てっきりナントカ電力の人だと思っていた。
下請け会社のさらに業務委託だったとは。

僕らの知らない仕事をする人たちの話を漫画にした作品。

物書きになりたいという夢は、テゲテゲ日記で理想と違うかもしれないけど、叶えられて良かったねと思った。
コミカライズされた方は、コロナ禍で取材に行けず、新潟出身のためGoogleストリートビューを駆使し、気持ちは鹿児島で描ききったとあとがきにあり、漫画家さんもまたすさまじいなと思った。
鹿児島と新潟では山が違うらしい。

桜島を背景にした検針シーンはきれいだなと思った。

サクサクと読めてしまうボリューム感。
様々な家での検針小話のあと、人が亡くなる話とスマートメーターの話のあと、クビになる話で完結する。

一件40円、安いなあ。

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ヤンキー君と白杖ガール

目からの情報過多な世の中

ヤンキー君と白杖ガール
ゆゆゆ
ゆゆゆ

登場するヤンキーは顔の傷がなくて、服の趣味が良ければ、ものすごく人が良くて純愛している好青年。 弱視の女の子に「ポエマー」と言われるほど、大好きなユキコさんの前では好青年。 一線を越えると黒豹に戻るようだけど、ユキコさん第一なので基本は好青年。 コミュニケーションお化けのようなユキコさんも、見えないからそう変わらざるを得なかったとあって、相当な苦労の上であの人となりができていて、結果が一話冒頭の白杖ケツアタックなんだなぁと思った。 コメディになる部分は、NHKの番組バリバラでみた、障害者コントを思い出させた。 障害は触れるのを避けるべきことでもなく、彼女たちには当たり前なことで、その中でのからかいや日常の楽しみ、苦労が興味深く描かれている。 もちろんコメディ要素だけでなく、しれっとヤングケアラーとなっているきょうだい児の話や、人は年を取ればいずれ見えなくなることが描かれていて、でも重たい話のはずがドロドロしておらず、あっという間に読み終えてしまった。 視力がオレサマはなるほどなと思ってしまった。 かき氷シロップはオレサマを感じさせてくれる食べ物。食品に絞ると、嗅覚が2番手のオレサマ。 ちなみに登場キャラクターのなかでは、高校生男子らしくムラムラ大好きな青野くんがとても好きだ。

ワタシってサバサバしてるから

広告で見たことがあるやつだ

ワタシってサバサバしてるから
ゆゆゆ
ゆゆゆ

主人公が「私ってサバサバしてるから〜」っていうタイプの人間でした。 「みんな私のこと「かわいい」って言ってくれるけど本命にはしてくれないね?」で知ったのですが、主人公を「うわー何こいつ」って言いたくなるキャラクター(悪役)にして、当人が落ちていくさまを眺めるジャンルっていうのがあるんですね。 身近にいたら、さりげなくフェードアウトしたくなるタイプの性格ですが、「女の敵は女」というあたりはリアルです。 そして、男の中で生きようとしているわけでなく、同性と仲良くするわけでなく、人がいっぱいいるところに飛び込んでいるのに、孤高です。 読んでいて、どうしてそういう考えに?と思ってしまい、主人公なのについていけません。 本編を悪役サイドで見ている気持ちです。 とはいえ、ライバル視されている本田さんが主人公だと、「私ってメンタル強めだから〜」と、メンタルの強さを過剰に見せつけてくるキャラクターに改変されてしまいそうで、そんな本田さんは見たくないなと思ってしまいます。 よくよく考えれば、周囲がこれほどひいた反応を取っていてもへこたれず、ゴーイングマイウェイでいられる主人公の網浜奈美は非常にメンタルが強いです。 ビジュアルが本田さんと主人公が入れ替わっていたら、どんな感想になっていたんでしょう。

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか

殴るためのお肉

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
ゆゆゆ
ゆゆゆ

このタイトルで、この絵柄で、いわば北斗の拳。 いや、くにおくんかもしれません。 陰湿なイジメが繰り広げられる恋愛モノかと思えば、メリケンサックが出てくるタイプの恋愛モノでした。 メリケンサックと恋愛モノって、同時に存在しうるんですね。 「パワー・アントワネット」と違い、ムキムキでもなく、筋肉でもなく。 公爵令嬢として腐った世の中を正すため、いや殴りたいから主人公は暴力をふるいます。 ストッパーが無くなった彼女は強いです。 ターゲットの名前がいつの間にか「肉」呼ばわりになっていて、こうやって人でないから殴ってよしと正当化するのかなとチラと思えば、その肉がことごとく、言い訳できないレベルの悪役たちで、世直しのためには、殴っとこうかという気持ちを読者に湧き立てさせます。 そして、時の女神の力を借りて、倍速やらなんやらブーストさせて、「ボンボコボンボコ」殴って蹴って。 暴力シーン(連続)もこのきれいな絵柄のママ繰り広げられ、「創竜伝」の龍堂兄弟のようなめちゃくちゃな振る舞いも、このきれいな絵柄のママ繰り広げられます。 とりあえず公爵令嬢なので、一線は越えていないそうです。不殺です。 すべて峰打ちなので大丈夫らしいです。さすがです。 暴力で解決はよくないけれど、早いんだということはよくわかります。

