10巻完結、TVアニメもスタート
これがゲームだったら死にゲーの類だな
荒廃した世界、吸血鬼という圧倒的支配者、絶望的な戦力差。「復讐」から始まって、やがて「絆」へと成長していく物語。頼れる師匠(めっちゃ強い)でもまるで歯が立たない中ボスクラスの敵がわんさかいる超ハードモードっぷりにぞくぞくしますね。 現行のダークファンタジー漫画ではトップクラスの面白さですね。いくら鏡貴也と山本ヤマトの豪華タッグとはいえこのクオリティはちょっと凄いなと思ったところ、よく調べたら小説のコミカライズではなく最初から漫画原作での起用だったんですね。道理で素晴らしい少年漫画です。 キャラクターも粒揃いで、主人公・優一郎も最初はただの考えなしの馬鹿かと思いきや、だんだんと良い味が出てきます。仲間の少女シノアとの独特の掛け合いも面白くて、からかう少女とうろたえない主人公の構図が新鮮です。
ゲームのように緻密に作られた世界
中世後期の西洋っぽい舞台で、悪魔とか天使とか出てきて、人がいっぱい死ぬダークファンタジー。と、ここまではありがち。天使や悪魔のデザイン、そして彼らと契約することで顕現する武器のデザインが、ギルティクラウンとかに出てきそうなめっちゃスタイリッシュな近未来SF風なのがすごくツボでした。この一見ちぐはぐな世界観には理由があって、タイトルの「Garden」や主人公の仕事「庭師」が実は重要なキーワードになっています。 描き込みが緻密で描線が細くてきれいで、この壮大で複雑な作品世界はこの作者にしか描けないものであると確信できます。現在休載中とのことでとても残念ですが、早く続きが読めることを願ってやみません。
愛知の星に隠された使命
愛知の星ってかませ犬半端ないけど、かなり計算されて生み出されたキャラだと思うんよね。詳しくはこっちにまとめてある。 http://be-multiple.xyz/slamdunk-star-of-aichi みんなの意見が欲しいっす。
『ショートピースIII』小林有吾 月刊スピリッツ2017年9月号
当時の月スピ副編集長に見出されて2014年に掲載された作品の続きらしい。 2014年2月号に1作目、同年7月・8月号に前後編で2作目を発表して、今回が3作目。1・2のどちらも読んでいないけど楽しめた。 鎌倉文化高校映画研究部の部費が全くないことでもめているところから話が始まる。その原因は主人公で監督のキヨハルがリテイクを出しまくって作品が完成しないから部費がもらえない模様。キヨハル曰く、作品をダメにしているのはカメラマンらしく、そんな時に一枚の写真がキヨハルの目に止まって…という話だった。 小林有吾らしい天才の描き方、青春の熱さで前の話を読んでいないのに面白かった。これから化学反応が起こりそうで後編も楽しみ。というか、単行本になって欲しい。
主人公が食べられてしまう、かもしれない生き贄グルメファンタジー
【掲載誌】 ヤングアニマル2017年20号(2017年10月13日発売)より連載開始 【代表作】 『そらのおとしもの』 【公式ページなど】 ヤングアニマルWEB http://www.younganimal.com/ 水無月すうのブログ https://ameblo.jp/minazukisu/
控えめに言って結婚したい
「さんかれあ」「ウミショー」などで数々のヒット作と美少女を生み出してきた天才・はっとりみつる先生がヤングガンガンという新天地で見せてくれたのは、海を臨む街・熱海でクリーニング屋を営む綺麗なお姉さんが主人公のいわゆる”お仕事”モノ。短期集中掲載が人気出て月一連載になった模様です。 美人で仕事熱心で優しくて人当たりもよくて、こんな人が配達で街中駆け回っていたら地元のアイドルになっちゃいますね。控えめに言って結婚してほしいです。
高校デビューするなら髪型を金髪かウニにしろ
高校入学を機に「今日から俺は‼︎」と同じタイミングでツッパリデビューする卑怯者の金髪 三橋と良いウニ 伊藤の三年間を描いたヤンキーギャグ漫画。 もちろんケンカ主体ですが、他のヤンキー漫画に比べ普通の高校生活を軸に物語は進行するので、苦手意識のある人も読みやすい内容になっています。 一度読み始めると、三橋と伊藤のコンビ芸に心を奪われて世界観に引き込まれてしまいます。ケンカ云々より、こっちの方が主な気がします。 常に明るい漫画なので、気分が落ちてる時なんかはおすすめです。ただ他のヤンキー漫画と比べると、読後になんだか強くなった気には、ならないタイプの作品です。 地獄会の白井
最適化された自己投影と萌えの世界
御徒町(表紙奥のメガネ少年)がまっすぐで純朴で可愛いです。顔にはほとんど出さないけど相手のこと色々考えてて、それが突拍子もない発言につながる系キャラ。ミステリアスだけど話してみると「○○くんって面白~いw」ってなる系男子。 姿乃芙(しのぶ・手前の女の子のほう)はというと、帰宅部で無趣味、びっくりするくらい何も考えていなくてモノローグも大したこと書いてない、でもそこが可愛くもあるという不思議なキャラですね。驚くことにつるんだり一緒に帰る友達の存在もほとんど描かれていないので、姿乃芙と御徒町とその他みたいな構図になっています。大変潔くてノイズが少なくて、ある意味硬派な少女漫画かもしれないと思いました
OZについて、語りたい!
