作者さんが学生お笑いをされていた方なので細かいところにリアリティがあります。特に作中の漫才のネタが面白いのが高ポイント!!

お笑いコンビの「高峰渋谷」は養成所で出会ってから6年、お笑いファンの間では知る人ぞ知る存在になっていましたが、渋谷の家庭の事情により解散してしまいます。一般企業に就職してお笑い芸人だったことを隠しながら生活していた渋谷でしたが、映像作家兼イベンターになった元相方の高峰から「社会人向けのお笑いイベントを主催するから参加しよう」と声をかけられたことがきっかけでコンビは復活。平日は会社員、週末は芸人の二足のワラジを履くことになります。

テレビで毎日お笑い番組を観てるし好きな芸人さんもいるけどライブに行ったことないライトなお笑い好きの自分にとっては知らない世界なので勉強になります。きっかけがあればすごくバズりそうだと思っているイチオシの漫画です。

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モリのアサガオ

死刑を執行する刑務官

モリのアサガオ
かしこ
かしこ

死刑という重いテーマと真正面から向き合った作品です。父親のコネで刑務官になり死刑囚と接することになった実直な性格の主人公・及川。凶悪殺人犯のことが怖いと感じるのは彼らのことを理解しようとしないからだ…という考えに至ってからは、積極的に彼らと関わり更生の道を一緒に模索するようになります。しかし心を入れ替えて自らの罪と向き合ってもすでに決まっている死刑からは逃れることは出来ません。いくら凶悪殺人犯とはいえ国が人を殺してしまう、命を持って罪を償うという死刑制度は本当に正しいのか、主人公は疑問に思うようになります。 登場する死刑囚たちの中でも渡瀬という男と主人公の物語を主軸に描かれていますが、個人的には食堂を経営していた家族を惨殺してしまった星山がメインの回が一番心に残りました。主人公が人形を手作りして家族というものを思い起こさせて自分の罪を認識させることに成功する訳ですが、改心してすぐに死刑が執行される展開にはなんとも言えなくなりました。そういう流れを組みながら親友と言えるまで深い仲になった渡瀬からの「死にたくない」という望みを主人公が却下したのには驚きです。最終的には疑問を持っていた死刑制度についても、死と向き合うことが自らの罪を反省するきっかけに繋がるんじゃないかという考えになっていました。 しかしモリのアサガオ2で、渡瀬の死に携わってから主人公が精神を病んだことが描かれていて、やはりこの問題は深い森の中にあるのだなと思いました。

しゅうまつげいにん
週末芸人 1巻
週末芸人 2巻
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