台湾コミック応援
台湾のマンガ家さんだけど日本っぽさ全開の絵柄で上手。 話の内容も最終的にこうなるといいし、そうなるんだろうなーと思って安心しながら読める。 レベルの高い描画力と雰囲気のある頁。 でもソレしか無いなぁと辛口評価をせざるを得なかった。 日本の漫画好きとして斜に構えてしまってる前提だけど、 展開やコマの結びつきの不自然さが目立つし、台詞回しの不自然さ(これはもしかしたら翻訳?の問題かもしれないけど)物語の流れの作り方に対する納得度など、ツッコミを入れながら見てしまうところが多かったし、致命的なのは物語に意外性がなすぎるところかな(狼作家の見た目で意外性持たせたり、キャラクターの強さに完全に負けている) 読んでいて改めて日本の漫画編集者のナレッジ的なものが如何に強くて重要かを感じた。本作も日本のマンガ編集がついてるんだとは思うけど、もっと磨けるんじゃないかって偉そうに思ってしまった。 ただ、これは大抵の海外のマンガ作品に同じように感じるので(コマとコマの間の空気などがなく、アメコミ的にフキダシに詰め込む+見せたい画角で描いた上に台詞を載せているだけでは?と)そもそもの造りたい形が違うのかもしれない。 結論として、私がやっぱり斜に構えてしまっているのだとは思う。
コミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。優しく切ない物語に、序盤早くも涙しました。
孤児の少女は、好きな絵本作家のサイン会をきっかけに、オオカミの被り物をした作家男性と交流を持つ。
瀕死の弟に寄り添う少女に、創作でようやく人と繋がる作家は少しずつ心開く。周囲のアシストで少しずつ殻のとれてゆく二人が切ない。
全体的に愛らしい作画の中に、作家の暗い画風、絵を描くのが好きな少女の素朴な画風と広がる想像力が取り合わされ、世界観が広がる感覚があります。どんな切なさも、きっと優しく解決されると信じて、先を待ちたいところです。
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01203000010000_68/
続きが気になりますー!
ヘレナはとても明るい女の子ですけど、弟の状態を鑑みるに心はいつもギリギリの状態なのかな、と考えると切なくなります
確かに子供には酷な状況で、切なくなりますよね。大人たちが優しいので、あたたかな解決が来ると願いたいところです。これは結末まで読む!