あらすじ子どもは、親が幸せになるための道具じゃない。子どもを持つ事が、「正しい」社会。人の親でなければ「人間ではない」世の中。そんな「理想」の世界で、ヒカリは一組の夫婦と夏を過ごす。子どもを求めるちさと、求めない大喜。「普通」ではない二人と時間を共にし、ヒカリに新しい感情が芽生えていく。「僕の幸せは、どこにあるの?」家族のスガタを再定義する、SFファミリーストーリー。●幌山あき ビームコミックス好評既刊●[マーブルビターチョコレート]●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM
虐待問題や少子化の加速により、子どもを持つことが免許制になった世界。「子どもは親を選べない。ならば社会が親を選別すればいい」理にかなっていると思ったし、現実でも起こりえる話かもしれないと思った。 「理想の社会」「人として、家族としての幸せ」「人でなし」「正しい大人」……現実社会を生きる自分も色々考えさせられたし、なにより一度最後まで読んでから改めて読んでからヒカリの気持ちを考えると苦しくなった。ラストは驚いたけど、よかったと思いました。全部繋がっていた…最初から…。本当に、読めてよかった作品です。