若い男女が出会ってから別れるまでを描いた作品。
よくある話と言ってしまえばそれまでだけど、2人の痛みが切実に伝わって辛くなる。

自らのビジュアルを活かしながら、彫師としての夢を叶えていく宇津井くん。
夢は応援したいけど、宇津井くんが有名になっていくことに不安になる幸。
宇津井くんは幸だけを好きなんだから信じてあげてとは思うものの、幸の苦しみもよくわかる。
単純に宇津井くんを信じられなくなったことよりも、宇津井くんを純粋に応援できなくなったことが辛いんだろうなあ…。

結末だけ見るとバッドエンドだけど、こういう忘れられない恋愛があるのはいいことかもしれない。
おまけ4コマを読むとちょっと救われるかも。

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