あらすじ格闘技をこよなく愛する青年・三島ユタカ。ユタカは組んだ相手を誰でも勝たせる天才ト レーナー・外山晃一郎と組んで、初の試合に挑む。随所に、センスのあるプレーを見せる ユタカだが、対戦相手の鍬原の圧倒的なフィジカルに押され続ける…。「俺達のやってきた事は、間違っちゃいない」 己の積み上げてきた全てを賭けて、己の価値を示す!
朝倉未来に端を発るする格闘YouTuberブームにRIZIN、BREAKING DOWNと総合格闘技の人気が高まっている。漫画界もまた『アスミカケル』『レッド・ブルー』と、MMA作品が次々と現れている。この流れに満を持して、そう、『オールラウンダー廻』の遠藤浩輝先生の登場である。 読む前から面白いことは自明なのであらすじや設定の話は省略する。前作と比べてキャラも舞台も現代的なのは当然のこと、理学療法士でメディカルトレーナーのヒロインの女の子がめちゃめちゃ可愛い。奥手だった廻と違い、今作ではもしかしたらラブコメ要素が濃くなるかもしれない。 ジャンルと言うか類型としては『GIANT KILLING』に近いかもしれない。謎の凄腕コーチが荒削りの若武者を鍛えて勝たせる。前評判を覆す。気持ちいい。(■1巻読了)