お腹がすく
ロックンロールは死なない
世の中に絶望した優等生の少年を、自由に生きる少年が救う。 お前には音楽の才能がある、一緒に音楽をやろう。どうせ死ぬなら27歳で死のう。ロックンロールが死んだなら俺たちで蘇らせよう。 ありがちなストーリーと言えなくもないし、現実的に考えたらそんな都合よく音楽の才能があるわけもない。 でもめちゃくちゃ熱い。画面から爆音が聴こえてくる。オーディエンスの熱狂も伝わってくる。 疾走感たっぷりだけどロックンロールとは何かを丁寧に伝えようとしている作品だと思った。 ヤンキーもタバコを吸わずカーチェイスでもシートベルトをしめるこの時代に、自殺未遂も破壊も交通法違反も濁すことなく描いてるところも素晴らしい!
文明の発展によって生まれた"魔獣"を"掃除"する兄弟の物語 #1巻応援
舞台は修練を重ねた限られた者のみが使える力であった魔術が技術の発展により誰でも使えるようになった世界。 しかし、魔術を使うための魔術装置を生産する際に「汚れ」と呼ばれる廃棄物が生じ、「汚れ」に取り憑かれた獣たちが魔獣となり人々の生活を脅かすようになっていました。 この作品はそんな世界で魔獣から「汚れ」を取り除き安全な獣に戻す、“掃除屋”と呼ばれる仕事をする姉のリグティアと弟のセオドアという姉弟を描く作品です。 天才魔術師であるリグティアと魔術は使えないけど心優しいセオドアの2人が様々な魔獣を掃除して元に戻す様子が描かれる中で、魔術装置の発達によってリグティアが魔術師としての存在意義を問われてしまう様子や、魔術装置の便利さと引き換えに生み出され続ける魔獣の存在など、端々に深い世界設定が垣間見えるファンタジー作品です! 1巻まで読了
令和の世に甦った桃太郎、しかしその姿はなぜか"ヒヨコ"でした #1巻応援
『キューティクル探偵因幡』『魔女の下僕と魔王のツノ』の作者の新作であるこの作品のテーマは“桃太郎”。 強大な鬼との戦いに敗れた桃太郎は、力を蓄えるために桃に封印されることになります。 そこから300年の時が経ち、令和の世に復活を遂げることになる桃太郎ですが、桃から生まれ出でた彼はなぜかヒヨコの姿になっていました。 彼が復活した時、当時の家来の中で唯一生き残っていた猿彦という男が新たな仲間を集めて鬼との戦いを続けていて、桃太郎は彼らと行動を共にしながら完全復活を目指すこととなります。 桃太郎もといヒヨコの可愛らしい造形や彼の復活までのギャグみたいな展開からコメディ色の強い作品なのかと思いきや、現代においても脅威を残す鬼の存在やその鬼との戦いの描写にはシリアスさも見られ、緩急使い分けた読み応えのある作品になっています! 1巻まで読了
痛みを知る者の優しさ溢れるコメディ #1巻応援
あらすじと表紙、あるいは最初の1話だけを読むと、かわいいものが好きという極道のギャップを少年目線で楽しみつつツッコんで行くコメディのように思われるかもしれません。 もちろんそういった要素もあるのですが、本作は話が進むごとにどんどん新たなキャラクターが登場して来ます。少年の保護者や同級生、年上のお姉さん、極道の舎弟……そのどれもが個性溢れる良いキャラであり、キャラ同士の掛け合いが非常に良い味を出しています。 性や職業、趣味などあらゆる要素を理由に人は人を攻撃しますが、本作のメインキャラクターたちの多くは、他者から迫害された経験、その悲しみと辛みを抱いています。どんな言葉を掛けられたら痛いか知っている。だから逆に、そんなときにどんな言葉を掛けられたら嬉しいかも知っているのが本作の主人公。