わたしの死にかた

こんな死に方はいやだ…

わたしの死にかた
ひさぴよ
ひさぴよ
4ヶ月前

「意味がわかると怖い4コマ」と同じような構成のショート漫画で、4コマと解説ページとあわせて1話2ページで日常に潜む死の危険を伝えてくれる。うっかりミスでどういう死に方をするのか…さまざまなバリエーションの死に方を教えてくれる啓蒙マンガと言える。 掲載誌はゴラクながら、ヤクザや悪人ではなくて普通の可愛いらしい子が亡くなってくのがちょっと不憫。 追記:感想→雑談トピックに変更しました。最新話のコメント等ご自由にどうぞ。

19時半から打ち合わせ【描き下ろしおまけ付き特装版】

漫画家と編集者のケミストリー

19時半から打ち合わせ【描き下ろしおまけ付き特装版】
兎来栄寿
兎来栄寿
12ヶ月前

会社の人には内緒にしながら漫画家としても活動している名倉と、その担当編集である携帯向け漫画担当の近藤(非オタク)、ゲームコミカライズ担当の荒山(重度のオタク)の3人がマンガの打ち合わせをする様子を描いていくマンガ創作コメディです。 今回、描き下ろしを含めて特装版としてまとめられました。 「少女マンガに登場する″ごく普通の女子高生″は、概して美少女であったりコミュニケーション能力がバグっていたり決して普通ではない」 というような、マンガ好きなら誰しもうっすら考えたことがあるようなツッコミどころであったり妄想であったりが3人の話の中で次々と繰り出されていきます。 学園もの、異世界、BL、忍者、狼男などさまざまなジャンルの話から、時にVR4Dなど最新の企画にまつわるものまで毎回多種多様なネタが登場して楽しめます。 激しい脱線もありますが、意外とそういうところから新しいアイディアが出てきたりもするので雑談も大事ですし、漫画家と編集者の打ち合わせは側から聞いていても面白いものが多いです。 「イケメンがどういう職業に就くかじゃない―― 職業からイケメンを錬成するんです!!」 と、女性向けのマンガにおけるイケメンに向く職業/向かない職業は、創作論の一環として確かにと頷くところもあり。 屋上は立ち入り禁止で、校舎裏は公道に面していて告白も喧嘩もできず、テストの順位は貼り出されず、校則により髪色も髪型もみんな一律。そんなリアルな学園ものを読みたいか、と考えるとマンガならではのウソは一体何のためにあるのかというところを改めて考えさせられます。 「美容マンガは少年マンガと心理がシンクロしている」 というシャープな着眼点から生まれた、快作熱血美容マンガは必見です。 基本はコメディなのですが、個人的に一番好きで共感したのは 「現実に打ちのめされた私を癒してくれたのも やはり漫画でした」 という荒山さんの言葉。マンガに救われたからこそ、大変でもマンガのために、そしてこの世のどこかにいるこれからマンガに救われる人のために頑張れるんですよね。ゲームアプリのリリースメールを「復縁メール」と呼び二次元の彼氏を家族に紹介することを憚らない荒山さん、推せます。 小ネタも多いですし、名倉に好意を寄せる瀬古との関係などラブコメ要素も散りばめられており楽しめるポイントが多々ある作品です。

夢は続くよどこまでも

もっと読みたい!! #読切応援

夢は続くよどこまでも
Nano
Nano
12ヶ月前

初っ端主人公未希ちゃんがアイドル辞めて転職してるのに、その転職先で天下獲ろうとしてたり愛嬌やコミュ力を駆使してたり、暗いところが一切ないのがすげえ!好き!となりました。橋本さんとのやりとりもテンポが良くて面白いし、何よりお互い好きなもので盛り上がって夢の先を語り合うのが可愛い。尊い。 10ページにおさめるのもすごいけど続きがめちゃくちゃ欲しくなりました!!

イコン

いい意味で頭のネジがぶっ飛んでる

イコン
ひさぴよ
ひさぴよ
3日前

ジャンケットバンクやエンバンメイズなどの独特な世界観のギャンブラー漫画を描いてきた田中一行先生、初期の頃の作品。 人を操る事ができる能力を手にした青年が主人公で、能力を使って大金を奪うが、ヤクザの金に手を出してしまい、追われる羽目に…。 設定はありがちかもしれないが、この作者が描く人間たちは、やっぱりどこか普通じゃない。どいつもこいつも目が怖いし、頭のネジが外れぶっ飛んだセリフを、予想外の方向から繰り出してくる。街中にいたら絶対目を合わせたくない。でも目が離せない謎の引力がある。 全2巻と短いが最初から最後まで息をもつかせぬ展開で、スリルを欲してる人にはうってつけの漫画だと思う。

