武士は食いつつ高楊枝
独特すぎるエロトラブルバスター
汚い男とかを懲らしめる勧善懲悪ものなんだけど、トラブルや依頼の解決方法がすごい独特だったw 主人公のモットーが「華麗に派手に」なので あんなブッ飛んだソリューションになるんだろうな。 エッチっぽいストーリーで、お色気あり、笑いありのスカッとする漫画だ。
万人受けはしないだろうが、好きな人にはハマるギャグ漫画
どっちかというと手数で勝負してるギャグ漫画だと思うが、油断してると思わず笑ってしまうところがある。キャラのバリエーションが多く、非常にクセの強い連中ばかりで、それだけに見所は多い。もっと世に知られる前に、月刊少年ジャンプの休刊により埋もれてしまった気がする。
売れない歌人・石川啄木が謎を詠む!
アニメ放送とほぼ同時にコミカライズの連載を開始したと知り読んでみました! 時は明治後期、まだ有名とは程遠い、石川啄木や金田一京助が巷で噂の事件に挑むミステリーです。 無職で万年金欠の啄木は、事件の謎を解いて記事を書き、新聞社に売って金にしようと目論んでいますが、友人である京介は彼の歌人としての才能を買っており、謎解きより歌を詠んで欲しい…と願っている関係性が切実であり、少し滑稽です。 アニメでは夏目漱石や芥川龍之介など誰もが知っている著名な作家が出てくるようなので、漫画版でもそのへんをとくに期待しています。
人の言葉はわからにゃい
作者と暮らす猫たちのおもしろおかしい日々の出来事を、猫の視点と言葉によって綴られています。 このマンガ、猫視点を突き詰めているので、人間のセリフは基本的に「○▲✕〜!」のような記号化がされています。 猫にとって、人間のしゃべる言葉はわからないのだから当然、というわけです。 漫画において、かなりの制約だと思うのですが、逆にそれがこのマンガの面白さに繋がっているように感じます。 話しの内容としては、日常的な猫あるあるマンガなのですが、この描き方は猫たちへの愛情が深くないと作れないと思いました。 読めば読むほど猫の気持ちに近付けたような気持ちになりました。
寿司とガールの不思議な関係
『ショムニ』や『ちひろさん』の作者・安田弘之さんが好きなので読みました。「寿司ガール」とは、寿司の妖精のような存在です。寿司ガールはなぜか悩みを抱えた女性の前に現れます。誰にも言えないような気持ちや本音を、寿司ガールになら話せるというのが不思議な関係だと思いました。なぜ寿司なのかはわかりませんが、楽しそうに過ごしているのを見ると理由はどうでもよくなってきます。寿司ネタの種類だけ寿司ガールが存在していて、頭に寿司ネタを乗せているのが可愛いです。「イクラパトラ様」とか、名前にシャレが効いていて好き。しみじみと良い漫画だと思います。
旅のお供に
曽根先生の作品の中でも大好きな夢いっぱいのストーリーで、ルネとアルファルと一緒にヨーロッパを旅する気分が味わえます。恋人クライドを探すため、一人で旅に出るルネの勇敢さに、海外に憧れる自分も勇気を貰えました。旅の始まりに偶然出会った妖精アルファル。彼に連れて行ってと懇願されてしぶしぶ引き受けたルネですが、旅がスムーズに進むのはアルファルが居てくれたお陰でもあります。反対にアルファルにとっても最初に見つけてくれた人間がルネでラッキーでした。相手が妖精だろうと変な先入観が全くないルネは本当に明るく素敵な女の子。ルネとアルファルはまるで長年の友達の様に気が合い、すぐに最高の旅友になります。自分もこんな旅が出来たら良いな、アルファルがいつか妖精の仲間に出会えたら良いな、なんて夢を描きながら読みました。ファンタジーが好きな人、ヨーロッパに憧れている人には特におすすめですが、曽根先生の可愛くて素敵な作品を一人でも多くの人に読んで欲しいと思います。
きわどい。。
物議を醸したほどの際どい作品ですが女性作家です。 この主人公の娘の友達である少女の小悪魔ぶりは凄まじいです。 もちろん、賛否両論あるでしょうし否定をする方の気持ちもわからないわけではありません。 しかしどちらにしろ読んでからそれぞれ意見を決めたらいいと思います。 絶対ドキドキしちゃいます。
面白い!