その優しさによって、多くの人の心を開かせる様は読んでいる方の心もぽかぽかさせます。 本当は自分も同じようなことで人から傷つけられた経験を持つのに、自分も同じようなことを人にしてしまっていることに自覚的になる瞬間なども非常に上手く描かれており、色々な人に刺さるであろう内容となっています。 しかしながら、基調としてはコメディ。笑って楽しみながらも、時折心に沁みる話が出てくるバランスが非常に良いです。 たまに古風なネタや演出も出てきながら設定的には令和感溢れるハートフルコメディとして、広くお薦めできる作品です。『ロマンティック・キラー』に続いて、こちらもぜひアニメ化などして欲しいですね。
美しき魔物の王を"解雇"したい女性の異世界ファンタジー #1巻応援
突然異世界に転生し、気付いたら不思議な森の中にいたネアという女性は、とある国の領主に保護され、息つく間もなく自身が**“歌乞い”**という役職の適正があると聞かされます。 “歌乞い”とは、魔物と契約を結び、その魔物が持つ魔術の叡智を得るという役職。 しかし、その恩恵の“対価”として**“歌乞い”自身の命が削られていく**という事実を知ったネアは、“対価”を少しでも小さくするために、正式な儀式の前に低級な魔物を召喚しこっそり契約しようとした結果、あろうことか**魔物の王であるディノ**を召喚してしまいます。 この作品はネアに異様な懐き方をしている上になぜか“対価”を取ろうとしないディノと、そんな彼のことを当たり障りのない「薬を司る魔物」と領主に偽ることで厄介事を避けつつなんとかディノを“解雇”し別の魔物と契約することで安寧を得ようとするネアを中心に、美しくも儚い雰囲気を纏いながら密度の濃い物語が紡がれていく異世界ファンタジーです! 1巻まで読了
作画はいいんだけどね...
久水あるた先生は18禁の漫画や同人誌で好きだったので読んでみた なんというか、すごく普通... 異世界転移してナンパに関するスキルをゲットしたってのは、ちょっと新しかったけど、展開がなんとも... ナンパのスキルというか、コミュ症のマイナスがやっとプラマイ0になったというだけで、これからスキルを磨いてナンパできる様になる〜ってのが話しの本筋 この時点で全然広がらなそうな... 闇の勢力が〜など、他の要素もあるが、ここは有りがちな内容なので特にこれといった感想もなく あと3巻以降ぐらいから画力安定しなくなってきたのが、個人的にはツライ... エロで人気ある人なんだから、エロ要素入れた作品描いた方が絶対いいでしょ...
「 #作家は経験したことしか書けない 」がTwitterのトレンドになっていたのをキッカケに読みました。
以前は買おうか否か迷った本作ですが、先日のTwitterで「#作家は経験したことしか書けない」がトレンドになっていて、そのタグが付いたツイートを漁っているうちに読みたくなり、思い切って購読しました。 いや〜〜〜〜〜〜見る人が見れば面白い漫画です! レディコミの豆知識や人生論が取り込んでいてタメになりますよ!(ニッコリ)
ロザバン作者のクトゥルーSF
ロザバン作者なだけあってすごい高画力...! バトルも迫力あるし、キャラも可愛い クトゥルー神話を題材にして、霊体を憑依できる主人公と仲間たちのドタバタコメディしつつ、バトルやアクション要素もたっぷり クトゥルーならではの旧支配者や邪神も登場して、オカルトSF要素もあるのが更に楽しいところ ジャンプ+の連載が止まってる?のが残念だが、これは是非ちゃんと続き描いてもらいたいと思える作品
これって百合なのか?!
