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階層社会って書いたけどようはバキバキの高層ビルみたいな巨大なの建物の上界と下界で治安が違うみたいな世界(自分の知ってる範囲だとJunk Headみたいな)。
消えた妹を探してる主人公は教団から「ハンドシェイク」という物体を奪い、妹のもとに辿り着くが…というあらすじ。
SFで小難しいワードとか多めでどうせ読まなくていいやつだろと斜め読みしてたんだけど、それでも画面の迫力と意外な結末に引き込まれた。
てかオチがマジでいい。
ハンドシェイクに「別の世界線で妹を探せばいい 身体は失って魂だけになるが」って言われて、主人公が教団の手を取ってこの世界に残る決断をしたのは正直予想外で湧いた。
別の世界線に行くハンドシェイク描写がSFらしいスケールのデカさで格好良い。
あと下界にエレベーターで降りたときの建物の巨大さもすごくいい。
勝手にハンドシェイクのこと陽気なオネエだと思って読んでたから、正体が普通にきれいなお姉さんでちょっと笑ってしまった。
白黒のコントラストとかバッキバキのパースとか。有名漫画家でいえば岸本斉史とか弐瓶勉っぽくて凄まじい。無機質な墓が並ぶシーンとか岸影様っぽい。
これが商業デビューって大型新人過ぎる。今後の連載に期待。
巨大な都市が築きあげられた「上界」と荒廃した世界が広がる「下界」。「イセシデ警備班」の指揮官の一人・手束は「下界」での困難な作戦中に行方不明となったはずが…!? 新鋭デビュー読切53P。