幸せ、そして祈り
虐待問題や少子化の加速により、子どもを持つことが免許制になった世界。「子どもは親を選べない。ならば社会が親を選別すればいい」理にかなっていると思ったし、現実でも起こりえる話かもしれないと思った。 「理想の社会」「人として、家族としての幸せ」「人でなし」「正しい大人」……現実社会を生きる自分も色々考えさせられたし、なにより一度最後まで読んでから改めて読んでからヒカリの気持ちを考えると苦しくなった。ラストは驚いたけど、よかったと思いました。全部繋がっていた…最初から…。本当に、読めてよかった作品です。
幌山あきの新連載。扶養者であらずんば人にあらずな社会で、免許を不可になりたい男の理由とはなんなのか…。
扶養審査官の子供たちの存在がゴリゴリにSFで、この子達の寿命とか未来とか考えるとこれから明かされるのが恐ろしい気もする。