総合格闘技の頂点を目指す「無敗のふたり」を語ろう
第1話から天才セコンド外山の異質っぷりが際立ってましたが、こいつはまだまだヤバい面がありそうな気がする…。天真爛漫タイプの主人公との相性は未知数ですね。
格闘技をこよなく愛する青年・三島ユタカ。目はいいが、体が弱いユタカは、ジムに出没する天才セコンド・外山晃一郎に、自分のセコンドになって欲しいと頼む。外山は、組んだ人間を誰でも勝たせてしまう天才トレーナーであり、金に五月蠅く、そしてアル中であった。「無敗」の戦績で国内最強になる事こそ、MMA(総合格闘技)の頂点への最速ルート…… 異色の超王道格闘漫画、ここに開幕!
最近、総合格闘技(=MMA)を描くマンガがじわじわと流行ってるような気がします。サンデーの『レッドブルー』とか、終わってしまったけどジャンプの『アスミカケル』とか。
格闘技全般全く詳しくないから盛り上がってる理由知らないけど、何かあるのかな?将棋漫画増えるきっかけにもなった藤井聡太みたいに。
ともかく、10話まで読んでとても面白かったです!もうすぐ1巻出るところだったんですね。8月16日。
遠藤浩輝先生の新作がまさか月マガ基地(コミックDAYS)でやってたなんて全然気づかなかかった自分を許せないです。
そして恥ずかしながら『オールラウンダー廻』を読んでいなくて、遠藤浩輝先生の作品はSFばかり読んでいたので、格闘技を描かせたらここまでアツかったのかと驚いています。
総合格闘技をやっていて、目が良く、スピードやタイミングを合わせるセンスもあるがフィジカルがすこし弱い主人公ユタカが、ジムでセコンドについたら無敗のアル中の男・外山に出会い、セコンドを頼むところから始まります。外山は柔道整復師である以上に観察眼に優れており、アドバイスも的確で相手がどう動くかの予測もビッタシ当てられる天才的なトレーナー。
ユタカの試合の結果もビタッと当てる凄さ!
そして二人が出会ってからお互いにいろいろあって少し時間が経ち、再開しタッグを組んで再スタート!
ユタカのメンタルの強さというか、ある意味での空気の読めなさはバトル・格闘技ものの主人公として素晴らしいですね。常にアグレッシブで上昇志向があり前向き、そして少し短絡的なところもあるけど、いざとなったら頭の奥ではどこか冷静さも忘れてないタイプ。
そしてこのトレーナーの外山のポーカーフェイスっぷり。知的でクールで表情に出さず、情報も小出し、手の内を読ませず何を考えてるのか探りたくなるし、引き際も早く、独自の価値観を軸に動いているところがキャラとしてとても興味を引きます。
これからどうなっていくのか、1敗はついてしまってますが、ここから無敗で最速で世界最大のMMA団体SFC(北米?)と契約して戦えるようになるのか楽しみです!