自分に嘘をついてはいけない。
ひょんなことから自分の作品(自分では作品とさえ思ってない)が独り歩きして、やりたいこととずれたり周囲から過剰に期待されたりして、ドタバタする話。 嘘は心を殺します、のようなセリフがあり、ほんとにそうだよなと共感しました。仮病や忖度なんて誰しもしたことあると思いますが、人に対して嘘をつくと、その後の自分も引きずるし、嘘をついた相手の顔をまともに見れなくなるし、心は死に、孤独になっていくよなと。 が、本作の本質はそういう罪悪感的なことじゃないんだと最後まで読んで気付きました。むしろ自分に対して嘘をついている状態の方が苦しいということなのかなと。 沁みました。再読すると思います。 ネタバレにならないよう抽象的な物言いになりましたが、ぜひ読んで欲しいマンガです。
終始わかり過ぎて首もげそうだった。
私自身も昔はそうじゃなかったのに周囲の人が立てる些細な音が耳障りでしょうがなくなってしまったので最初から共感MAX…。
自意識ばかりデカくなって周りにイライラして。自分だって大したことない人間のくせに、他人を勝手に理解した気になって上からジャッジする姿にドキッとさせられました。
気も使えるし、言うべきことは言える。でも失敗もする。
自分が勝手にわかった気になってる相手も同じ。
「他人のせいでイライラさせられてる」と思うときは、自分の肥大した自意識のせいだと自戒していきたい。