回は、地域の食、実家の家業や家族構成など、瀬戸君の背景が見えて人物像に深みが。私も長男だから、分かるよ〜。 安定している二人だけれど、実は物凄い偶然のご縁だと知っているから、こちらがこの二人にどえらく感情移入してしまう。おはようからおやすみまで生活を覗きながら、二人の奇跡の続きをいつまでも眺めていたい、そんな作品です。

のボルダ(読切)

のぼるモヒ子さん

のボルダ(読切)
名無し
1年以上前

鬼頭モヒ子(53才・妖精)こと鬼頭莫宏先生が美少女化して、趣味のボルダリングの漫画化に挑むのか挑まないのかよく分からない漫画だが、ひたすら自分語りしてるだけなのにめっちゃ面白い。自身の作品、ちりりん(のりりん)の話について、他社のボルダリング漫画にもツッコミを入れまくる。無敵か。「電子なんで」を理由に続きの2話目が始まるかどうかもわからない。

グッドナイト、アイラブユー

旅を通じて家族と自分を知る物語

グッドナイト、アイラブユー
ANAGUMA
ANAGUMA
11日前

母の遺言をきっかけにイギリスまで旅立つことになった大学生の大空(おおぞら)。着いたかと思えば母が遺した新たなミッションが託され、家族の過去と今を知るための欧州各地を巡る旅に出ることに…というロードムービーなあらすじ。 『アザミの城の魔女』で描かれる異国の表現にビビッときて、こちらも読みました。鮮やかなヨーロッパの雰囲気と、大空の心が揺れ動く旅情の描写が全コマ全ページ本当に美しい…。 旅は人を変えるといいますが、ヨーロッパ各地でさまざまな人に出会い、大空自身も気付いていなかった「自分」を発見していく過程が丁寧で心地良いです。 自分の気持ちを誰にも伝えられなかった大空が断絶状態だった家族と新たな関係を結ぼうとする。この一生懸命な姿に心が熱くなってしまいます。 読んだあと、どこか遠い場所に旅立ちたくなるような素敵な作品でした。

酒井美羽の少女まんが戦記

少年漫画のアシ先で起こった衝撃的な話

酒井美羽の少女まんが戦記
名無し
1年以上前

酒井先生は女性向け作品の漫画家ですが、プロデビュー前に行った少年漫画のアシスタント先の話です。40年近く前の話だからこそ描ける内容でしたね。ゾッとする…(でも「Dプロ」ってダイナミック…うーん、、) 最近ベテラン少女漫画家の実録漫画が多いですね。もっと色んな人に描いてほしいです。

花野さんとの縁結びは難しい

埼玉の神社が舞台のほのぼの4コマラブコメ

花野さんとの縁結びは難しい
名無し
1年以上前

マンバ通信で紹介されててKindleUnlimitedで読めたので読んでみました。縁結びのパワーがすごいおっとりした巫女・花野さんと、堅物真面目で純粋培養で育ったために全く気づかずに下ネタを言ってしまう正信の2人のお話。 普段読まないタイプの作品でしたが、正信の天然下ネタ以外とてもほのぼのしててよかったです。 埼玉にある氷川神社がモデルということで、さいたま市立漫画会館や観光館そぴあといった場所も登場して行ってみたくなりました。

もっとみる