線は運動を越え、躍動する
この作者は漫画の物語やフリ、サスペンス、盛り上げ、伏線、葛藤などのシーンは退屈と思いながら漫画を読んできたのではと思わされるくらい、バトルシーンしか存在しない。ある意味チェンソーマンよりチェンソーマンしている。とにかく目まぐるしくキャラを取り巻く時間と空間が飛ばされアクションのみに傾倒したような荒ぶるような線が、空間をバトルシーンを物語を歪めていく。 この70年代後半から80年代前半の様な絵柄も漫画史的な愛も感じる。荒削りな部分がまだまだあるが、この段階で連載させた編集者にも感心する。 個人的に好みではないが、近年の中でも最も期待を込めたい作品の一つである。
絵がとにかく秀逸!
キャラクターの造形がみんなカッコよくて、見てるだけでドキドキする!
セリフの文体が、キャラクターによって書き分けれていないところが残念。。
全部のキャラが作者の発言っぽいというか。
ただ、それもこの世界なのだ!ていう説得力を絵の迫力によって感じる。
細かいことはどうでもよいのだ。