主人公は普通の人には見えない「神様」が視える少年・環春。
彼はある日、自身のことを「八百万の神の一介の神」だという少女・カズラと出会います。
人ではない何かから追われる彼女を正義感から助けようとする環でしたが、その過程で彼は謎の穴に飲み込まれて神々の棲む土地"高天原"に迷い込んでしまいます。
この作品の肝となる部分は環が助けようとしたカズラが一体どういう神様なのかというところにあります
その正体自体は1話で明かされるのですが、その後の展開で少しずつカズラの出自と彼女が抱えている変えようのない宿命を環は知ることになります。
果たして高天原に迷い込んでしまった環は元の世界に戻ることができるのか、そしてカズラの運命はどこに向かっていくのか、続きが楽しみな神話ファンタジーです。
1巻まで読了
「ザ・シンデレラボーイズ」完結後すぐに新作が読めると思わなかったです!安彦晴さんの作品はいつも面白いですが、今回も期待を裏切らない面白さでした。
東京の大震災で亡くなったカップルが時を経て熊本の中学生として転生して再会する話で、記憶をそのまま引き継いでいるので彼氏だった方は前世の自分の彼女に対する不誠実さを後悔していて、生まれ変わった今の彼女に出会えたら絶対に幸せにしたいと思っているんです。
-----------以下、ネタバレあり-----------
SNSを駆使して2人は無事に再会しますが、なんと彼女は男として転生していました…!現世では男になってるって何となく展開的に読めちゃいそうなものですが、話の面白さに夢中すぎて全然気づかなかったです。普通に「えっっっ!男???!」と驚いてしまいました。彼がすごく好青年なところもいいです。
前世の回想シーンでの男同士の飲み会の会話はすごくリアルでしたね。ああいうノリに流されちゃう主人公の気持ちも分かりますが…。でもその分じゃがバターのエピソードにはめっちゃほっこりしました!後半もとっても楽しみです
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