こんなに面白い漫画を見逃してたとは!!!!にコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。
さくらのはなみち

横綱になりたかった女性の熱血相撲物語

さくらのはなみち 希戸塚一示 西山田
兎来栄寿
兎来栄寿

初めて読んだ時は「また新しい、そして面白い相撲マンガが出てきたな!!」と思いました。そしてようやく単行本になってくれて嬉しかったです。 この作品、始まりが良いんですよね。主人公は相撲部屋の親方の娘として生まれ女子相撲でチャンピオンになった美女。しかし、所詮は女子の世界。どんなに望んでも、願っても、自分は女の体であるので国技館で闘うことは叶わないし、横綱にはなれない。その深い深い絶望感。しかし、彼女はそれならば自分は横綱を作り出してやる、と涙ながらに熱弁します。そのシーンにまず心打たれました。 誰しも一番なりたいものになれる訳ではなく、どこかで諦めた結果の今という部分を抱えていると思います。しかし、そうした道の先でも花は咲くのだと語ってくれる希望に満ちた物語でもあります。 そして、実際に意外な所から意外な男を見つけてきて横綱にするべく鍛え上げていくのですが、『マネーベースボール』的な科学的に捉え直した相撲論や成功も失敗も入り混じった成長過程がまた楽しいです。また、脇役も含めてキャラクターが魅力的に描かれており、相撲以外のシーンも面白く読めます。 相撲に興味がないにもオススメできるマンガです。

創作文芸サークル「キャロット通信」の崩壊

なぜ人は物語を綴るんだろう?

創作文芸サークル「キャロット通信」の崩壊
toyoneko
toyoneko

「今年読んでよかったマンガリスト」を作ったときに、今年読んだ読み切りで何が良かったかな…と思いだす中で、真っ先に思い出したのが本作だったんですよね というか、「ゼロ災でいこうっ」のシーンが思い浮かんだ(添付) 衝撃的なシーンでした 大人になっていく中で、飛行機事故を契機に、自分の「核」が創作ではなくなっていたということ(又は、自分の「核」は最初からそんなところにはなかったということ)、そして、現実を前に情熱は失われてしまっていたこと、そのことを自覚する物語 それが、本作に対する私の印象でした …が、読み返してみると、実はそうではなかった だって、主人公は、そのことを自覚しながら、それでも、創作をやめられないから 「他の選択肢がない」という理由で、やはり創作を辞めることができない 別の人生を歩めるなら歩みたいと泣くのに、それでも辞めることができない それどころか、キャロット通信は解散し、仲間もいなくなり、 誰も読んでくれない、読者すらいないのに、辞めることができない 「にもかかわらず…私は…懲りもせず」 「また繰り返す…どうして?」 「なぜ??」 たぶん、このセリフこそが、この作品の核心なのでしょう 主人公にとって、創作は、苦痛なのでしょう でも、主人公の救いは、もはや創作しかない だから、主人公は、創作に向き合い続ける 「赤羽」に登場するペイティさんが、 「やはり創らないと気が狂いそうだから創るってコトですね…」 と言ってました(増補改訂版4巻、ボーナストラック9話)、 「創作」というのは、もともと、そういうものなのかもしれないです あ、ところで、そんなふうに「創作」をやめることのできない綿本おふとん先生ですが、トーチwebで新連載とのこと!みんなで応援しようね! https://x.com/offton_w/status/1873197901478019149

本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
※本棚・フォローなどの各アクションメニューはこちらへ移動しました(またはフローティングメニューをご利用ください)