二次元の過剰摂取で道行く人が美少女にしか見えないという謎設定で、主人公もなぜか美少女になっているのですが、
内容がスラム街とか、マフィアがいるといった危険地帯のグルメ漫画というコテコテハードなもの。

内容が内容だけに、別におっさんでもよかったのではないかなと思ってしまうのですが、仕方ない。間口は広いほうがいいってことでしょう。
表紙にのっている美少女は、原作者の主人公で、本当はおっさんです。

しかし、その設定もさることながら、グルメ漫画としても一風変わっていて面白いし本格的。
原作者が、きちんと現地にいき、現地で知り合った友人と生の体験を描いているからか、表現される言葉や出てくる料理に謎の説得力がある。

また、どれも美味しそうなんですよね。
高級というよりはB級、丁寧につくられたというよりは野性味のある感じ(切るだけ焼くだけなど)が産地直送って感じで、自分好み。

旅とグルメが一体となって、独特の雰囲気がクセになります。
ちょっと変わったグルメ漫画をお探しの方におすすめしたいです。

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鍋に弾丸を受けながら

誰かの、近所の、好きな店

鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎
hooper
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テレビでネットで見ただけで、行ったわけでもないのに知った気になっていたわけです。 過去にした「アメリカの食べ物ってさぁ〜」みたいな半笑いの言い回しを、本書を開くたびひっそり恥じ入り心が土下座陳謝する。 そらそうよ。州があり市があり街があり村だの川だの大自然だのがあり(ブラジル回)、そこに暮らす個人とその人の生活、現地の習慣や、行動範囲がそれぞれあり。 そして、友達が来たら「美味い店連れてってやるよ!」という日々のご近所グルメがあるわけで。 例として3巻11話の「ホットドッグ・アンド・フライ」。上に揚げたてフラポを載せ、その上から塩を振ってあるホットドッグ。 だよね。アメリカ全土で"いわゆる"なホットドッグしか食べてないわけがない。 もっと素敵ィ〜な外国グルメもあるが、とにかくこの話に衝撃を受けた。(単に私が愚かなだけか)。 ちなみにこの漫画をクルッと裏返しにすると、個人的に『米国人一家、美味しい東京を食べ尽くす』になると勝手に思っている。ブラックサンダーアイスを絶賛するサイズ感の滞日グルメ本です。活字ですが、グルメモノが好きならおすすめ。 とにかくジュンターロサン、これからも私めの蒙を啓いてください、応援しています。土下座陳謝で。

だれでも抱けるキミが好き

ただのエロかと思ったら

だれでも抱けるキミが好き
六文銭
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童貞地味男のゴトウとビッチなギャル・アガワさん。 冒頭からアガワさんのビッチさ全開の姿を見せつけられ、ゴトウくんはカルチャーショックをうける。 と、いうのも普段は委員会が一緒で、ギャル特有のフランクさに童貞のゴトウくんは秒でやられて、アガワさんが気になる存在になっていただけに、生々しいビッチさにショックをうけてしまった、、という流れ。 そこで童貞特有の女性に対する幻想に、第3者的に苦しむだけかと思ったら、そんな葛藤も一瞬で、ゴトウくんもアガワさんとやることをやってしまう。 そこが、ひと味違い個人的に面白いと感じました。 ゴトウくんもアガワさんのセフレの1人に成り下がってしまったことで、どこか自分だけは他の男子と違うとか思っていただけに、その落胆さと、身の程をわきまえ始める感じが、哀愁漂います。 ピュアな気持ちなど、最初からなかったのか?と。 アガワさんも掴みどころなく、ポンポン相手を代えるから、またすごい。 そんな姿にゴトウくんが嫉妬で狂いそうになって、今後どう動くのだろうか。 そして、それにアガワさんはどう反応するのかな? アガワさんがヒキ気味だと現実味があって面白いと思ってます。

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ

嘘か真実か陰謀論

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ
六文銭
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自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。

珍遊記2~夢の印税生活編~

奇跡の続編

珍遊記2~夢の印税生活編~
六文銭
六文銭

小さい頃、色んな意味でトラウマを植え付けられた珍遊記。 当時、絵を見るのも怖くて、だけどドラゴンボールは読みたいから、珍遊記のページにはいかないよう恐る恐るめくっていたのも、今となっては良い思い出です。 本作というか、著者を語る上でもはや絵柄に触れないのは無理なのですが、とにかく子供がみたら泣き出すような絵の濃さ。 特に婆さんキャラのシワがえぐい。 下品な下ネタも満載で絵柄と相まって、初見の方は気分悪くなると思うんですが、、、 著者が、現在、子供向けの絵本作家としても活躍しているというから驚きしかない。 謎に時代を感じる。 さて、本作の内容だか、前作珍遊記の続編という立ち位置だが、前作をなぞりながら、その裏で起きていたことを描きながら始まる。 もう一つの怪作、漫遊記とも繋がっているので両方知っているとより面白いのだが、正直、何も知らなくても大丈夫だと思う。 著者の作品を知ってる人ならわかると思うが、ストーリーはあってないようなもので、とにかく勢いが魅力。 そこは本作も健在で十二分にある。 映画化もした作品だが、玄人受けとか言うつもりもないが、毒にも薬にもならない作品と異なり、モノづくりに携わる人間に、何らかのインパクトを残す作品なんだろうってことは理解できる一作です。

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また来てね シタミさん

また来てね シタミさん

「はい、こちらミミミ観光です!」──。「ミミミ観光」は殺人代行業者、いわゆる殺し屋です。依頼があれば、凄腕の暗殺者シタミさんが47都道府県どこへでも馳せ参じ、あなたの地元の名物で悪い奴らを殺します。名付けて“ご当地殺法”、ご賞味あれ! 「ミミミ観光」は殺人代行業者、いわゆる殺し屋です。依頼があれば、凄腕の暗殺者シタミさんが47都道府県どこへなりとも馳せ参じます! 警察に捕まるんじゃないかって? 心配ご無用! この国で銃は目立ちすぎますから、その土地では“あって当たり前”の名物を使ってシタミさんは殺します。名付けて“ご当地殺法”! ご用命の方は、いつでも「ミミミ観光」にお電話を! 次は、あなたの県にシタミさんがやってくるかも!?

℃りけい。

℃りけい。

部費のために新入部員勧誘にいそしむ鞍川高校物理部。新入生が見守る部活動紹介の晴れ舞台、悩んだ末部長の伊藤トノエ(二年)が新一年に披露したのはハンダコテの実演っ!!新入部員は入ってくれるのかー!?白衣を着た“ド”がつく理系な女子高生たちのゆるくて濃い放課後の、生態記録コミック第1巻!!

SMOKE&WATER

SMOKE&WATER

ピアノメーカー『マンナイア』から各国の要人に対して、招待状が届けられた。しかし主賓として招かれた客たちには、ある共通点があった。見目麗しきサディスト――。本能の赴くまま、彼女たちの殺し合いが始まる。

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