この感じで漫画家マンガなんだ?!というのがまず面白い。

漫画家の芥先生は刑務所にも入ってたことがある元ヤクザで、実は大ヒット作「隻眼の阿修羅」は先生の自伝だったのだ!その秘密を知ってるのは初代担当でもある編集長。そしてなぜか2代目担当に任命された新人編集の三原さん。

事情があるヤクザ仲間の子供達を引き取って育てている人情派の芥先生と、漫画に興味がないギャルの三原さん。2人の凸凹感も楽しい。なんで編集長は三原さんを2代目に指名したのかは今のところ不明…。

自分の感覚的には「漫画家:ヤクザ=5:5」って感じでちょうどいいです。しかも芥先生がすでに売れっ子なので、他の漫画家マンガとは違う視点の話もあるのが好き!

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モリのアサガオ

死刑を執行する刑務官

モリのアサガオ
かしこ
かしこ

死刑という重いテーマと真正面から向き合った作品です。父親のコネで刑務官になり死刑囚と接することになった実直な性格の主人公・及川。凶悪殺人犯のことが怖いと感じるのは彼らのことを理解しようとしないからだ…という考えに至ってからは、積極的に彼らと関わり更生の道を一緒に模索するようになります。しかし心を入れ替えて自らの罪と向き合ってもすでに決まっている死刑からは逃れることは出来ません。いくら凶悪殺人犯とはいえ国が人を殺してしまう、命を持って罪を償うという死刑制度は本当に正しいのか、主人公は疑問に思うようになります。 登場する死刑囚たちの中でも渡瀬という男と主人公の物語を主軸に描かれていますが、個人的には食堂を経営していた家族を惨殺してしまった星山がメインの回が一番心に残りました。主人公が人形を手作りして家族というものを思い起こさせて自分の罪を認識させることに成功する訳ですが、改心してすぐに死刑が執行される展開にはなんとも言えなくなりました。そういう流れを組みながら親友と言えるまで深い仲になった渡瀬からの「死にたくない」という望みを主人公が却下したのには驚きです。最終的には疑問を持っていた死刑制度についても、死と向き合うことが自らの罪を反省するきっかけに繋がるんじゃないかという考えになっていました。 しかしモリのアサガオ2で、渡瀬の死に携わってから主人公が精神を病んだことが描かれていて、やはりこの問題は深い森の中にあるのだなと思いました。

チリアクタ 1巻
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ニュークリア

ニュークリア

龍巳瑛人、29歳。「こんな国吹き飛んじまえばいい」が口癖の若者は、一発逆転を賭けて闇バイトに手を出すが、そこで手にしたのは、決して触れてはならない圧倒的‘‘禁忌‘‘だった…!?パンドラの箱が空いた時男の人生は一変し、己を舐めた全てに対し、男の中の核が爆ぜる…!!怒涛の展開続く超陰謀サスペンス、堂々開幕!!

GOD OF DOG

GOD OF DOG

これが令和の世の、最新ヤンマガ魂!!! 冷酷な若頭と非情な潜入捜査官、二つの顔を使い分ける男の本性は揺るぎなき復讐者! 幼き日に両親を惨殺された神々廻 凌が、仇である『悪徳な男』の情報を求め邪魔者たちを撃ち倒す! 第79回ちばてつや賞大賞受賞者が描く超極熱の死闘劇開幕!!!

月見里

月見里

潜入捜査官としてヤクザの広瀬川組に潜り込んだ刑事・月見里。上司の新川と交わした実弟の捜索という成功報酬のため、月見里は過酷な任務に身を投じていく。弟分のポンに支えられながら、ついに薬物取引の計画を突きとめる月見里だったが‥‥。果たして無事、弟と再会することはできるのか。(第79回 ちばてつや賞 ヤング部門/ヤングマガジン2019年1号)

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