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ひょんなことから世界は終わり、N1グランプリではいつも一回戦敗退の芸人コンビ2人だけが生き残った。
そこから始まる、極限状態でのネタ出し生活。
全てはまだ見ぬ観客に笑ってもらうため。
これからどうなるんだ?と思ったところで、ストーリーは起承転結の「転」へ。
相方から「お前より先に死ねてよかった」と言われるのだが、その理由が分かるところがとても好きだ。
世界には自分一人しかいないなかで、他人の声を聞きたい、話を聞きたい、冒頭にあったように漫才が見たいと思うこともあるだろう。
まさかそう解決するなんて。
こういう世界の終わり系は、このあと幾年この状態が続くんだろうと考えると、じわじわこわい。
【2022年前期・第81回ちばてつや賞一般部門】奨励賞受賞作品