ギャグ漫画の1つの完成系
アニメ化もされてます。原作とは雰囲気などかなり異なります。 浪人生のまゆ子と、“アンテナ無し“宇宙人ニアが極貧下宿生活をしながらワチャワチャする漫画です。 ギャグが本当に面白い。雀卓寿司やカレー弁当、衣食住修繕費など、爆笑ネタの宝庫です。 ギャグを連発しながらも、SF&ノスタルジーな雰囲気で少しずつストーリーが進んで行きます。このバランスが秀逸です。まだまだ続けられたはずですが、引き延ばさずに描き切ったのは英断だと思います。 最終回で母船がニアに何を伝えたのかは語られませんが、この作品らしい爽やかなラストだとおもいます。 注意点として、作者独特の画風が人によってはかなり読みにくいと感じるかもしれません。ファンにとっては味のあるタッチなのですが…。 尖った長所を持つ名作ですが、だからこそ万人受けする漫画ではないかもしれません。
<ログライン>
地球人と居候の宇宙人が一部屋で同居するコメディ。
<ここがオススメ!>
詳細な説明なしに始まる物語。
宇宙人がやってきて、どこか少し(だいぶ?)世界が変わってしまった中で日常を生きる貧乏予備校生と居候宇宙人。
世界が変わっても、人はご飯を食べて、勉強をして、喧嘩をしたり笑ったりして、図太く明るく生きていくんだなぁ、と思わされる。
とかくハイテンションだけど、基本的に緩くて、くだらないけど、だからこそ、なんだか元気になる。
よくわからないけど、なんか脱力する感じの不思議な味わいのある作品を読んでみたい。
そんな人にオススメできる作品です。
<この作品が好きなら……>
・クジマ歌えば家ほろろ
・タビと道づれ
・潮が舞い子が舞い