相撲部屋の一人娘の夢は横綱になることだった。けれど女性だから叶わない。だから自分で横綱を育てることにした!!試合でボロ負けしたボクサーに隠れた才能を見出して、独自の勝ち理論で育成していく新時代の相撲漫画です。【身長と体重さえクリアすれば力士になれる】【競技人口が少ないから10人に1人は年収1000万になれる】など、この視点で相撲を見たことがなかった!!ということのオンパレードで面白いです。また主人公が「デブじゃ勝てない」とかはっきり言う性格なのも痛快ですね。巻末のコラムを読むと連載前も大変苦労されたそうですが、掲載していたWEBサイトの漫画事業の撤退で4巻までしか刊行されていないのは残念です。どうにかして新エピソードが描かれないかな〜。

読みたい
さくらのはなみち

横綱になりたかった女性の熱血相撲物語

さくらのはなみち 希戸塚一示 西山田
兎来栄寿
兎来栄寿

初めて読んだ時は「また新しい、そして面白い相撲マンガが出てきたな!!」と思いました。そしてようやく単行本になってくれて嬉しかったです。 この作品、始まりが良いんですよね。主人公は相撲部屋の親方の娘として生まれ女子相撲でチャンピオンになった美女。しかし、所詮は女子の世界。どんなに望んでも、願っても、自分は女の体であるので国技館で闘うことは叶わないし、横綱にはなれない。その深い深い絶望感。しかし、彼女はそれならば自分は横綱を作り出してやる、と涙ながらに熱弁します。そのシーンにまず心打たれました。 誰しも一番なりたいものになれる訳ではなく、どこかで諦めた結果の今という部分を抱えていると思います。しかし、そうした道の先でも花は咲くのだと語ってくれる希望に満ちた物語でもあります。 そして、実際に意外な所から意外な男を見つけてきて横綱にするべく鍛え上げていくのですが、『マネーベースボール』的な科学的に捉え直した相撲論や成功も失敗も入り混じった成長過程がまた楽しいです。また、脇役も含めてキャラクターが魅力的に描かれており、相撲以外のシーンも面白く読めます。 相撲に興味がないにもオススメできるマンガです。

本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
こんなに面白い漫画を見逃してたとは!!!!にコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。