能力バトル漫画好きな人には、おすすめ!どうなったんだろう、最後。
悲しみすら激しく!!曹操孟徳
もう他の方も言ってますが、三国志を魏の曹操視点から描いた漫画。私にとっての魅力は忠臣たちの活躍そして死ですね。 とくに郭嘉と夏侯淵、この2人が死んだときの曹操の反応。悲しみすら激しい。 「唯才」こそ曹操を曹操足らしめている概念ですが、忠臣たちへの愛情も深い… 戦国モノらしく合戦はキングダムに負けず劣らずの派手さなので、キングダム好きにも読んでもらいたいですね。
これを誰かに薦めるとしたら、表紙を見せるだけで十分
魔法少女(∋変身ヒロイン)の多様化が激しい。プリキュアで肉弾戦をやるようになり、まどマギ以降は過酷な運命を背負わされるのも当たり前になった。キューティーハニーやセーラームーンではセクシー路線が開けていたように見えますが、CCさくらやリリカルなのはを含め'10年代現在に至るまであまり主流にはならなかった模様です(高齢オタク向けの二次創作界隈では未だに人気は健在ですが) 「魔法少女まどか☆マギカ」以降、メタ的かつダークな作品が増えた印象です。そうして開けた新たな道を踏み台にしつつ、それらの作品群にありがちな『二番煎じ感』から脱却して次のステージへ…この「魔法少女特殊戦あすか」からはそんな予感を勝手に感じ取りました。 ※『二番煎じ感』の詳細は以下の通り ①魔法少女ものがもつファンシーなイメージを逆手に取った、可愛らしいパッケージとは裏腹の血みどろ展開(「結城友奈」「魔法少女育成計画」など) ②従来のクリーンでピュアな魔法少女像とのギャップを意識した、暴力的な魔法少女を全面に押し出したもの(「魔法少女オブジエンド」「間違った子を魔法少女にしてしまった」など) 「あすか」からはそれらは違い完全に開き直った『作者が描きたいものを色々ぶっこんだらこうなった』というビジュアルイメージがこの表紙に現れている気がします。こういうの好きな人がこういうの好きな人に向けて描いたらこうなったっていう、もうそれ以上言葉とか必要ないんですよね。たとえばマジカル自動小銃の先輩である暁美ほむらさんは、あの能力の設定があったからああなったのか銃火器魔法少女という最高にクールなアイデアを実現するために辻褄を合わせたのかわかりませんが、「あすか」では要らぬ心配です。軍の特殊部隊なのでw 「まどマギ」がウケたからアンチ魔法少女で二匹目のドジョウを狙おう、の時代は終わって、魔法少女の新しい時代が始まったと捉えるべきでしょう。
元祖ストーカーマンガ!!
これストーカーって言葉が流行る前にやってたよね。 得体の知れない女に、理不尽につきまとわれる心理的ホラーの名作
SFヤンキー物、マジ卍
漫画だけじゃなく、映画・ドラマ・小説など様々なコンテンツにおいて、鉄板のジャンルであるSFとヤンキー物が違和感なくミックスされている今作。 綾野剛主演で映画化された「新宿スワン」でも見せていた、誰もが痺れるマジ卍な男の生き様の見せ方はそのままに、主人公がタイムスリップして、未来を変えていくというSF要素がガッチリハマり、熱くて泣けるマジ卍なヤンキーSFが爆誕しました。すごい。マジ卍です。 掲載誌が少年マガジンということもあり、暴力表現などは、これまでの作品よりソフトに読みやすくなっています。老若男女問わずおすすめできます。とにかくマイキーがかっこいいです。
漫・画太郎らしい短編集
良かった点 ・コピー/ババア/グロ/バイオレンス/下ネタで構成されているいつも通りの感じ ・ゲーハーの時代が特にいい 総評 ・ヤングジャンプに掲載されていたせいか、ジャンプに比べて表現がきつい。
ゲーム会社ギャグマンガ
良かった点 ・「うさくん」らしいマンガ ・ギャグが面白い 総評 この作者は原作者なしで、ギャグを描いてる時が好きかな
極一部で有名なマンガ
某宗教の教義が話のメインだとか、ゴキブリがトラウマとか言われていたり興味があったが今まで読むチャンスがなかったが今回気合いを入れて読んでみた。 北斗の拳の世界感に宗教を混ぜ込んで、細かいことを気にせず勢いがある漫画だった まあラストは「地上最強の男 竜」っぽくてよかった
もどかしくてイィー!!ってなる
エロい妄想しながら生きてると、こういうシチュエーション憧れますわ。 ただ、進展がゆっくりでもどかしい!! そこが心惹かれるトコでもあるけど。 夢の中のパンチぐらいゆっくりw
刻刻もっと読まれてほしい!