友達の彼氏を寝とっちゃう話なんだけど、その理由も「あの子が付き合ってるのってどんな男なんだろう…」っていう興味からだし、友達も「彼氏といると主人公と一緒にいるみたいなんだよね〜」みたいな思わせぶりなこと言うし、この二人って実は両思いなんじゃないの?不憫なのは主人公のことをうっかり本気になっちゃった彼氏だよね。寝取り事件があった後に全員疎遠になるけど、それから数年経って仕事で主人公と彼氏が再会してからがメインの話になるのかな。連載時は休載も多かったけどまとめて読むとやっぱり面白い。私は自分の感情に無自覚でややこしい性格の主人公のこと嫌いじゃないです(笑)
すごく怖い。とにかく怖い
とにかく怖い漫画です。 過去一番怖かったかもしれません・・・ グロいのが苦手な人、想像力が豊かな人はおすすめできません。 怖いものみたさの気軽な気持ちだと心に傷を負うかもしれません。 紙とペンでここまで人間の心を揺さぶることができるなんて漫画は素晴らしいと痛感しました。 もっと絵が下手だったら、ここまでグロく感じないのかな。。
「月光」感想
なかなか攻めた題材を取り上げているにも関わらず、このやけに清々しい読後感は一体何なんだろう(笑) 今回ウチヤマ作品を初めて読んだが、話の構成が上手い作家さんだなぁと思った。思いがけず良き一冊!
コナンファンとしては・・・・
名探偵コナンファンとして、読まずにいられないと思い、先日読了しました。 トラウマになるぐらい怖かった、真っ黒な犯人が主人公です。 今のコナンは何をやっても人気が出るという、スターマリオ状態なのだろうなと思います。 個人的には、犯人は怖いままでいてくれた方が、本編に支障が出ない気がします。 最近のコナンでは怖い事件は全然起きないので、良いのかもしれません。 昔はとにかく怖かった。。。
スピンオフ
小学校の先生の春巻龍が主人公の浦安のスピンオフです。 スピンオフだけど、内容やテイストは本家と変わらずの日本有数のギャグ漫画です。 とにかくくだらないから、人生が嫌になって笑いたい人は頼ってみても良いかも。 きっと何かを変えてくれるはず。
「対岸のメル 幽冥探偵調査ファイル」感想
虫や動植物や幽霊と対話が出来る不思議な力を持つ少女メル。ひょんなことから頭脳明晰な少年ワキヤと出会い、その力を活かしながら謎を解いて死者の魂を救っていく話。ホラー要素はあるものの、どこか懐かしさや温かさを感じる。特にメルの父親のエピソードが良かった。
壁になりたいって、どんな気持ちなのだろう。
この漫画を見続けたら壁になりたいってタイトルの意味が分かってくるのかも知れない。 アセクシャルの女性と、ゲイの男性の偽装結婚のお話です。 想像以上に深く作り込まれてて読み入ってしまいました。 お互いを知っているからこそ、何でも話せる相手ってとても貴重で大事な存在なのだと思う。 相手にかける言葉の大切さや、(2人のやり取りがグッとくる)人間関係を構築してく上で大事なことを教えてくれるお話だと思います。
グラビアの影に隠れて
あのマキバオーの続編です。 可愛いヒノデマキバオーがどんどん成長していきます。 この漫画ってプレイボーイで掲載されていたので、グラビアとの非対称さがとっても良かったです。 友達に見られても、「マキバオー」読んでるだけだから。と言い訳ができたのもいい思い出です。
近未来
現実世界では、どうしようもない中年が仮想世界にハマっていく話。 恐らく10年後の中年童貞はこの漫画と同じような事になります。 すごく引き込まれるし、内容も面白い、細かいプログラマーの描写とかも好きなんだけど、なんか怖い。 そうです。 この漫画のような世界が実際に迫ってきているから。。。。
相撲漫画です。(ヤンキー漫画じゃないよ)
相撲ってNHKでしか放送していないし、あの姿で街を歩いてたら恐らく職務質問されるのに力士は格式高いイメージがあって、特別なスポーツという認識でした。 もちろん生で裸のぶつかり合いを見たことないですしね。 表紙を見るとヤンキー漫画だしタイトルも相撲を連想しない。 表紙とタイトルだけで敬遠している人は、一度見てみる事をおすすめします。 相撲の見え方変わるし、主人公を応援したくなります。
