ピノ読んだ感想
さすが村上たかし、こういう話ずるいのに描ききりますね…。 ロボットは心をもつ持たない論は度々やってる気がしますが傍にいる人間、そして話を読んでいる自分ら人間が一番心揺さぶられます。 特にピノが物理攻撃されて泣いてるわけじゃないのに目からオイル流してるのがずるいです。ずるい演出です…。
『星守る犬』で日本全国を感動の涙に溢れさせた村上たかしの最新作。今回も“泣き”の村上たかしの真骨頂が見られる。ピノは世界で初のシンギラリティに到達したAI「PINO」を搭載した人型ロボット。AIは、心を持つことができるのか。そして“心”の正体とはなんなのか。ピノと、彼が介護するおばあさんの交流を描いた、涙腺崩壊必至の作品。
どういう展開になるんだろう。この後どうなってしまうんだろうと思う作品。
そういう作品は読みながら色々な想像をしつつ読むことが多い。
大きな期待を抱き、衝撃展開では相応にショックを受け、悲しい話では往々にして泣く。それをさせてくれるマンガが好き。
星守る犬もそうだった。
ストレートしか打ってこないボクサーのようにわかりやすくシンプルでありながら、一発食らうとKOされてしまう。
今作も最後まで読み切って胸が苦しくなる、そんな作品だった。
さすが村上たかし、ズルいよなぁ。
画像は読み終わってから平和なページをあえて選んだものだけど、どういう展開だったら一番幸せだったんだろうかと考えさせられるページでもありました。