「かわいい」にコンプレックスがあった女子が「かわいい」をつくる!
かわいいものが大好きな柔道少女・ユメは、好きな男の子に可愛いものは似合わないと言われてから自分の気持ちに蓋をしてきたけど、クルルというキャラクターへの強い愛でファンシー会社に就職。そこで今まで蓋をしてきた思いを一気に開放する!という話。ユメちゃんはガタイもデカくないし顔もめちゃくちゃかわいいんだけど、服装は男性的なものを見に付けているのでちょっとチグハグ感があったから、これから好きな服を着て、好きを開放していったらどうなるのか楽しみ。
同じく八咫烏賞受賞作の「グッドナイトコッパー」の次に読んだのでより笑って癒やされました。可愛くて可愛くて目に入れても痛くないペットでも、案外人間のかたちになるともさいオッサンになるのかも知れないので、理想を抱きすぎるのも危険だなと思いました。