稀代の?クセ強過ぎ超人、坂巻慶太は、ストイック過ぎる描写がギャグにしか見えなくて、それは「江戸前鮨職人 きららの仕事 ワールドバトル」で極まっちゃったんですけど、その作品は上手く回らなくて頓挫、じゃぁ、別の物語にして、ちょっとギャグに振ってみたら、え?これ笑っていいの?と読者も困惑、と言う、変わった作品ですよね。

とは言え、坂巻慶太の幼少期の母親との切ない描写、藤原重光との握り勝負一騎打ち、とか良い話も多いです。
…と言うか、坂巻さん、この作品では、生死を分けるピンチが結構あるのですが、それもギャグに転嫁できるのも、この物語ならですわね。

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まみこ
まみこ
1年以上前
そんなことは、残念ながらございません。 諸々の社会的問題を、バイクやキャンプ、麻雀、野球、サッカー、バドミントン、それらを漫画で描くことで解決できる訳ではない、これは厳しい現実ですが、それを諦めてしまうには、惜しい浪漫もあります。 「江戸前鮨職人 きららの仕事」のスピンオフ。 最強の敵、ヴィランである、長身マッチョ眼鏡オールバック成金ガチ巨根、坂巻慶太の若かりし頃の前日譚。一応、取ってつけたように、銀座で寿司職人として鍛えられたセンスも腕も良い料理人、と言う設定もありますが、まぁ、噺のスジとしては些末なことです。 早い話、映画「バットマン・ダークナイト」における、映画「ジョーカー」の様な存在、って、無駄に分かりにくいですね。 何かしら困っている人や迷っている人を、美味しい料理で柔らかく解放する、と言うのは食漫画の基本ですが、この作品はそれは半分位でしょうか?残り半分は、頓知や腕力で解決します。 …え?解決できんの?とは思いますが、まぁ、やっちゃうんですね。それもまた浪漫です。 壮絶ネタバレですが、ラストの「イルカに乗った全裸青年」の描写は、謎の感動的感情が込み上げますが、その置きどころを何処に持って行けば良いの?は、また別の命題でしょうか…。

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まみこ
まみこ
1年以上前
そんなことは、残念ながらございません。 諸々の社会的問題を、バイクやキャンプ、麻雀、野球、サッカー、バドミントン、それらを漫画で描くことで解決できる訳ではない、これは厳しい現実ですが、それを諦めてしまうには、惜しい浪漫もあります。 「江戸前鮨職人 きららの仕事」のスピンオフ。 最強の敵、ヴィランである、長身マッチョ眼鏡オールバック成金ガチ巨根、坂巻慶太の若かりし頃の前日譚。一応、取ってつけたように、銀座で寿司職人として鍛えられたセンスも腕も良い料理人、と言う設定もありますが、まぁ、噺のスジとしては些末なことです。 早い話、映画「バットマン・ダークナイト」における、映画「ジョーカー」の様な存在、って、無駄に分かりにくいですね。 何かしら困っている人や迷っている人を、美味しい料理で柔らかく解放する、と言うのは食漫画の基本ですが、この作品はそれは半分位でしょうか?残り半分は、頓知や腕力で解決します。 …え?解決できんの?とは思いますが、まぁ、やっちゃうんですね。それもまた浪漫です。 壮絶ネタバレですが、ラストの「イルカに乗った全裸青年」の描写は、謎の感動的感情が込み上げますが、その置きどころを何処に持って行けば良いの?は、また別の命題でしょうか…。
宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

わたりしょくにんざんきょうでんけいたのあじ
渡職人残侠伝 慶太の味(1)
渡職人残侠伝 慶太の味(2)
渡職人残侠伝 慶太の味(3)
渡職人残侠伝 慶太の味(4)
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