絵が綺麗!
※ネタバレを含むクチコミです。
意外とこの『神さまがまちガえる』2巻について触れる人がいないなぁ。いやこれ、凄いですよ。
詳しく説明しようとするとネタバレ回避が難しいのですが、「バグが発生する世界と順応する人間」という1巻の楽しさをベースにしながら、人間存在のあやふやさ、世界に対して自分は主か客か、という問題に急速に足を踏み込んでゆくシリアスさとスリリングさがあります。
マンガを読む時、主人公がいて、大抵は主人公の知覚・思考を軸にページが進行してゆき、それにあまり疑いを持たないですよね……おっとこれ以上は言い過ぎだ。読んでない人!1巻で止まっている人!この凄い2巻を読んでね!
そして本作の作者は不朽の百合名作『やがて君になる』を生んだ仲谷鳰先生なのですが、本作のようなSF的凄みを味わいたければぜひ『仲谷鳰短編集』を読んでみてください。百合もそうでないのも、不思議な面白さいっぱい!
(ハッシュタグは勝手に作りました)
起きたら街がジャングルになってた、右を向いたら左を見てた、いつもの階段が一段増えてた……周期性例外事象、通称“バグ”に満たされたこの世界では、そんなことは日常茶飯事。シェアハウスの大家にして“バグ”に心躍らせる研究者のお姉さん・かさねと、彼女とひとつ屋根の下で暮らしながら助手を務める中学生の男の子・紺は、へんてこな世界で今日もおかしな一日を過ごします。『やがて君になる』完結から2年――仲谷鳰が描く完全新作、待望のコミックス発売!
起きたら街がジャングルになってた、右を向いたら左を見てた、いつもの階段が一段増えてた……周期性例外事象、通称“バグ”に満たされたこの世界では、そんなことは日常茶飯事。シェアハウスの大家にして“バグ”に心躍らせる研究者のお姉さん・かさねと、彼女とひとつ屋根の下で暮らしながら助手を務める中学生の男の子・紺は、へんてこな世界で今日もおかしな一日を過ごします。『やがて君になる』完結から2年――仲谷鳰が描く完全新作、待望のコミックス発売!