美しい女たちが素晴らしいテンポで描く誇大妄想狂物語
すごいスピード感、美しい女性キャラたち、下劣な貴族の描写 そして魔女。 中世のイメージそのままに、メガロマニア(誇大妄想狂)と主人公ロザリアの名前をかけたものと思われるタイトルに相応しい内容。 あと、なんとなく本作の造りが面白いなと思った。 魔女の魔法発動の"条件"であったり、進撃の巨人の登場人物のようなキャラ設定だったりがうまく噛み合っていて、スリルというか不気味な爽快感と疾走感がある。 最近流行りのほんわかオマケ漫画が数ページついていたりして、和ませようとしてくる裏面も見せつつ表舞台ではロザリアを筆頭とした殺戮が繰り返されている。(なんとなくここはギアスっぽさを感じた) 他にも絵柄が少し鈴木央センセイっぽいのでディアンヌっぽく見えたりして、色々とオマージュというか親しみのある作品ばかりで形成されたコラージュ作品を見ている時のような感覚がある。 もちろん、読んでいる時にずっとそうなわけではなくて、あくまでその瞬間瞬間でフラッシュバックされるだけなんだけど。 いずれにしても、続きを早くくれと思う作品。
読んでいくと表紙に納得。
親に捨てられ孤児院でも酷い仕打ち。
逃げ出して、なんとか生きて来たのに食べ物を盗んだことがばれて投獄される。
そこで魔女と出会い、人生が一変。
何もかもがうまくいくことで運命に味方されてると思い込む。
目的に合わない、邪魔になると少しでも思った人は容赦なく切り捨て殺していく。
こんなに不審死が続いてバレないわけがない。
この先どうなりますやら。