町?村?から出られないcheck_circle解決済みvisibility594mode_comment8タビと道づれこおろぎ【読んだ時期・連載時期】2000-2010年頃 【読んだ媒体】単行本 【カテゴリ】少年・少女 【掲載誌】不明 【作品の印象】ホラーではない 町?村?から出られない(ループする) 何故か少女(セーラー服)はやってこれた 少年?青年?が手がかりになるかもとからむ 少女は文通していた先生に会いに来た、 しかし、実は少女は過去にタイムスリップしており、先生は亡くなっていてお巡りさんが代筆していた。 過去のお巡りさんが何故自分以外の世界だけがこんなに美しいのか、的な台詞があった 少女が戻った時プラネタリウムで目覚めた。 ずっと気になっています、心当たりが有ればお教え願います
五年ぶりに帰った町で、女子高生のタビは途方に暮れる。そこは「今日」を繰り返す町になっていた。大切な人に会いに行きたいのに、町の中に入る事も出来なくて……。 ▲▲▲▲▲ タビは降車駅を起点に、不思議な事態に気付いた家出青年と警官と共に、町を調べる事になる。 町に入るには、特定の路を自由に操る能力が必要。流れ星が与えたその能力の謎、能力者達の思惑や能力の授受を巡り、複雑で繊細な、ハラハラする物語が展開される。 タビは酷く内向的な子。彼女と関わる人々も「夢が叶わない」「思いが届かない」という重さを抱え、終始切ない。迷える人の内面みたいに複雑な「緒道」の路地。懐古調の風景はどこか未来を拒む様で、懐かしくて少し重い。 己を否定し闇に消えたがる人を救うのは、握手し・何かを分け合い・引っ張る手。他人と手を繋ぎ・星が星座になったら・時はぐるぐると動き出す……という感じの壮大な優しさの物語は、「緒道」の光景と共に私の孤独を癒してくれる。