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特別養子縁組やってみた

特別養子縁組やってみた

ESSE onlineの人気連載を電子書籍化!どうしても子どもがほしかった40代の漫画家・古泉智浩さん。夫婦で選んだのは“里子”と“養子”でした。生後5か月で里子に迎え、特別養子縁組を結んだうーちゃんはすくすくと成長し、4歳に。続いて里子に迎えたぽん子ちゃんも1歳となり、かわいい盛り。たっぷりの文章とイラストで綴る、ビターでスウィートで、ちょっぴりセンチメンタルな“普通の”子育て日記です。

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マンガ・オブ・ザ・デッド

マンガ・オブ・ザ・デッド

死者が蘇り、生者を喰らう!!お前はもう死んでいる!!ZOMBIE NEVER DIE!!!!UNDEAD世紀の到来を告げる究極のゾンビ・コミック・アンソロジー日本漫画誌上、最高峰のゾンビ・クリエイターが大・集・結!!田島昭宇/寺田克也/ヒロモト森一/うぐいす祥子/鬼ノ仁/島田虎之介/古泉智浩/腑貌篤史※「死霊の杜」は本電子書籍には収録されておりません。

ライフ・イズ・デッド

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感染し極度のストレスを受けると動く死体ゾンビと化す恐怖のウイルスに侵されている、ニートの赤星逝雄。死への恐怖と闘いながらも残り少ない日々を変に趣味に生きる逝雄の青春を描いたゾンビ漫画の金字塔!!青春ゾンビホラーの大傑作!!

ゾンビの森

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「和製ゾンビ青春漫画」の地平を切り拓く一人・古泉智浩の、単行本未収録ゾンビ読切!!無職だけど、小学生のオレには親切だった親戚のおじさん。10年後、ゾンビだらけになった日本で、浪人生になっていたオレはおじさんに再会したーー。本作は2011年同名自費出版作から付属DVDを除いて太田出版より電子書籍化したものです。(30頁)

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夕焼け集団リンチ

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心と体の「童貞感」描写世界選手権日本代表漫画家、古泉智浩が贈る、最新作品集。月刊コミックビームに掲載され、多くの読者を「過去の恥ずかしい記憶」のフラッシュバックで身もだえさせ、紅涙を絞った表題作を始め、切なく哀れで笑えるダメな男たちの「日常」を、これでもかとばかりにギッシリ収録!ここに、現代を生きる男性の真実があるっ!全男性、必読!全女性、必見!

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涙がとまらないゾンビ

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この世界には色々な問題がある。震災、少子化、介護医療。そして…ゾンビ――。現代、人々は生きながらにゾンビ化してしまうという謎の感染病に襲われていた。身近な話の様で自分とは関係ない世界の話。そう思っていた…あの子がゾンビ化してしまうまでは…。『さよなら』そのメールを残して俺の前から姿を消してしまった彼女。「理沙さん! 僕はキミがゾンビでも大好きです!」僕の告白は果たして彼女に届くのだろうか――。

FAKE

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格好付けるが実はヘタレで童貞の新潟の小都市に住む高校生の長沢。チャンスがあっても決めきれない思春期の高校生の生活を描いた歯痒い青春学園コメディ!

青春と憂鬱とゾンビ――古泉智浩ゾンビ物語集

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ゾンビはもう、そこにいる。「オレにゾンビを殺させろ」「お前はゾンビをなめすぎだ」現代日本ゾンビ漫画の第一人者が刻む、ビターで進行形の終末青春黙示録。●TVドキュメントに取り上げられ急激に売れっ子になった“ゾンビ芸人”の壮絶な運命を描く「地下芸人がゾンビに噛まれた結果ww」(※WEB連載版にオリジナル・ラストシーン1P追加!)●優しかった親戚のおじさんが10年後にゾンビになっていた「ゾンビの森」●ゾンビ化直前に全身全霊でライブ現場に向かうドルヲタの最期「日本一スカートの短いゾンビ」他「ファイト・オブ・ザ・リビングデッド」「涙がとまらないゾンビ」等、傑作中短編全5篇収録!!

ワイルド・ナイツ

ワイルド・ナイツ

古泉智浩初の巻数ものにして、初の自伝的ストーリー。地方在住のさえないパチスロ店員が、空手を習い始めたことで自信をつけ、ヤンキー相手に通り魔活動を行います。かたや元・婚約者が勝手に産んだ子供に養育費を払わなければいけないことに憤り、合コン、そしてテレクラやデリヘルで理想の女性を探す日々を送ります。迷走の果て、主人公がつかむものは何なのか? 「漫画アクション」連載時、その最終回がかつてない大反響をよんだ、文字通りの迷作にして、大名作です。

これが未来だぜ!

これが未来だぜ!

テキトーなSF&ホラー作品集!! これが… 21世紀なのか? 『アックス』にて好評連載された「四番目の男」、「巨大戦闘メカ ガロハロ」に、童貞ヒーローマンガ「変身エロイダー」、ホラー麻雀マンガ「ヘルレイジャン」を加えたシュールなSF作品集。

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