器用すぎるひとは、不器用な人がもがいている様を見て「羨ましい」と思ったりするんだろうか。このマンガの主人公は、(後の)彼氏の下手なデッサンを見て「おもしろい」と感じます。そこに唯一無二の作家性を見出したのかと思いきや、芸大に進学しても彼氏の成績は底辺。マンガ家を志すも賞にかすりもしない。主人公は優秀だから彼がどうして駄目なのかがわかるけど、そのままでいてほしいから何も指摘しない。なぜなら彼の作家性を評価しているわけじゃないから。だからといって人間性に惚れているわけでもない。彼の目に映る暗くて歪んだ世界が好きなだけ。
彼の目から見える世界は愛しているけど、基本的には彼という人間を見下しているんだから、最後主人公が泣いていた理由がはっきりとはわからなかった。主人公の言う「好き」をどこまで受け取れば良いのか迷ったまま終わった。

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元彼の目
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血まみれリグレット

血まみれリグレット

児童相談所で働くキヨには、保護者を自殺に追いやってしまった過去があった。事件から7年後に自殺者の弟・風太と再会するも、彼は歪んだ正義を抱えたまま成長し、目的のためなら躊躇なく人を傷つけるようになってしまっていた。風太の欠けた心を埋めるため、キヨは彼と向き合うことを決意する。後悔と血まみれの正義が相対する、サイコポップスリラー!

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