推理ものが好きな方もそうでない方にもオススメです。 たしかに、あれだけの大掛かりなことをしているのに少しずつダメだしされたりバレたりしてしまう犯人は大変ですね(笑) 金田一少年の懐かしの事件がああ、犯人はこうだったんだとわかって嬉しいやら、可哀想やら。。 色々な立場で楽しむのもいいですね。
新感覚の不倫ゲーム
同じマンション内で夫婦交換による集団種付け、などという、かなりあり得ないというか、うらやましいというか、斬新なテーマを扱った作品です。リアルでは到底真似できない不倫ゲームなので、誰しもが始めは自分の夫婦が1番、どこまでも信頼しあってると思うのですが、人間の性の本能ってものがあるなと。 そしてそこに、少子高齢化とか、特殊法とか、国家プロジェクトとか、お堅い文言と現実的な文言が加わることによって、話全体に何とも言えない緊張感みたいなものが張り詰めドキドキハラハラしながら読めます。何事も、ギャップ(緊張と緩和)が大切であり、この作品はそれをよくわかっているなと感じました。
AV所持が禁止されると人はどうなるのか
読み始め、まず見過ごせない部分としては、吹き出しの描き方。対象のキャラに向けて矢印が伸びている。どういう意図があるのが気になるが、2ページ目からは内容のほうが気になってしまった。 AVの所持や譲渡、売買が法律で禁止された日本を舞台に、フリーターの青年2人のうち片方の稲井くんが、AV所持を打ち明ける。 運悪くあっさり警察にバレてしまい、家族同然に大切にしていたラブドールも処分されてしまう。そうしてエロ魂に火がついてしまった稲井。そしてエロに対する情熱が向かう先には予想外の展開が。 ところどころ出てくるAVタイトルのパロディセンスが絶妙に古くて秀逸。 野球拳こそとっくに風化されたエロ文化だと思っていたが、まだ生きていたとは驚き。「稲井」という名前はあのシーンのためだけに付けたのだろうかと想像してしまう。 2人の見分けがつかなくて、どっち?となることが多かったけど。 ある人にはくだらないことだけど、ある人には情熱を注げる大事な物ってあると思うのですが、そういう人の熱みたいのが伝わるものを描ける人はすごいと思います。
読後感良い読み切り、大好きだ
ウジウジした人物と、この人にしか描けない真っ直ぐな人物の対比がいつも気持ちいい作家さん。少女マンガの良い余白があるし、大好きです。モディリアーニの方も購入しました。これからも痛快な人物が活躍する物語をたのしみにしています!
甘くてとろけそう
ドラマ化もされた作品で、ドラマでも甘い雰囲気が漂っていましたが、漫画の方はとにかく甘いです。 漫画を描くことに夢中の華は、偶然入った美容院で理一にカットしてもらい、付き合うことになります。最初はこんなに唐突な恋愛の始まり方で大丈夫なのか?と心配になるんですが、読んでいくと理一が華のことを真剣に好きなんだというのがわかるし、恋愛下手な華があたふたしながらも理一に夢中になっていくところがとても可愛いです。 恋愛は甘いけれど、二人は仕事にもプライドを持っているところがが格好いいなと思います
展開にハラハラドキドキしてました。
もし発売当初に読んでたら、続きが気になってしょうがない、待ちきれない!と、思うくらいのめり込みました。 とある事件がきっかけで主人公の悟が現代を変えたいために、小学生時代に戻り、過去を変えていく話だけど(現代に戻ったりもしますが)とにかくハラハラドキドキさせられる。 真犯人が判明して終わりかと思ったが、そこで初めてタイトルの意味がわかりました。 どんどん話も深くなっていくし、何ページか戻らないと理解し難い部分もあったけど、ずっとドキドキさせられて面白かったです。 あっという間に終わってしまう。 同時進行の様な悟の母の愛情が垣間見える場面にはハラハラさせられる展開の中、唯一ほっこりした。
異色のボクシング漫画?