刻刻、すごく面白いのに読んでいる人も知っている人も少ないからもっと読まれてほしい。 誘拐犯VS樹里+じいちゃん(兄と樹里の父は戦力外)の戦いっていうシンプルな構図がまずいい。 派手なビームとか召喚獣みたいな異能系バトルではなく、天才同士の戦いとかでもなく、ニートを多く輩出する普通より落ちこぼれ気味の一家と寄せ集めの誘拐犯の戦いで、敵方を味方に引き入れて状況を有利にしていくリアルな戦いがすごくいい。 交渉材料が味方になったら戦闘終了後、通報しないとか。すごい地味だけどかなり一般的な感覚でリアル。 止界術で時間が止まっているから、作中の時間は全然進まないんだけど、昔にあった事件とかが絡んできて、人間関係がどんどん複雑になって、最後は誘拐犯のボスとの決闘がかなり面白かった。 止まった世界の感じとかの感じもなんかリアルに描かれてて超すごいから、マジでいろんな人に読んでほしいわ
続編希望
終末後の変わり果てた世界を舞台にした、ゆるやかな日常系ファタジー。全1巻で終わってはいますが、気になる仕掛けや設定がたくさんあって、もっと読んでいたくなります。 失われた日々への喪失感と、面白おかしくにぎやかな日常。変わり続ける町・逢刻町と、時代に置き去りにされた地底の町。空の隙間から覗く、威容を湛えた門のようなオブジェ。ディストピアみたいな世界で面白おかしく生きている個性豊かなキャラクター達がなんだか新鮮に映ります。 ハトコやミフネ、イクサたち四姉妹、彼女らの姿がなぜ"ああ"なのか。明かされてほしくもあり、想像するのもまたオツであり。
夢の超人タッグマッチ大好きです。
いつみても友情パワーに涙。゚(゚´ω`゚)゚。 そして大好きなロビンマスクがマスクを取ってもイケメン💗
全てを失った男が、謎の印を追って奇妙な出会いを果たす
【掲載誌】 ビッグコミックオリジナル2017年21号(2017年10月20日発売)より連載開始 【代表作】 『パイナップルARMY』 『MASTERキートン』 【受賞歴】 『YAWARA!』 第35回 小学館漫画賞 受賞 『MONSTER』 第1回 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞 『MONSTER』 第3回 手塚治虫文化賞 マンガ大賞 受賞 『20世紀少年』 第25回 講談社漫画賞 受賞 【公式ページなど】 ビッグコミックBROS.NET https://bigcomicbros.net/magazine/bigoriginal/ Twitter https://twitter.com/urasawa_naoki
完結にこんなに胸をうたれるとは
今までは、風俗の情報、男の心情を面白く読んでました… しかし、完結に向かう六巻……こんなにも人間ドラマになるとは思いもしなかったです。 生きるとは何かまで思いしらされました。 素敵です! ありがとうございます!!!!!!!!
【CARNAVAL】第31弾 モーニング2017年48号
【掲載誌】 モーニング2017年48号(2017年10月26日発売)に掲載 【代表作】 『パタリロ!』 『ラシャーヌ!』 【受賞歴】 『パタリロ!』第28回 日本漫画家協会賞 優秀賞 受賞 【公式ページなど】 モアイ http://morning.moae.jp/news/3991 Twitter https://twitter.com/miichan28saipru
おじいちゃんブーム来てますね。「銀狼ブラッドボーン」「辺境の老騎士」「Candy&Cigarette」「シノビノ」・・・。まぁでもまずは何といってもこれでしょう、「いぬやしき」! GANTZでも知られる奥浩哉先生といえば豪快なアクションや現代風刺などが魅力ってイメージですが(個人の感想です)、この作者さん本当にヘイトのコントロールが巧みだなと思います。読者の義憤みたいな感情に火を入れるのがうまいというかw二次元的にも可愛くなかったたえちゃんが終盤で誰からも愛され、レイカが割とどうでもよくなっていたあたり本当洗脳でもされてるような気分でしたね。 GANTZはだいぶ長編化していましたが「いぬやしき」は10巻という完璧な巻数で完結しています。感動のスペクタクルでありつつ、何を成すために生きるのか、愛とはなんなのか、強いメッセージ性も受け取れる青年コミックの理想形のひとつだなと感じました。