ほぼコマ割りなしで全てがモノローグで構成されているような作品です。この作品を最初に出版した編書房さんが今はもうないらしくて、検索して見つけた編集雑記によると『本書の編集でいちばん戸惑ったのはネームでした。著者にとっては、「文字も絵である」という思いを私がなかなか理解できなかったのです』とのこと。すごい境地だ…!それを漫画として成功させるのはかなり困難だったはず。それでもこの作品はコミックスとして発売されているし、読んでいて漫画ではないと思うことはなかったです。言葉に感情を込めることが出来る紡木たく先生だから可能にしたのかも。12年の休筆期間を感じさせない瑞々しい作品でした。

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ダイヤモンドの功罪

最新話で綾瀬川が覚醒したぞ!!

ダイヤモンドの功罪
かしこ
かしこ

最新話でついに!綾が覚醒をしましたね!エヴァで言うところの覚醒と同じ意味なので心配ではありますが、これから益々タイトル通りの「功罪」っぷりを発揮してくれることでしょう。 ということで単行本を読み返してみました。運動神経だけではなく、身体能力、そして頭脳と、スポーツをする為の全てに恵まれた小学5年生の綾瀬川。U12の日本代表でもエースに選ばれ、他の代表選手からも「俺の世代にはずっとコイツがいるんだ…」と恐れられる程の逸材っぷり。しかし綾瀬川の本心は只々みんなと楽しく野球がしたいだけ。そう、綾本人も自分の才能に傷ついているのです。でも誰もそれを知らない。いてもイガくらいかな? 私は野球に関して全くの無知なんですがそれでもハマるのは、これが「才能」の話だから。やはり圧倒的な才能は人を翻弄するんですよ!!恐ろしやです。 日本代表の並木監督があのまま綾の面倒を見てくれたらよかったけど、このまま足立フェニックスで限界まで投げ続けたらプロになる前に選手生命が絶たれそうで心配ですね。ストーリーの冒頭で何回か高校球児になった綾が出てくるけど「この試合で壊れてもいい…!」と言ってたのが気になる。それがどういう意味なのか。やけっぱちなんだろうか。今のところ理解者になりそうな人が大和しかいないけど、東京と大阪で距離もあるし、大和もプレイヤーになりたそうだし、どうなっちゃうんだろう…。 将来は大谷さんのようになってくれたらいいのにな〜と思うのも綾にとっては大きなお世話なんだよね。とにかくハッピーエンドであってくれ!!と願いながら読んでます。

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かなしみのまち

かなしみのまち

通信隊のある氷取のまちに引っ越してきた祐は、ひとつ年下の男の子・峰と出会います。2人は対照的な家庭環境に育ち、お互いにひかれあいながら小学校時代を過ごしますが……。紡木たく先生が、小学校から中学校へと成長する多感な時期の少年・少女のハートをクリアーに描いた純真ストーリー。

小さな祈り

小さな祈り

【大切な存在に会えなくなる「死」とは…】真(まこと)は母と兄・昭(あき)との3人家族。彼女が幼稚園児のとき可愛がっていたウサギが死に、みんなで泣きながらお祈りした。しかしその後、やんちゃ盛りの昭からおまえはうちの子じゃないと言われた真は…。ぶつかりながらも精一杯生きる兄妹物語。【同時収録】隆司永遠

ホットロード

ホットロード

“夜明けの蒼い道赤いテイルランプ去ってゆく細いうしろ姿もう一度あの頃のあの子たちに逢いたい逢いたい……”母親と2人で暮らす14歳の少女・和希。親の愛に恵まれず、行き場のない不満を抱える彼女は、ある日、刹那的に生きる暴走族の少年・ハルヤマと出会う。どこか似たもの同士の2人は、いつしか互いに惹かれあっていき…。

瞬きもせず カラー版

瞬きもせず カラー版

“ある日 気がついたら 恋をしとって それは 空を見ているのに似ていて うちには かかえきれんやった” ――かよ子の切ない胸のうちのときめきは、女の子なら誰しもが知っている、あの、言葉には言いつくせない想いなのです。 【同時収録】his love

やさしい手を、もってる

やさしい手を、もってる

中学生の晴美の彼氏は、18歳になる無職の慎ちゃん。彼と一緒に暴走族の集会に参加し、楽しい日々を過ごしていた。だが、そんな生活を晴美に送らせたくない慎ちゃんは、仕事に就き自信をつけたら戻ると伝え姿を消す。2人は再び出会えるの…!?表題作のほか、『あのひとの車で…』、『新しい友だち』、『横浜・14才・由子』を収録。

純―JUN―

純―JUN―

【純粋で真っ直ぐな少年の恋】漁師の息子である高橋厚保は、中学3年のクラス替えで、入学した時から気になっていた宮本純と同じクラスになる。一方、乱暴ながらも根は優しい厚保に、宮本も少しずつ惹かれていくのだった…。少しずつ距離を縮めていくかのように見えた2人であったが…?みずみずしい恋の行方を御覧ください!!

机をステージに

机をステージに

【引き裂かれる友情!?】天パでタレ目な高校1年生の佐藤真紀は、同じクラスの高屋恵と山本寛暁が組むバンド“マーガレット”と出会う。新歓ライヴをジャックするなど、破天荒な生き方をする彼らが、いつしか真紀の夢になっていた。ある日、真紀はマーガレットのメンバーにならないかと誘われるのだが!?少年、少女たちの青春の物語。

みんなで卒業をうたおう

みんなで卒業をうたおう

【一途な恋の甘く切ない旋律】「あの目は…だれかを愛してる目……」卒業まで1ヶ月を切った3年生達。中でも一際目立つ、みんなの憧れ石川なっちゃんに思いを寄せる1人の少女。しかし、なっちゃんの目に映るのは…。紡木たくが綴る、センシティブ・青春ストーリー。表題作の他、『これからもずっと…』『うまくいえない』を収録。

あの夏が海にいる

あの夏が海にいる

【忘れられない夏の日の思い出】海で出会った湘子と和実は、趣味が同じですぐに意気投合!!約束をしなくても自然と海に集まり、姉弟のように遊んでいた。やがて夏休みも終わり、湘子は和実から別れを告げられてしまう。だが、和実のことを忘れられない湘子は、2人の出会った海へと行くのだが…。表題作の続編『「湘子」』を含む、全5作品を収録。

瞬きもせず

瞬きもせず

“ある日気がついたら恋をしとってそれは空を見ているのに似ていてうちにはかかえきれんやった”――かよ子の切ない胸のうちのときめきは、女の子なら誰しもが知っている、あの、言葉には言いつくせない想いなのです。【同時収録】hislove

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