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名無し
1年以上前
イジメは悪いことですが、精神が未熟な子供が複数人同じ環境に集まっている時点で大なり小なり当たり前のように起こることです。 普通は教師が帰りの会や授業時間を潰すなりして場を設けて加害者に謝罪させるなどすれば収束するものなのですが、本作品では学校サイドにイジメを解決する能力がない(またはする気がない)ため延々とヒートアップしていきます。 隠蔽体質まであるのでイジメをする側、されている側に関わらずとても子供を預けていい環境では無いなと思った次第です。 そもそもそういった社会性や倫理観を育てるために学校に連れて行ってるので、子供の人間関係のトラブルにまともに対応できないなら通わせる意義がないです。 保護者陣が雁首揃えて他責思考の塊で下手人を排除する方向(相手はまだ子供)でしかものを考えられないのも気持ち悪いことこの上ないですが、被害者の母親が何故か自分も被害者であるかのように振る舞っているのがぶ最高にキショいです。 イジメの被害者はあくまで被害者本人のみで、親はどちらかといえば相談できない家庭環境をつくってしまった加害者です。 しかしこの親は自分も被害者であるかのように錯覚し、SNS投稿によって娘に完全にトドメを刺してしまいます。 これによって被害者は"関わってトラブルに発展すると同じ目に合わされるかもしれない爆弾"になってしまい腫れ物扱いになってしまいます。 はっきり言ってカスです。 イジメの被害を受けた子供の親が何を平然と新しいイジメをつくってるんですかね。。。 正直、イジメを初期で抑えなかった学校サイドを超えるレベルの本作最悪の大戦犯だと思いました。 関わる大人が皆器が小さく、遅かれ早かれいずれこうなってただろうな感が否めません。 本来イジメを受けた側の親も大人として介入する以上、加害者サイドの子供の今後の成長に責任持つものなんですがね。。。(あなたは大人で相手は子供なんやで・・・) ぶっちゃけ加害者被害者に関わらずこんな不健全な街からは脱出すべきだなと思うばかりです。

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六文銭
六文銭
1年以上前
自分の子供がいじめられた・・・という話は、よくありますが本作は、いじめた側の話。 というか、いじめ加害者・被害者双方の親がW主人公といっていいような話。 それぞれの視点で物語がすすむので、双方の状況や言い分がわかるのが、本作の特徴です。 最初は当事者同士で物語がすすむのですが、いじめの様子が動画に残されておりSNSで拡散され、名無しの正義感によって炎上。 いじめた側も、社会的に制裁をうけてしまう。 この一連の流れが今っぽくて、めちゃくちゃ考えさせられました。 自分自身、いじめた人間は、いじめられた人間と同じ苦しみを味わうべき論の人間だったのですが、実際、この様子を目の当たりにすると、びっくりするほどこれじゃない感がすごかったんですね。 目的が達成されたとはいえ、なんとも言えない後味の悪さが残るんです。 この後味の悪さってなんだろうって考えているのですが、結局、当事者間で何も解決していないことが原因なんだと思いました。 いじめた側が、そりゃもうゲッソリするほどいじめたことを後悔・反省しても、それが、こういうSNSで炎上して身バレして不特定多数の人間におもちゃにされるやり方だったのが、どうなんだろう?ってことなんですよね。 こんな再現性のない無責任なやり方ではなく、社会システムとして取り組んで欲しいとさえ思いました。 いじめも立派な犯罪として、隔離して、少年院みたいなところでブチこんで反省させるとかでもいいです。 また、いじめは100%いじめた方が悪いのですが、いじめられた側も一定期間で謝罪や反省を受け入れるようなこともして欲しいと思った。 恨み続けても、人生の無駄で何も解決しないことに気づかせて欲しい。 とはいえ、これは自分がいじめられたことがない人間なだけなので、実際、いじめ経験者は加害者がたとえSNSの不特定多数の人間からでも制裁をうけている様子に「ざまぁみろ」とか思うのだろうか。 そういう人にとって、モヤスカな内容なのかもしれません。 などと、めちゃくちゃ考えさせられる内容でした。
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