周りの人が濃すぎます。
1巻読了。 巻末のおまけにあった、奥村は、昔おしゃれ番長でそのせいで彼女に振られたとあって、ビックリ!! 今の、奥村ができたのは、トラウマからだったのか。 それにしても、ジャンボ先輩は、痛すぎる!!
“超普通”を愛する平凡サラリーマン奥村と彼を取り巻く“超個性的”な人々による、新感覚の日常コメディ!写真と実物が違いすぎるマッチングアプリの女の子やリモート会議で明らかにサボってる同僚、合コン百戦錬磨の先輩(全黒星)…。こんな今をときめく(?)変わり者たちが大集合!監修は超リアルな人間コントが大人気の吉本芸人、レインボー。おかしいのに憎めない、とっても愛らしい大人の青春群像劇がスタート!
芸人のレインボーさんのコントをコミカライズした異色作です。
今やレインボーさんはYouTubeのチャンネル登録者数も90万人に迫り『おはスタ』などにも出演する大人気芸人です。以前、まだ世間ではそこまで有名ではなかった頃に私がやっていたお店のイベントに何度か足を運んでくださっていました。とても人当たりが良い方々で、オフでのフリートークも面白く、またマンガ愛にも溢れていて、もちろんお二方の努力故なのですが「売れるべくして売れた」という印象が非常に強いです。
『日々ロック』や『ミツコの詩』などがとても好きな身からすると、そんなレインボーさんたちのネタが榎屋克優さんによってコミカライズされるというのは何とも不思議で嬉しいです。
元々、池田さんが「人間図鑑」というものをInstagramでやっていたこともあり、現実に存在しそうなキャラクターを生み出すことにかけては卓抜しているというのは大きな強みです。本作でも、「いるいる!」と思えるような人物たちが躍動しています。
「人間が興味あるのは、結局人間」
と言われることもありますが、そういう意味では人間への観察眼を磨いて練られた芸人さんのネタはストーリーやキャラクターの造型が非常に優れた作品が多いので、こういったコミカライズをしても(恐らく何の予備知識もなしに初めて読む人であっても)十分に楽しめるであろうものが出来上がるんだなぁと感心します。
余談ですが、本作にもポケモンをやっているシーンが登場しますが池田さんがポケカを好きすぎて生まれたポケカをやってる社会人シリーズのネタが個人的に好きです。実在の商品が絡むので許可も必要そうですが、あのネタもマンガでも見てみたい気持ちがあります。