最高の1冊(個人の感想です)
大好きな本です。 作者さん初期の作品ですが、1番好きです。 セリフや描写に無駄が無く洗練されています。 男性4人+短期留学生がルームシェアする話で、穏やかで暖かいストーリーです。 お涙頂戴の派手な演出は少なく、登場人物の表情や飾らない言葉に心を打たれます。 特に好きなのは本編最終話の最後のページ。 なんて事ない言葉なのに、彼らが本当に楽しく暮らしてきたのが伝わってきて、心の底から感動しました。 登場人物は個性的だけど良い人ばかり!安心してスイスイ読めます。1冊で過不足なく綺麗に完結しています。 特徴的な絵柄なので合わない人は合わないと思います。そこだけはご注意ください。内容は個人的には文句無しです!
映画で見る、イタリアの明るい雰囲気が伝わってくるような、そんなオノ・ナツメ先生の漫画が好きです。
イタリアを舞台に、陽気な人とそうでない人と偏屈な人とそうでない人と他所の国の人と、いろいろな人たちで織りなされるストーリーにホンワカとします。
本作はアパートに短期滞在(下宿)するシャーロットたちと、そのアパートの住人たちの物語です。
読み終わるときは、連作短編がすべて終わってしまうのが少しさみしくなりました。
それからイラストがフル等身でなく、ちょっとデフォルメされている姿がまた、想像力かき立てられて好きです。
ちなみに、初めて読んだとき、この方はどれほどイタリアで過ごして、このような素敵な漫画がかけるようになったんだろうと調べたところ、イタリアは語学学校での短期留学のみとありました。
あのときは、作者さんの感性とイタリアという土地の2つに憧れたのを覚えています。
イタリアというか、彼らのもとへ行ってみたいなと思える漫画です。