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19世紀のフランスの王宮を描いたヒストリカル・ロマンス。フランス革命という単語を聞くと、そのあとすぐ近代的な共和制になったと勘違いしがちですが、実際はナポレオンが暴れまくって権力握ったり王政が復活したりしてるんですよね。その王政の時のお話だと思います!(知識ふわふわ)
たとえるなら『宝石の国』とか『来世は他人がいい』のような大胆なデフォルメのキャラクターたちによって、昭和の名作少女漫画のごときしっとりとした悲恋が描かれます。
テーマだけでなく、デフォルメ以外の塗りや描き込みの細かさといった部分にも昭和の華麗な少女漫画の風を感じます。
ハルタやミステリーボニータに載ってそうな雰囲気がある個性が光る読切でした。
舞台は19世紀のフランス。没落貴族の青年アルマンは、身を立てるためパリに来た。偶然再会したのは初恋の女の子。期待を込めて声をかけると、何と娼婦になっているという。戸惑いつつも、かつて抱いた恋心を再燃させるが……。