『ギャングース』『マーダーボール』の肥谷圭介先生新作! ある程度は読まないと何の話か分からなそうだけど、最初のカラーページとタイトルからしてきっとボクサー漫画に違いない!“巨弾拳闘新連載”だからきっとそう! けど、異色!始まり方はあまりに異色! いじめられっ子と思われる高校生が駅で不良に絡まれるかわいい女子高生を助けるよう命じられヤバそうな奴らから助けようとするが・・。 主人公の力は果たしてラッキーなのか?それともセンスの塊なのか!? いつボクシングをやってくれるのか!? 基本的に逃げてるだけにしか見えないが・・? 話がどう転がっていくか既存のボクシング漫画と違いすぎてずっとワクワクしながら読めちゃう! 何をやってもうまく行かないこんな世の中で、平凡で友達もいなく才能もなく兄は引きこもりでどうしようもない毎日を過ごしていると思っている彼にはおそらくボクシングの才能があるのだ、それもとびっきりの! このなかなか分かりやすくは才能を自覚させない焦らしてくれる展開がたまらない。 普通は1話目で自覚してスタート切りますもんね。 普通は、主人公が不良だったり強さに憧れだったりがあったりしますもんね。 それがないんだなー。いいなあ。 代わりに、主人公のずば抜けたしぶとさと図太い根性を提示してくれる。 物理的に「戦う」ことが日常にほとんどなくなってきた社会だからこそ、戦う状況が起きる必然を話の流れで持ってきてくれているので、すごく違和感ないのと、戦いが単純な肉体の暴力だけじゃないというのも魅力。 現代的な武器としてSNSを使うのがいぇーいという感じ! ラッキーパンチなのかそうではないのか、見る人が見れば分かる! 血が沸く!肉が踊る! これからの展開が楽しみすぎます。 タイトルは『僕xスター』 僕がスターダムにのし上がる話でしょうきっと! スペルが「BOXSTER」なので、誰が見ても分かるように、X(エックス)はカケルの記号としても使われていて、「僕」と、星のスター「STAR」とボクサー「BOXER」を混ぜた造語でまたいいタイトルですねー。 順調に行けば2020年2月末に発売かも?とのこと! https://twitter.com/hiyagoose/status/1206424738320408576?s=20
いろんな雑誌に掲載された短編がまとまった一冊
どれも南Q太さんらしい短編だな〜と思いながら読んでたら、タイトルにもなってる「地下鉄の風に吹かれて」という話でめっちゃびっくりした。こ、これ…南Q太さん本人の話じゃない…?「猫のたまご」っていう話もそうだよね…。 このセリフすごい。「でもいつも迷ってるんだよ、娘や君や私にとって最善の策がないかなって探ってるんだよ、それは考えをころころ変えているってことなの?」
20代女子、長野でスローライフを始める。
主人公の檜前桧由がブラック企業を脱出して友人の故郷である長野に移住するという話。線がすっきりしていて読みやすく、物語は現在と過去の回想が入るなど工夫があり面白いです。主人公が古い家を自力で修繕しながら、地域の人たちと付き合い、生活を楽しんでるのが良いですね。自然の素材を食器にしたり、家具を作ったりする工程が細かく解説されていて、自分も何か作りたいという意欲が湧いてきます。過去にブラック企業で苦労してきたことも描かれていて、上司で苦労した経験のある人には共感できるところがあります。のんびりした作品ですが、登場人物たちの感情を丁寧に描いてる作品だと思いました。
靴の修理がテーマ
靴の修理によって人々と関わったり物事を解決していく。一話完結で読みやすくあっという間に読みきった。ただ何話か急激に終わったりしていたのが気になった。本編もよかったが袋麺焼きそばの短編が好きかな。
脳が気持ちよくなるお薬(安全)みたいな感じ
何も考えたくないとかじゃなくて、考えるという概念すら忘れたいみたいなときってありませんか。わたしはあるんですけどそういうときに読むとすごくよいです。 脳がいい感じに溶ける気がします。 面白いとか脱力系とか安易に言いたくないんですよね。 腹筋崩壊するほど笑えるかと言えばうーんと思うし、わかる人にしかわからない笑いだとも思ってないしよくわかんないけどいいかんじです。好きです。
今なら確実にアウトっぽい気がする
