コロッケは愛だ
愛情とはコロッケのようなものだ。 身近でお手頃でいつでも食べられるようでいて、作り方は非常にめんどくさい。手間はかかるし歪になったり爆発したり。 でもあったかくて優しくて美味しい。そういうものだ。 嫌々ながら実家のコロッケ店を手伝う九助くん。彼の下手くそなコロッケに励まされたしぐれさん。 家族のためにがんばる2人が出会ってコロッケを作ってあげたり作ってもらったり。ただそれだけのことで明日も頑張ろうって思える。 あったかくて優しくて、コロッケが食べたくなる作品でした。
実家のコロッケ屋を手伝わされ、日々退屈な高校生活を過ごす九助。しかし彼のもとに、ある日突然不思議な女性がやってきた。彼女の名前はしぐれ。いつも社員証をぶら下げている彼女が買うのは、九助が作った形の悪いコロッケだけ。どこかしぐれに惹かれ始めている九助だったが、一人営業の日を機に二人は急接近することになり…!?
高校生で家に帰れば実家のコロッケ屋さんの手伝いをするなんて偉すぎる!
読み進めると高校生らしく遊びに誘われるも、お店と家族のために躊躇なく断る姿、本当にいい奴だった!
そんなコロッケ屋さんの仕事の中で、素敵な出会いがあって恋があって急接近して彼女を助けたり。
コロッケ屋さんが彼にとって幸せな空間になっていくのが読んでいて素敵だった!
あったかい心のこもったコロッケ、私も食べたいです!!