私的には☆5の短編集
いつも本棚のすぐ取り出せるところに置いてるんだけど久しぶりに読んだ。喜怒哀楽の行間にあるような絶妙な感情や情景を描いてる話が多くて、こういうのって小説とか映像だと形になりやすいんだろうけど、漫画で描こうとする人は少ないですよね…。だからとても貴重に感じて、この漫画を本屋で見つけて初めて読んだ時は「出会えた!」という気持ちになりました。久しぶりに読んで一番心打たれたのは、中学生女子が国語のおじいさん先生に読書感想文の指導を受けることになる『谷後先生』という話。まだ大人になりきっていない主人公の未熟さとひたむきさに心打たれました。あんな時が私にもあったよ…。