祖母の髪を切った日

良い話だけではない、認知症介護のリアルも描く

祖母の髪を切った日
六文銭
六文銭
12ヶ月前

自分もおばあちゃん子だっただけにタイトルだけでグッとくるものがあって読んだが、予想の斜めうえをいく展開で逆にそれが良かった。 シンプルに祖母との関係を描いた泣ける話かと思ったが、どっこい認知症になってしまった祖母の介護で精神すりへっていく苦悩も描いた作品でした。 主人公の幼少期の複雑な家庭環境、母親がおらず父親はいつもいないから、祖母に育てられたという状況も相まって、祖母への愛情と、認知症になったことで罵詈雑言を投げかけられ辛さの愛憎渦巻く感じがリアルだなと思った。 添付画像のように、介護に疲れた主人公が泣き言を吐くシーンも多々あり、人によっては嫌悪感を抱くかもしれないが、自分は共感できてしまった。 良いところばかり強調し表現されるよりも、誤魔化しがなくよっぽど良かった。実際は、こういうもんだと身につまされた。 認知症の祖母との生活や、幼少期の不幸話が多いので基本暗い展開が多いが、それでも読後感は不思議と悪くない作品でした。 死んだら思いでしかもっていけないと言われているのに、大事な人も思い出も忘れていく認知症が一番怖い病気だと改めて痛感した。

ミレン様VS激辛カレー 

みんな大好きお嬢様

ミレン様VS激辛カレー 
野愛
野愛
12ヶ月前

毎回8ページ漫画には楽しませてもらっていますが、この作品も素晴らしい! 短い中にみんな大好きお嬢様の大好きな部分が詰まりまくっています。 高飛車なお嬢様が激辛カレーを食べる。ただそれだけ。 何故お嬢様は激辛カレーを食べるのか?そこにお嬢様の高貴さ可愛らしさ美しさ優しさ全てが表現されています。 こういうお嬢様が好きだ。大好きだ!

らーめん再遊記

芹沢さんの残飯も、面白い

らーめん再遊記
名無し
12ヶ月前

暫く、ラーメン漫画を読んで居た。だがいつの間にか「ラーメン西遊記」が始まっていた。 しかし「再」遊記って(笑)。 流石に、ややこしい(笑)。 気づきのがなかなか遅くなった。 この漫画も面白かった。 芹沢さん、御帰り。 汐見さんや武田さん、大魔神さんとかも御帰り。 これからは、今までのラーメンの他に自動販売機とかインスタントラーメンとかも、見れるらしい。 御蔭で「国際プロレスの話題」とか「あいみょうを見るシーン」とかとも見られたし(笑)。

原色宝石図鑑

宝石は気持ちを上げてくれる。

原色宝石図鑑
Pom
Pom
12ヶ月前

宝石を売る営業さん達のお話でした。 綺麗な宝石を見ると、心踊る感じはとても分かる。 それにしても即決は難しいであろう宝石を、相手を虜にさせて売ってしまう孤野さんはすごいなと思う。 相手が欲するものを察する力が長けているし、きちんと寄り添っている。 そして、自然にしているからまたすごい。 自分の人生の中で、付けると励みになるもの、色んな思いを持ってそれぞれに寄り添う、また頑張ろうと思える素敵な宝石たち。 自分もいつか付けてみたいし、似合う人間になりたいなと思った作品でした。

こじらせナチュラリスト~憧れのワタシに囚われた女~ 単行本版

2段階で狂っていく

こじらせナチュラリスト~憧れのワタシに囚われた女~ 単行本版
野愛
野愛
9ヶ月前

久しぶりにこういう漫画を読んでしまった。面白いというより不快になりたくて読んでしまう、いやまあ面白いんだけども。 学生時代は痩せてて可愛かった平凡な主婦がSNSにハマり、いいね欲しさに狂っていくお話。 よくある話ではあるけれど、狂っていくのが2段階でえげつなくて面白い。 わたしより地味なのにいいねが多いの許せない!でオーガニックとダイエットにハマり騙された…!で終わらず、さらにヤバいオーガニック宗教みたいな団体にハマっていく。 はやく離婚して娘引き取れよ旦那〜!!と思うものの、そんな簡単に切り離したらお話が終わっちゃうからね。娘がかわいそうなのもエンタメになっちゃうから創作物ってえげつないな…などと思った。 人のせいにして生きること、過去の栄光に縋って生きること、それだけはやめよう。教訓です。

最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常

かわいい絵柄で、火葬場で働く人びとの日常話

最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常
ゆゆゆ
ゆゆゆ
12ヶ月前

祖父の葬式のとき「あそこの火葬場は火力が強くてよく焼きすぎて骨が残らない」なんて話を親がしていたなと、読んでいてふと思い出した。 本作には、火力差どころか、焼き方まで流派があると描かれていた。なんと。 普通に生活をしていたら、人の焼き方なんてお仕事として関わらなければ、焼き上がったあとのことしかわからない。 そんなことが火の中では起きてるのかと、驚きとともに興味深く読めた。 そして、副葬品に果物をいれてほしいと遺言して、悲しみの中、果物の香りをさせたいなとふと思ってしまった。 水分が多いものと、燃えにくいものは入れないでと事前にチェックが入るので、この地域では難しそうだけども。 2chの生活板に存在した「僕らの知らない生活をする人たち」を思い出すような、知的好奇心をくすぐられる漫画だと思う。

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