グロいの苦手な人は注意
グロくて痛そうなシーンが多いし、なかなか続きが公開されない等の問題はあるが、物語自体は壮大で非常に面白い。 歴史の教科書でしか見たことはないけど、奴隷狩りだったり古代の歴史を忠実に描いているのだと思います。 現代に生まれてよかったというのが一番の感想です。
スラムダンクに隠れた名作
スラムダンクがあるので、陽が当たらなかった漫画だと思う。 スラムダンクがなければ、もしかしたらDEAR BOYS読んでバスケ選手になった人とかもいると思う。 それぐらい名作だし、面白い。 1話から最終話まで現実世界で年月がかかっているので制服のスカートの丈や髪型、ズボンの型とか読み進めると変化してる。 流行は変わるのだ。
音が聞こえる漫画と話題だそうです
「BECK」といい、「デトロイト・メタル・シティ」といい、音楽漫画は、漫画なのに頭の中で音が聞こえてくる瞬間がたしかに楽しいですね。 アニメ映画化とのことで、広告がたくさんうたれているっぽい本作。 映画あらすじを先に見たせいか、一巻で高校生活を終えて、その後はジャズプレーヤーの日々が紡がれるのかと思ったら違いました。 ジャズにはまったからといって、一人でひたすら練習なんて、早々にできません。 良い意味で馬鹿です。 なりふり構わない、というか、気にしてもいない。そういう人がものすごい人物になるんでしょう。 巻末にある、未来の知り合いからの「あの人を語る」は、先を読んでないのに未来を想像させてくれて、なかなかジーンとしました。 音が聞こえる漫画は良いと冒頭で書きましたが、最初のころはサックスの音がバカでかかったようなので、音が聞こえない漫画で良かったと思いました。 想像の音しか聞こえないので、音量しかり、詳細が描写されたときは「あ、そうだったの?」というビックリ展開にもなっていて良かったです。 今なら4巻まで無料で読めるみたいなので、映画化記念にあなたもどうぞ。
将棋×ミステリー×ヒューマンドラマのコミカライズ #1巻応援
2018年に本屋大賞で2位となり、NHKで連続ドラマ化もされた名作のコミカライズです。 作画を手がけるのは雨群さん……って『麻衣の虫ぐらし』などの雨がっぱ少女群さんじゃあないですか!! 『ぼくたちの離婚』に引き続いての原作付き作品コミカライズですが、これだけ描き分けられるのが凄いです。あとがきマンガによると『麻衣の虫ぐらし』の方をかなり無理して描いていたそうで、しかも本当は前作で漫画家を引退する予定でありながらも本作を諸事情で最終作にする予定だとか。 これで終わりになるのがあまりにも勿体ないと思うくらいに、このコミカライズが素晴らしい出来栄えです。主人公たちはもちろんのこと、敏腕刑事の石破であったり端役の老人たちであったり、歳を重ねた人をしっかり魅力的に描き分けています。 ピンポイントですが、特に仙台の佐々木喜平商店の奥さんの表情の絶妙さはあまりにも素晴らしいので見て欲しいです。表情でこれだけ魅せられる人はなかなかいません。 本作は将棋がストーリーに密接に関わり、大きな謎が軸としてありながら、もうひとつヒューマンドラマとしての側面があります。雨群さんの絵の説得力が、作品の持つ世界観とも絶妙にシナジーを生み出しているのです。原作の評価もあり物語の面白さは保証済みですが、そのコミカライズとして本当に最適な人選であり担当編集さんは良い仕事をしたなと感じます。 将棋、ミステリー、ヒューマンドラマ。ひとつでも興味があれば読んでみることをお薦めします。
実力行使で幼稚園の安全を守りきれ!
ほのぼのマンガかな〜と思ったらがっつり殺し屋が出てきてアクションとかあるタイプのやつでした。「一見普通に見えて実はヤバい」案件が大好きなのでめちゃくちゃハマってしまった。 リタ先生以外の先生も沢山いて、登場が楽しみです。着ぐるみのやつが一番気になる。
子どもの頃、大好きだった漫画です。 子ども心に美味しそうな料理に憧れました。 やってみたら美味しい技もあって、主婦の今だからこその見方もあるなあと思って読んでいます。 懐かしいなぁというところで読んでみたけど、やっぱり面白いです! 料理や食材に対する姿勢や、登場人物の魅力も満載です!読みながらお腹が空いてきます