ネタバレ
悪食の食卓

悪食の食卓

ストアに行く

悪食ってそういうことかよ、と納得。
いちばん悪い人を探してもしょうがないし、みんな幸せならいいんじゃないというのも違うし、とは言え倫理観など持ち合わせていないこの男はとても魅力的だなと思った。
こういう男に日常壊されたいね、なんてのは創作だから言えること。でもちょっと思っちゃう。

読みたい
じゃあ、あんたが作ってみろよ
アップデートというよりも根本のお話
じゃあ、あんたが作ってみろよ
野愛
野愛
見た目も収入も申し分ないけどモラハラ気質で古い男が、恋人にフラれたことをきっかけに自らをアップデートしていくストーリー。 恋人が仕事終わりに作ってくれたご飯に、色味がどうだ出汁がどうだバランスがどうだとケチ(アドバイス)をつけ、そりゃプロポーズしてもフラれるわ!ざまあみろ! と思うものの、ちゃんと傷つきちゃんと学ぼうとする姿を見るとだんだん応援したくなってくる。 そして変わろうとするのは何も男ばかりじゃない。勝男をフった鮎美も、自分が本当に好きなものを見つけ人生を変化させていく。 読んでいくと2人はお似合いのカップルだったんだなあ、と皮肉じゃなくて本当に思う。 理屈じゃなく惹かれあった男女が、結婚という目的や男と女という役割に縛られてお互いが見えなくなっていく、なんて悲しい話。 そうさせているのは世間の空気や常識や今まで歩んできた人生など要因は様々だけど、「わたし」と「あなた」だけをしっかり見ていれば起こらないはずなのになあ……。でもそれが難しいんだよね。 勝男と鮎美の人生が再び交わるかどうかはさておき、2人もわたしもみなさんも、自分と相手の好きを大切にして人間関係を築いていけたらいいなと思った。
悪食の食卓
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
太陽への恋文

太陽への恋文

青い果実は、やがて熟れ、再び混ざり合う。40年越しのオトナの恋。その昔、文芸部で出会った先輩・天見に惹かれ、からだの関係を持った篠原。官能小説家となり、40年の月日が流れた今も、天見のことを忘れられなくて……!? ※この作品はカチCOMI vol.55に収録されているものと同一のものとなります。
確かに悪食としか言えないにコメントする