「狂四郎2030」/「新ジャングルの王者ターちゃん」の徳弘正也の刑事物 すごい昔に読んで覚えているのが「ケンちゃん」のケツの穴に「六法全書」か「百科事典」が入るというネタだけだった。 今日読み直したが開始からまあ今の基準だったら色々アウトだなと思う。ただやはりただ下品なだけではなく、俺の好きな感じの人情話があったり主人公の成長があったりとそんな嫌な感じはなかった。 今回の発見はアメリカからきた刑事の名前が「リーヘイニー」だったがこれ「ミスターオリンピア」を8連覇した伝説のボディビルダーからとったんだなということがわかった。 やっぱりこの作者はボディビルが好きなんだな。
いいマンガだった
このマンガを読む前に全く前情報がなく、「アルキヘンロズカン」や「敗走記 関ヶ原~大阪「島津の退き口」を辿る」の作者でこの表紙だからまた「歩く」マンガかなと思ってた確かに歩くマンガだったが、いままでと違った歩くマンガだった。 「みちのく潮風トレイル」の「道」を辿りながら2013年ぐらいの被災地の状況などが書いてある。 このマンガで「みちのく潮風トレイル」の存在を知ったが一般的に知られているものなのかな http://tohoku.env.go.jp/mct/
いつでも福島聡に期待している
福島聡の新刊は必ず買っている。ホームランを見るまで買い続けるからな。
ちょっとエッチでセクシーなラブコメ漫画の名作
交通事故に遭った高校生で空手の猛者の主人公・乱堂政が、1年後に好きな女の子の顔になっていたというハチャメチャな設定が秀悦。ギャグセンス、ちょっとエッチでセクシーなシーンが魅力的で、この作品のキャラは時代を超えても可愛いと思えます。ラブコメディ漫画の新境地を開拓した名作。
びゅるびゅるハーレム!
人間の男がいないパラレルワールドで、出会う女の子が全員自分と交尾したがるなんて、すべての男が大喜びしてしまうシチュエーションじゃないですか。 主人公の男の子は普通の高校生ですが、ある日異世界に飛ばされ、世界の謎を解くため、旅をすることになりますが、その世界では男が主人公しかいません。若い女の子ばかりで、主人公と出会う子はみんな発情します。完全にギャグエロかと思いましたが、どうやら女の子が発情するのは呪いのせいなそうで。 王国中の女の子が陽太に欲情し、分泌液をびゅるびゅるさせながら交尾を迫ってきます。もはや交尾はアイサツ感覚、義務的なときもあれば、主人公の方が疲れ果ててしまうことも。 十人十色、いろんな女の子が登場し交尾することになりますが、物語とは無関係ではなく、ちゃんと展開と結びついているので何というか凄いですね…。 青年マンガの領域では、かなり攻めた内容のマンガだと思います。
普通は稼いで喰うために仕事をするわけです。 喰えなかったら嘘をついたり他人の世話になったり、 他者に迷惑をかけるしかないわけで。 逆に余裕で喰えるなら善も偽善もする余地が生まれるわけで。 武士は食わねど高楊枝、という例えもありますが、 高楊枝を咥えるのにも最低限の金はいるわけで。 その一方で、武士の商法という言葉もあったりして、 志だけ高くてもビジネスで成功は出来ないわけで。 ビジネスがシビアなものであるのは世間の常識では あるわけですが、かといって実利第一で マナーやルールや人情をないがしろにしたら やはりいずれどこかで恨みを買ったりして潰されるわけで。 盛者必衰の理、とでもいいましょうか。 それに加えて、普通は人間は情にもろい。 「情け」「縁」「家族」「日本人」「大和魂」 「友情」「仲間」「仁義」「筋」とかの キーワードには弱いわけです。 さすがに「非国民」なんて言葉は最近はあまり聞きませんが。 「海賊とよばれた男」は面白いし感動します。 けれども危ないキーワードが満載なんです。 下手したら冷静な判断を失うくらいに。 「それでも日本人か!」とか「君は家族だ」 とか、ある意味で無敵ワードですよ。 それを否定したら非難の嵐。今風に言えば炎上必至。 ですからこそそこで、今一度「日本人」とか「家族」とかの 言葉の意味を、少し距離を置いて見据えながら読むべき だと思います。 「日本人であるとはどういうことか」 「家族とはどういうものか」 それを考えながら読んでこそ、読んだ甲斐が生まれるような 気がします。 そこを外しちゃうと、 「令和納豆」の世界になっちゃうんじゃないかな、と。